HK-1S
オークションで手に入れたHK-1S。ぼろぼろではあるがきれいに磨き上げることにした。
細かいところに汚れが付着しているので分解掃除をすることにした。アームはざらついた感触がある。
ひとつずつの部品にしてから磨きをかける。でも、メッキが浮いているところは拭いてもざらつき感は消えないので、マイナスドライバーの先で軽くこすりあげると感触はすべすべになった。
軸を固定する部分は片側に5つのベアリングボールが入っていた。ひとつずつ古いグリスを拭いて新しいグリスを注入する。しっかり固定すると、良い感触でたたけそう。
割れていたつまみはHK-808の予備に購入しておいたものを取り付けた。
完成直後にBVA齊藤さんに写真を送ったが、接点のズレを指摘されてしまった。写真ではずれたままだが、すぐに直して今は接点がちゃんと接触するように調整してある。
アームから底面へ電気的に接続させる薄い板がメンテナンス中に折れてしまったので、ターミナルとビニール線で接続ラインを取り付けた。
電鍵を机などに固定するためのねじ穴をカバーする部品がひとつ欠品だった。片方だけついているのもかっこ悪いのでのこりのひとつもとってしまった。重量のある台座は、ねじ止めしなくてもよさそうなので、後日化粧ねじを探して粗隠しをしようと思う。
キーイングした感触はHK-808よりもしっくりくるような気がする。大事に使っていきたい。
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コメント
山田さん きれいになりましたね。
>キーイングした感触はHK-808よりもしっくりくるような気がする。
長年、使い込んでいると思われるので、こういう感じになるのではないでしょうか。
この電鍵の接点は太いですが、昔のカソードキーイングに耐えられる設計だと聞いています。
>大事に使っていきたい。
本当にこう思います。大事に使って下さい。
良い電鍵です。」齊藤
投稿: JA1BVA 齊藤 | 2007年6月10日 (日) 15時42分
齊藤さん
さっそくコメントありがとうございます。
指摘いただいた接点のズレはすぐに直しました hi
なるほど、接点が大きいのは、真空管時代に必要なことだったのですね。接点の大きさが必要な意味があったということは納得できます。
掃除の際にびっくりしたのは、大理石と黒い台座の間が誇りだらけだったことですね。けっこう隙間から汚れが入るんだなぁ・・・と。
ベアリングの作りも参考になりました。
投稿: 7K1CPT | 2007年6月10日 (日) 15時55分