今シーズンの8J1Pの個人運用としては、初となる運用を戸田市で行った。HF-CWを中心に短い交信で交信局数を重ねる運用となった。衛星のチャレンジも考えていたのだが、どうも気が散ってしまいそうなところもあり(BESTな衛星到来時間は一般的な人が出勤前となりどちらを優先すべきか考えがまとまらなかった)、結局HF用のダイポール一本で運用を行うことにした。
自宅をでる寸前に、国内コンディションが開ける可能性が一番高い7MHzでの運用周波数をQRP-MLに流しておいた。(あちこちに流すとそれだけ出発時間が遅くなるのでひとつだけで失礼した)。 1st everはJH1ARY/QRP 出勤前に待っていてくれたようですありがとうございました。朝の時間帯はQSBを伴い長い交信をすると見失ってしまう可能性も感じる場面もあった。1エリアの信号は思ったよりも弱く、西方面が強く感じた。運用開始から47分で7エリア、49分で8エリアをログイン、65分で0エリアをログインしたところで、AJD完成。北方面がなかなかできなかったのはダイポールの指向性が原因しているかもしれない。比較的交信できそうな0エリアが最後になったのは朝方のコンディションによるものと感じた(RST-559の交信だった)
7MHzが一段落したところで10MHzにQSY。近距離スキップは多少予想していたが、やはり6や8エリアが強い。ただ、あまり呼ばれずCQ空振りも続いたので11局でいったん終了。携帯でEスポの情報を見ると、沖縄が良く、九州も多少可能性がありそう。バンドを飛ばして21MHzに出てみた。CQ空振りのなかでやっとコールしていただいたのが予想に反して8エリア。その後はまたCQ空振りが続いてしまったので、バンドの様子はどうだろうか?とSSBを聞いてみる。4,5,6,8エリアからの信号はS-9オーバーの強力なものが多かったが、のんびりラグチューモードの局ばかりで、こちらから呼び出しをするタイミングが無い状態だったため、空き周波数でCQを出してみることにした。信号が弱いせいか?それとも周波数をサーチしている局がいなかったのか?みごとにCQ空振りが続いた。交信し続けていれば声を出すのも苦にはならないのだが空振りCQはつらいものがある。21MHzの運用をあきらめて18MHzにQSYした。
18MHzはグランドウェーブで届きそうな1エリアを除いては国内遠距離の局が目立った。この時間帯にログインできた唯一の3エリア局JA3AAはリポート交換がやっとという状態であったが、5分後に(CQ空振りのタイミングにあわせて)再度呼ばれ、ピックアップするとQSBで急に信号が上がったぞ!とRSTを送りなおしてきた。HFのコンディション変化の大きさを感じる場面であった。
Eスポ情報ではコンディションの上昇が国分寺の計測地点で上昇しているようで、再度21MHzに移動。だが、ログインは4局のみ。 14MHzに移ると最初に聞こえたのが3エリアの強力な信号、期待をしたが後がつづかなかった。4局をログイン。バンドをサーチしていると台湾の局がCQを出していた。DXも一局ぐらいは・・・と呼んでみると、和文をリクエストされてしまった。DXから和文を求められると日本人としては精進しなければという気持ちになってしまう。反省。つたない和文で交信いただき、今度は記念局ではなく自分の局で交信しましょうとファイナルを送った。
お昼休みの時間帯を前に7MHzに戻ってきた。7005で信号の存在が無いのを確認して「QRL?」を打つと、いきなり強力な信号で「de JA1BVA」と聞こえる。長い間待っていただいたのかもしれない。驚きのなか、無意識に自分のコールサインを打ってしまったようだ。記念局のコールサインに修正して、今までの成果などを連絡する。こちらも和文を交えたが先ほどの台湾局との交信で多少頭が和文を受け付けるようになっていたかもしれない。なんとなくコミュニケーションが取れていたと思われる。(どうも、和文は文字の欠落もなく完全にコピーできていないと不安になるところがある。自分だけだろうか?)
7MHzは近場が強力なコンディションに変化していた。いつもお世話になっているTCVが仕事の休憩時間にモービルから呼んでくれた。「他のバンドも・・・」とのリクエストもあったので、急遽10MHzにQSYすることにした。TCVの休憩時間は10分だけとのことで、待っててくれた4局をショートQSOでこなして、アンテナを10MHzにあわせなおす。指示した周波数でTCVをコールするが、信号は聞こえてこない。ちょっとQRNがある。3度ほど呼んだときに4エリアからコールがあった(と思った)TCVの休憩時間終了が迫っていることで、申し訳ないが「QRX」を打ったのだが、実は、4エリアではTCVの信号が聞こえていて、それを伝えるために呼んでくれたようだった。QRXなんて打ってしまい申しわけないことをした。わけを話して、クリアな周波数へ2KHzダウンしたいことをTCVあてにQSPをお願いし、快く受けていただいたが、残念ながらTCVはすでに仕事に戻られたようだった。埼玉南部と群馬南部で電波が届かないことを4エリアを介して連絡を取ろうとした交信はHFの醍醐味を感じさせてくれるような気がした。できることならこのQSPを完結させたいところだった。北尾さんには感謝しています。ありがとうございました。
その後、7MHzに戻ったりあちこちのバンドを回って少しずつログイン。予定時間に運用を終了し、運用責任者に無事終了の連絡をいれた(携帯電話で・・・)。ログインできた交信局数は137。確認できたQRP局からの交信(2way QRP)は21交信をログインできた。交信いただいたみなさん、ありがとうございました。一人の運用はマイペースでできる反面、欲を出しすぎてしまい、あちこちのバンドに動きすぎるかもしれません hi
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