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2007年6月30日 (土)

8J1P 北本市

6月30日は今年のQRP記念局の最終日でした。仕事の都合で不参加と伝えていましたが、仕事がキャンセルになったことで、顔を出すことにしました。と、言っても運用時間の終わり近くに到着したので、自分の交信はゼロでした。

実は、新井さんの衛星運用が予告されていたので、ぜひ拝見したかったという気持ちもありました。

Lrayagi_1 新井さんは435MHz-8eleと145MHz-3eleのクロス八木を使用しています。ダウンリンクの信号強度がどれくらいのものか気になっていたことと衛星の運用に慣れている人の手際の良さを拝見させていただき、参考になりました。

高橋さんは7MHz-SSBで180局も交信できたそうです。QRPの有用性をアピールするすばらしい運用だと感じました。

Syukusyou 運用が終了し、齊藤さんが帰宅した後、記念局運用の情報を聞いてもう一人K1を持ってやってきました。記念局運用は終了してしまいましたが、無線談義に花が咲き、3時間近くもラグチューを楽しみました。

その後、齊藤さんの自宅へお邪魔し、今までの運用の不足分QSLを受け取り、ハムフェア関連の打ち合わせをすこし。

北本市の運用場所に戻って、アンテナを設営し最終運用の太田市の信号を捕まえようと思っていたのですが、齊藤さん宅でのお話が長くなり、おまけに夕食までご馳走になってしまって、帰宅する時間になってしまい、8J1Pとの交信はできずに帰路に着きました。

8J1P、8J3P、8J4P、8J5P、8J6P、2007年 5局のQRP記念局の運用は全て終了しました。運用にかかわった皆さん、お会いして楽しい時間を過ごしていただいたみなさん、また、交信していただいた多くの皆さん、ありがとうございました。また、取りまとめにご尽力いただいたJA1BVA齊藤さん、ほんとうにご苦労様でした。 たくさんの思い出と新しい出会いができました。

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2007年6月28日 (木)

8J1P 朝霞市移動

このところ、運用の記事は8J1Pばかりです hi

S 個人運用の予定を一日いただいて朝霞市から運用を行いました。6mのコンディションが連日のように良かったこともあり、4ele HB9CVを設営しその下にHFダイポールアンテナを準備しました。

6mは、コンディションの上昇を感じるために少しだけ受信音が聞けるようにして、HFの運用を主体に進めました。平日ではありましたが7MHzはそこそこ良い感じがしました。18MHzと50MHzで多少ログインできましたがあまりアクティビティが高くないようで、お昼を前に再度7MHzの運用、戸田市のときとは比べ物にならないくらいコンディションが悪かったようです。SSBもワッチしてみると、空き周波数が目立つような状態。スキップする範囲が広いときにこんな状態に出くわすことがあります。不感地帯で使用していないか確認してCQを出してみると、関西以西とかなり近距離の局とは交信できますが全国的に開けている状態とは程遠い感じでした(2エリアも1局だけ交信)SSBの運用は14局で終了し、すこし昼寝タイム。

15時過ぎに携帯でEスポが出ていることを確認し、ビームを北に振って運用しましたが、残念ながら8エリア1局とローカル局をログインしたところで運用を中断。7MHzの国内コンディションが良くなっているようで、お昼とは雲泥の差、1分1局のペースで2時間ほど読んでいただけました。

日没も近くなり、ローバンドのエレメントを追加して3.5MHzにQRV。コンディションはよさそうな気配です。1.9MHzのリクエストに答えてQSYすると、こちらは、ノイズレベルがS-9振れるような状態。それよりもさらに強い信号は取りやすいのですが、なかなかコピーしにくい信号もあり、RST-339を送る場面も多々ありました。日が落ちきってからの3.5MHzは良い状態で軽快にログを進めました。21時を回って、再度1.9MHzにチャレンジ、ノイズのほうは収まらないようで、6局を追加して運用を終了しました。

トップバンドのノイズの状況は都心に近いこともあったかもしれません。もう少し遠くへ移動すれば状況は変わっていたかも・・・あとで伺ったら、強力な信号でコールしたが、何度呼んでもCQが出てくるばかりで気がついてもらえなかったと・・・。正直なところ、気配を感じることさえできなかった状態でした。

最終的には268交信を記録し、撤収に入りました。平日とは言いながら、たくさんの交信ができ、呼んでいただいたみなさんにはありがとうございました。

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2007年6月24日 (日)

8J1P かすみがうら市運用

Img_1141 毎年短時間参加のかすみがうら市移動、今年は休みがうまく合致してめいっぱい参加することができた。 場所は霞ヶ浦の横の小さな丘の上に立つエレクトロデザインアンテナファーム。DX交信を行うにはよだれの出そうなアンテナが4基のタワーに乗せられている。5月には8J1ITUの1KW固定局として活躍した場所。(何度も行っているので、写真を撮り忘れてしまった)

オーナーの木下さん、奥さんには毎回お世話になっています。無線のためだけに集まって、パンをかじりながら行う運用とは違って、毎回食事にも腕を振るっていただいて、楽しいミーティングが行われている。

Img_1132 バーベキューの時間は電波もストップして全員集合、楽しい話に花が咲いた。JE1ECF斎藤さん提供の小笠原運用のお土産争奪じゃんけん大会では、めずらしく勝ち進んでしまい、Tシャツを手に入れてしまった。また7K4UBL田中さん提供の特大ジザイブッシュが配られ、いただいてきました。コイル作りに活用させていただきます。ありがとうございます。

Img_1142 集合写真の後ろのロッジがシャックとなる。今回はK2が2台、FT-817が2台の体制で4バンド同時に運用を続ける時間も多かった。opがたくさんいたので、SSBとCWではかなり長い時間運用が行われていたと思う。深夜遅くまで運用を行う人と、朝早くからシャックで運用する人、寝袋をシャックに持ち込んで、運用時間を長くとるものまでいました。 hi

シャック内の写真を撮り忘れてしまった。失礼しました。

Img_1145 大きなアンテナの中には144/435MHzの衛星用アンテナもあったのだが、手回し運用のために、駐車場にいつもの設備を準備した。東半分が霞ヶ浦方面に開けているので、そちらを通過するスケジュールにあわせて電波を発射。こちらは記念局コールサインで5局をログイン。

全体の交信局数は1000を超えたようだ。

Img_1150霞ヶ浦を優雅に進むヨット。こんな景色も堪能できる。というか、船に乗っているのは、参加メンバーです。

1.9MHzはバーチカル、そして3.5~430MHzまで、全て八木アンテナが設営されているなかで目玉は50MHzの14eleスタック! 記念局の運用中にBYなどからもコールがあったそうです。 

記念局の運用を終えてシャックの片付けをしたあと、FT-817でワッチしていたらBYのCQが599オーバーで入感していました。 (一応免許申請では八木型も記入してあるので)アンテナをお借りして「7K1CPT/QRP」とコールすると539のリポートに加えて、出力を聞いてきました。5Wと答えると1Wに下げてみろ・・・と。1Wでレポートをもらうと、さらに500mWで送信しろと・・・、これでも不都合なくリポートが返ってくる。さらに100mWをリクエストされてしまったが、ATTを用意していたわけではなく、リグの最低出力なのでこれ以上下げられないと送信すると、「hi」と返ってきた。アンテナを紹介すると、「BIG ANT !」と返事が来た。6mのQRP-DX交信とは思えないQSOに感動してしまった。 ほどなく、食事を取っていたメンバーが集まってきて解散となる。再会を約束して帰路に着いた。

参加者のみなさん、木下さん、ほんとうにお世話になりました。楽しい時間をすごすことができました。

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2007年6月19日 (火)

8J1P 戸田市移動

 今シーズンの8J1Pの個人運用としては、初となる運用を戸田市で行った。HF-CWを中心に短い交信で交信局数を重ねる運用となった。衛星のチャレンジも考えていたのだが、どうも気が散ってしまいそうなところもあり(BESTな衛星到来時間は一般的な人が出勤前となりどちらを優先すべきか考えがまとまらなかった)、結局HF用のダイポール一本で運用を行うことにした。

 自宅をでる寸前に、国内コンディションが開ける可能性が一番高い7MHzでの運用周波数をQRP-MLに流しておいた。(あちこちに流すとそれだけ出発時間が遅くなるのでひとつだけで失礼した)。 1st everはJH1ARY/QRP 出勤前に待っていてくれたようですありがとうございました。朝の時間帯はQSBを伴い長い交信をすると見失ってしまう可能性も感じる場面もあった。1エリアの信号は思ったよりも弱く、西方面が強く感じた。運用開始から47分で7エリア、49分で8エリアをログイン、65分で0エリアをログインしたところで、AJD完成。北方面がなかなかできなかったのはダイポールの指向性が原因しているかもしれない。比較的交信できそうな0エリアが最後になったのは朝方のコンディションによるものと感じた(RST-559の交信だった)

 7MHzが一段落したところで10MHzにQSY。近距離スキップは多少予想していたが、やはり6や8エリアが強い。ただ、あまり呼ばれずCQ空振りも続いたので11局でいったん終了。携帯でEスポの情報を見ると、沖縄が良く、九州も多少可能性がありそう。バンドを飛ばして21MHzに出てみた。CQ空振りのなかでやっとコールしていただいたのが予想に反して8エリア。その後はまたCQ空振りが続いてしまったので、バンドの様子はどうだろうか?とSSBを聞いてみる。4,5,6,8エリアからの信号はS-9オーバーの強力なものが多かったが、のんびりラグチューモードの局ばかりで、こちらから呼び出しをするタイミングが無い状態だったため、空き周波数でCQを出してみることにした。信号が弱いせいか?それとも周波数をサーチしている局がいなかったのか?みごとにCQ空振りが続いた。交信し続けていれば声を出すのも苦にはならないのだが空振りCQはつらいものがある。21MHzの運用をあきらめて18MHzにQSYした。

 18MHzはグランドウェーブで届きそうな1エリアを除いては国内遠距離の局が目立った。この時間帯にログインできた唯一の3エリア局JA3AAはリポート交換がやっとという状態であったが、5分後に(CQ空振りのタイミングにあわせて)再度呼ばれ、ピックアップするとQSBで急に信号が上がったぞ!とRSTを送りなおしてきた。HFのコンディション変化の大きさを感じる場面であった。

 Eスポ情報ではコンディションの上昇が国分寺の計測地点で上昇しているようで、再度21MHzに移動。だが、ログインは4局のみ。 14MHzに移ると最初に聞こえたのが3エリアの強力な信号、期待をしたが後がつづかなかった。4局をログイン。バンドをサーチしていると台湾の局がCQを出していた。DXも一局ぐらいは・・・と呼んでみると、和文をリクエストされてしまった。DXから和文を求められると日本人としては精進しなければという気持ちになってしまう。反省。つたない和文で交信いただき、今度は記念局ではなく自分の局で交信しましょうとファイナルを送った。

 お昼休みの時間帯を前に7MHzに戻ってきた。7005で信号の存在が無いのを確認して「QRL?」を打つと、いきなり強力な信号で「de JA1BVA」と聞こえる。長い間待っていただいたのかもしれない。驚きのなか、無意識に自分のコールサインを打ってしまったようだ。記念局のコールサインに修正して、今までの成果などを連絡する。こちらも和文を交えたが先ほどの台湾局との交信で多少頭が和文を受け付けるようになっていたかもしれない。なんとなくコミュニケーションが取れていたと思われる。(どうも、和文は文字の欠落もなく完全にコピーできていないと不安になるところがある。自分だけだろうか?)

 7MHzは近場が強力なコンディションに変化していた。いつもお世話になっているTCVが仕事の休憩時間にモービルから呼んでくれた。「他のバンドも・・・」とのリクエストもあったので、急遽10MHzにQSYすることにした。TCVの休憩時間は10分だけとのことで、待っててくれた4局をショートQSOでこなして、アンテナを10MHzにあわせなおす。指示した周波数でTCVをコールするが、信号は聞こえてこない。ちょっとQRNがある。3度ほど呼んだときに4エリアからコールがあった(と思った)TCVの休憩時間終了が迫っていることで、申し訳ないが「QRX」を打ったのだが、実は、4エリアではTCVの信号が聞こえていて、それを伝えるために呼んでくれたようだった。QRXなんて打ってしまい申しわけないことをした。わけを話して、クリアな周波数へ2KHzダウンしたいことをTCVあてにQSPをお願いし、快く受けていただいたが、残念ながらTCVはすでに仕事に戻られたようだった。埼玉南部と群馬南部で電波が届かないことを4エリアを介して連絡を取ろうとした交信はHFの醍醐味を感じさせてくれるような気がした。できることならこのQSPを完結させたいところだった。北尾さんには感謝しています。ありがとうございました。

 その後、7MHzに戻ったりあちこちのバンドを回って少しずつログイン。予定時間に運用を終了し、運用責任者に無事終了の連絡をいれた(携帯電話で・・・)。ログインできた交信局数は137。確認できたQRP局からの交信(2way QRP)は21交信をログインできた。交信いただいたみなさん、ありがとうございました。一人の運用はマイペースでできる反面、欲を出しすぎてしまい、あちこちのバンドに動きすぎるかもしれません hi 

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2007年6月18日 (月)

599BK

 短い交信でJCCなどの珍しい場所から運用したりすると、たくさんの局から呼ばれパイルアップを楽しむこともできる。国内移動情報などの充実とともに移動する側も探して呼ぶ側もアクティビティが上昇してバンドがにぎやかになってきている。

 こういう運用自体はなにも文句を言うところもないし、バンドの活性化に対しても楽しむ局が増えることはうれしいことだと思う。 ただ、気になることもある。 呼ばれることは楽しいし、パイルアップをこなすことはスキルアップにもつながるわけだからどんどん運用を行っていただきたいと思うのだが、CQを出す局のなかには自分のコールサインをなかなか打たない、ほとんど打たない局も少なくない。電波法によれば電波を発射する際には電波の出所を明示しなければならないと記されている。コールサインの送出である。特例ではあるが交信の相手方が確立したところではコールサインの送出を省略できる(ただし、アマチュアの場合約10分に一回ほどのコールサインの送出は必須である)とある。 これは、交信相手が変わったときにはコールサインの省略を行うことは不可と読めるのは自分だけだろうか?

 パイルアップが大きくなると、自分のコールサインを打ち出す隙間もなく呼び出しがあることは認知しているし、呼ぶ側のあせったスタイルもあって流れに任せて運用を続けてしまうこともわからなくもない。でも、CQを出す側が明らかに自分のコールサインを打つつもりも無く呼んでくる信号を待っている状況にもよく出くわすことがある。パイルアップが大きいと10分どころか15分・20分・・・いくら待っても誰がCQを出しているのかはっきり明示してくれない。移動情報を見て呼んでくる局もいるようで、パイルアップがやみそうになってもコールサインを打たないCQ局へのパイルアップが膨らんでくることもあるようだ。相手がはっきりしない局への呼び出しを行った局は、確認のためだろうか「GM ***SAN ur 599 BK」というQSOも聞かれる。 周波数ダイヤルを回して信号を発見した局は、いつまでたってもCQを出している局が誰なのかわからない。わからない相手に電波を出すことは(基本的には)NGなのだから確認するすべが無いので、待ち続けるしかない。

 私的な考えとしては、運用の問題点はCQを出す側にあると思う。パイルアップを楽しむことは悪いことではないし、おおいに運用してもらいたいが、厳格に1交信ずつコールサインを送出しろとは言わないが、短い間隔で(移動地は打たないにしても)コールサインだけは打ち出してほしいと思う。20分もダイヤルをとめてワッチしていて、やっと確認できたと思ったら、2時間前に交信済みの相手だった時には脱力感は計り知れないと思う。

 パイルアップをコントロールすることは運用のスキルアップにもつながる。自分のコールサインを打ち出したうえでパイルアップをこなせるようになっていただきたいと思うし、自分もそうなりたいと思っている。

 自分がCQを出す際に考えていることは、「可能な限り自分のコールサインは毎回送出する。」 「呼んでくれる局が複数感じられるときは、移動場所を省略する」 「絶妙なタイミングで呼ばれ、コールサインを打ち出すことができなかったときは、****** de 7K1CPT/1 ur 599 BKと交信中にコールを挟み込むように努力する。」 「待っている局が苛つかない間に移動場所の情報も送出する」

 気持ちよく交信できることは、パイルアップをこなす側も呼ぶ側に対しても大切なことだと思う。自分が普段行かない場所に移動に行ったときも、すでに出ている運用局を呼んでコンディションと電波の飛び具合を確認したりするが、コールサインをなかなか打たないCQ局は待ちきれずに周波数ダイヤルを回してしまう。こんな場合は、おのずとCQを出している局とは交信できずに、自分がCQを出す側になる。 運用時間がとれずに近場に移動する際はCQを出すよりも呼ぶ側に回ることが多い。時間があればじっくり待つこともできるので、移動局の呼びまわりでログを進めることが中心になってくる。 移動でCQしか出さない局との交信は、結局私が朝霞市・戸田市・和光市・志木市からの運用のときばかり交信しているのではないかなぁと、帰宅してログを打ち込むときに感じることがある。相手のJCCカウントに役立たない交信ばかりで申し訳ない気もするが、逆に考えれば、自分が遠出したときにも呼びたくなるような運用を聞ければ、お互いにNEWを手にすることができるかもしれない。

 蛇足ではあるが、最後に「TU」と送りあうところまでは交信中と考えている。交信を中断させるような勢いでかぶせてくる局がいると、その信号を聞こうとせずに「TU de 7K1CPT/1 K」と打つと、ちゃんと交信の内容(段取り)を聞いている局は私が受信に移るタイミングで絶妙にコールを打ち込んでくる。こういう局は信号が強い上に、他の局が送信を終えたあとにはっきりとコールサインが聞こえてくるので、見事に一発でコールを返したくなるのである。これは、他局のタイミングとずらしているのではなく、私のタイミングに合わせてくれているので、抜け駆けという表現は当てはまらない。自分が呼ぶ側に回るときはこういったスキルを身につけたいと思う。

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2007年6月17日 (日)

戸田市運用

Toda2_1 オールアジア参加を主目的に土曜日の夕方から移動に出かけた。久し振りの夜営となる。夜間の運用となると注力したいのは3.5MHzであろう。最近の傾向ではハイバンドも日没後にEU方向が聞こえてくるかもしれない。アジア局が主役とは言いながらもJAのQRP局がCQを出して呼ばれるほどコンディションが良いわけではないので、必然的に呼びまわりが多くなる。呼びまわりではおのずとログの進み具合も期待通りにはいかなかった。

 コンディションがよければQRP局がCQを出す隙間も見つからないかもしれない。呼びに回っても順番待ちが長くなる。それでもコンディションは良いほうが良い!もともとオールアジア(CW)は夏枯れに突入する合図のような気がするので大きな期待は持ってはいないが、バンドがにぎやかになると、「まだまだ楽しめる!」と感じたりする。今年は・・・

 あまり、積極的に運用は行わなかったが、それでも、3.5MHzでDXCC-NEWをひとつ埋めることができた。いまさら・・・と思われるかもしれないが、「KH0」 hi

 早起きをしないとなかなか夜明けを見ることはすくない。4時ごろには東の空の色が変わっている。昨夜聞こえた3B7SPはパイルアップに参加する気力も起きないほどだったが、どこかに拾いものはないかな?と、各バンドをサーチすると、まだ6時前だというのに14MHzで8J6P/6のCQを発見した。沖縄県島尻郡移動、「ゲルマ島」と打ってきた。以前ゲルマトランジスタを使ったTXでゲルマ島から運用したELRとCZJを探してQSOしたことを思い出した。今回の2人旅はVCH-UGだそうである。いままで、空振りCQが多かったのか?SHINさんは水を得たサカナのように話しかけてくる。記念局なので他にも交信したい局が待っているかも知れないのに・・・15分?、20分ぐらい交信しただろうか?ファイナルを送った後に、コールする信号が聞こえた。空振りCQを繰り返すより、QSOを楽しんでいるほうが、お客さんは集まってくるかもしれないね。 細かい運用スケジュールを聞いたわけではなく、他のバンドでもお会いしましょうと打ったファイナルだったが、このあと結果的に18-24-28MHzで再会することになった。21MHzでは発見した直後にCLしたようで、ほんとうにぎりぎりで間に合わなかったようだ。

 HFの運用の隙間に衛星の運用も行おうと準備をしていた。もっとも衛星のほうは運用可能になる時間が決まっているので、衛星の隙間にHF運用というほうが正しいのかもしれない。

 9時の衛星到来を前に、7MHzでFISTSのNETに参加。コントロール局のYTQとHPMの合計3局の参加。参加局が多いようだったら、早めに離れてFM衛星の様子を聞いてみようと思ったが、サテライトにチャレンジすると話したら質問の嵐となってしまった。皆さんが思われるほどすごいシステムではないので恐縮してしまう。5W出力に手回し八木ですから・・・

 さて、実際の衛星運用であるが、どうも書き写したデータよりも早く動いているような気がする。朝霞市の時には3分ほど早いのではないか?と疑ったが、今回は10分ぐらい早いような気がする。ちょっと早めにスタンバイしていると、すでに信号が聞こえたりしていた。あわてて空いている周波数を探し、その周波数でダウンリンクが合いそうなアップリンク周波数で送信してみる。どうも自分の信号がうまく発見できない。やっと見つけた周波数でCQを出し4交信ログイン(TNX AEM-PKU-KXB-BSK)、もっとも、その後も呼んでいただいたようだが見失ってしまった。朝霞市の運用の時にはもっと受信しやすかったのだが、どうもうまくいかなかった。次の衛星でも早くから聞こえた。ダウンリンクを見つけられず、おろおろしているうちに時間はどんどん過ぎていく。こういうときは無理に交信をするよりもバンドをワッチするほうが良いかもしれない。5エリアの局のCQとそれに応答する局の信号も聞こえた。CQ局を呼べるようにならないと運用も幅を広げられないんだろうなぁ。 日中よりも夜のほうが電波が到達しやすいのだろうか?それともたまたま偏波面が会っていなかったのか?いろいろと実感するまでには、まだまだ経験をつまなければ理解できないことはあるだろうなぁ。 今年はあと1回か2回、記念局のコールサインで運用できるチャンスがありそうな気がするのだが、それまでにうまく運用できるように・・・なるためには時間が無さ過ぎる!かな。 聞こえたときに反応が鈍かったらごめんなさい。(先に謝っときます hi)

 午前中24MHzでの8J6Pとの交信中に50MHzでの運用の準備もあるような話が出た。コンディションはよさそうだと話したときに、ふと頭に思い浮かんだ。HFは3.5MHz~28MHzまで、衛星の準備で144/430MHzの電波を出すことができるが50MHzだけはアンテナを設営していなかった。アンテナチューナー「T1」が6mに対応していることを思い出し、28MHzのアンテナを調整してみた。思いがけずJA6のCQにコールして弱いながらもリポートが返ってきて交信成立。Eスポのチャンスと思い、もう1局呼んでみたが、リポートを送る前に弱くなってしまった。空き周波数でCQ、やっぱりチューナーであわせた電波では弱すぎるか?でも、余韻の残っている周波数で少しでもチャンスを生かしたい。 24MHzにQSYしてCQ。JA5、JA6からもコールをいただいた。QSYのリクエストもあり、28MHzと21MHzにも行ってみる。4エリアからもコールいただいた。 18MHzでは5-6-8エリアがログインでき、楽しめた。オールアジアのほうは未交信局を見つける機会が少なくなってきた。夕方にはもう少し聞こえてくる範囲が変わってくるだろうか?撤収のタイミングはいつにしようか?などと考えているときに、アンテナポールがほんの少しゆれた。切れたかな?と思って車の窓から外を見てみるとバランの根本から片側が切れて落ちてしまった。頻繁に上げ下ろしをしていると一番弱いところなので、何度か修理を行っているが、そろそろ来る頃かな?と思っていたところだった。いいきっかけとなり撤収に取り掛かることにした。運用に関する「積み残し」的なイメージはほとんど無かった。それよりも、帰宅した後の修理メンテナンスの段取りをどうしようか・・・。部品を買ってきた、衛星用ハンディ八木の作成に取り掛からなければ・・・

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2007年6月11日 (月)

朝霞市 SATチャレンジ

Asaka  前日の8J1P葛飾区で衛星の交信を見る(交信する)ことができたので、忘れないうちに・・・と思い、VO-52の夕方からのスケジュールにあわせて移動してみた。

 運用場所は、埼玉県朝霞市。いつもHFで運用している場所で、430MHz-8ele(UP)と145MHz-5ele(down)を組み立てる。折りたたみ机の上にFT-817(送信)とIC-706mk2をセット。八木は振り返れば手が届いて回せるように準備した。

 今日は一人の運用なのでビームの方向あわせとドップラーシフトを追いかけて受信周波数を合わせる作業。キーイングとログ書きを全てこなさなければいけない。最初からうまくできるわけはないのだが、思ったとおりあせりまくりだった。周波数合わせはいろいろあるようだが、送信固定で運用してみた。

 ドップラーシフトは、思った以上に大きく感じた。ほんの十分程度の運用可能時間のうちにこれほど周波数が変わっていくんだ・・・体験してみると実感できる。八木の方向あわせと受信周波数あわせをてこずって、2回ほどダウンリンクの周波数を見失ってしまった。

 ログインできた(と、思われる)局は、19:41の回でJA1TCF。21:13の回で、JM1LRA/1、JH4MGU、JH7PKU/0、JE1FQV、JJ3JHP、JA7KJR、JR6LDE、JM1WBB、JE1TNL、JA2JTN、JE2CPI/2、JH1RYE。

 お手数をおかけしますが、これからもよろしくお願いいたします。

 衛星の待ち時間の間に、HFの運用も行った(と、言ってもほとんど呼びまわり)。QRPクラブコンテストもあるので、1Wで交信を行ったが、18MHzでは前半3局は1W、後半5WattsにQRO(?)して3交信ほど交信できた。国内が良いコンディションだったが平日のせいかあまり混み入っている感じではなかった。8J4P/4も18MHzで強力な信号を聞かせてくれた。今年の8J*Pとの交信は3エリアを残すのみとなった。うまくタイミングが合うだろうか?

 21MHzでは3B7がパイルアップを起こしている以外は閑散としていた。呼ぶ局の塊はにぎやかだったが・・・。信号はピークでS-3程度まで振れたことがあったが、交信したい局もたくさんいるようで、順番が回ってこなかった。途中数回耳にした「QSO B4」、スプリットなのにオンフレで呼び始める局もいて、熱がさめる思いを感じた。

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2007年6月10日 (日)

8J1P葛飾区運用

8J1P葛飾区の運用で衛星通信にチャレンジするとのことで、見学もかねてお邪魔した。衛星通信の準備の間にKX1とVCHアンテナで運用も行った。

Katusika1 コンディションがよくないのか?それともアンテナがうまく働いていないのか?CQ空振りが続く中で2局のQRP局とQSOしていただいた。仙台市と松戸市、飛んでいるような、いないような・・・

Katusika2 衛星の準備もでき、黒田さんがAO-51でFM衛星にチャレンジ。数局をログインした。HFは運用を中断し見学 hi

アンテナは144MHz-5eleに430MHz-8ele(だったかな)リグはFT-817を2台、送受信に使用した。

VO-52の時間になって「CWのOPを・・・」と勧められてパドルを握ることに・・・。衛星経験の多いFKM上田さんにアップリンクとダウンリンクの周波数を合わせるノウハウなど、いろいろ教えていただいた。

ログインしたコールは、JH0PVF、JA2JTN、JH4MGU、JH3XCU/1、JE1FQV、7L3AEO、JJ1KXB、JJ3JHP、JE6QFP、JR3KQJでした。

なんでも、交信できたことの確認はQSLカードの前にWEBでチェックされるらしい。もっとも私のブログは衛星ファンのデータベースには無いかもしれないので、役に立たないかもしれませんが・・・一応書いておきます。 FM衛星のほうのログは私は持っていないので、ご了承ください。

各局にサポートいただき、思いがけずの初衛星運用ではありましたがありがとうございました。低軌道衛星はQRP-5Wでも交信できる可能性は高く、オペレーションの面白さ(忙しさ)も感じました。一人で運用できるよう、準備をしていきたいと思いました。

0959の衛星が通過した直後に雨がぱらついてきました。機材にシートをかけて退避するうちに雨はどんどん強くなり、雷をともなった土砂降りに・・・

Katusika3 くぼみは池に見えてしまうほどの土砂降り。地面のポツポツが見えるでしょうか?

11時台のVO-52の時間にも雨はやみそうに無く、撤収することになりました。8J1Pは黒田さんの担当なので、今日のうちは葛飾区から電波が出ると思います。私は所要で先に帰宅させていただきました。

参加のみなさん、交信いただいたみなさん、ありがとうございました。

8J1Pは6月末まで各地で運用が続きます。また、時間ができたら参加させていただきたいと思います。

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MOBILE KEY

走行中にキーイングをする際、軽く調整されているパドルで斜めに設置してあったりするとどうも思うようにキーイングできていないことが気になって試しにこんなものを作ってみた。

Mobile1 2つのプッシュスイッチがそれぞれ長点と短点の役割をする。ジャックは他のパドルを接続するときにコネクターの変換の役割をする。

Mobile2 リグは助手席のところにおいてあるので、サイドブレーキのところに取り付けてっみると運転席に座ったときにちょうど良い位置に設置することができた。

パドルのミズタッチも少なくなり、良いアイデアだと思ったのだが・・・プッシュスイッチの戻りが安定しないようで、18WPMぐらいまで遅くしないと、キーイングミスが発生してしまった。もっと早く打ちたい気持ちもあるが、早くするほど思ったとおりに符号が出てくれない。失敗作かな?ばねが強めのパドルにしたほうが良かったかもしれない・・・

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HK-1S

Img_01 オークションで手に入れたHK-1S。ぼろぼろではあるがきれいに磨き上げることにした。

Img_02 細かいところに汚れが付着しているので分解掃除をすることにした。アームはざらついた感触がある。

ひとつずつの部品にしてから磨きをかける。でも、メッキが浮いているところは拭いてもざらつき感は消えないので、マイナスドライバーの先で軽くこすりあげると感触はすべすべになった。

Img_03 軸を固定する部分は片側に5つのベアリングボールが入っていた。ひとつずつ古いグリスを拭いて新しいグリスを注入する。しっかり固定すると、良い感触でたたけそう。

割れていたつまみはHK-808の予備に購入しておいたものを取り付けた。

完成直後にBVA齊藤さんに写真を送ったが、接点のズレを指摘されてしまった。写真ではずれたままだが、すぐに直して今は接点がちゃんと接触するように調整してある。

Img_04 アームから底面へ電気的に接続させる薄い板がメンテナンス中に折れてしまったので、ターミナルとビニール線で接続ラインを取り付けた。

電鍵を机などに固定するためのねじ穴をカバーする部品がひとつ欠品だった。片方だけついているのもかっこ悪いのでのこりのひとつもとってしまった。重量のある台座は、ねじ止めしなくてもよさそうなので、後日化粧ねじを探して粗隠しをしようと思う。

キーイングした感触はHK-808よりもしっくりくるような気がする。大事に使っていきたい。

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2007年6月 3日 (日)

8J1P多野郡神流町移動

 8J1P多野郡神流町移動に参加することができた。土曜日は見晴らしの良い山頂からも運用が行われた。集合時間にはちょっと遅れてしまったことで、先発隊がすでに西御荷鉾山山頂から運用を開始していた。430MHz-FMで追っかけることを連絡し、KGV、ARYと一緒に登り始めた。久し振りの西御荷鉾山頂は天気も良く快適。V/UHFの3局運用が続いていた。先発隊はすでに汗も引いてしまったようで風が吹くと寒いと言っていたが、程よく温まった体には心地よい感じであった。

Mikabo1  山頂でお昼ご飯におにぎりをほおばって、下山時間近くなって一応運用に参加、50MHz-SSBで5局をログインした。ピコ6-1Wにヘンテナ。他のOPの時にCWのリクエストがあったとのことで、10分ほどCWでCQを出してみたが、こちらは空振りであった。自分が運用する前にたくさんの局と交信していたのであろうから、あまり欲を出さずにのんびり話をさせてもらった。

Mikabo4 みかぼ高原荘にチェックインしてアンテナの設営を行う(写真は翌朝の集合写真)50MHz-HB9CV、144/430MHz-AWX、HF-Dipole、3.5MHz-ZEPP、1.9MHz-Dipoleが設営され、準備ができたところから運用が開始された。空いている人は温泉を楽しむ hi。

全ての設営が終了したところでもうすぐ食事の時間となり、軽快に運用しているところを眺めながら小休止。食事と温泉の後に、OP参加した。144MHz-CWは高地の利点でログを伸ばそうとしたが、思ったほど聞いている局は少ない様子。CQ空振りの合間にA1クラブOAMに参加したり、ちょっと離れた周波数でCQを出したりしたが、2時間で15局のログインとなった。3.5MHzや1.9MHzもログを伸ばしている様子。ちょっと宴会モードのQRMが大きかった hi いつしか自分も宴会モードへ・・・HF各バンドはコンテストであろうか?QRMが出始め、オンフレでCQを出し始める局もいたようで、だんだんリグから離れてしまうようになった。(なんのコンテストだったのだろう?情報を見てきたつもりだったが気がつかなかった)

 翌朝は朝飯前の7MHz運用、たくさんの方に呼んでいただき、食事の時間になっても中断できない状況になってしまった。前のOPを引き継いで7003で運用したせいか、QRP局からもたくさんのコールをいただいた。先に食事をとったTCVが交代に来てくれたので、OPチェンジをしてもらい食堂に・・・ご飯がうまい!と思ったのは、もともとおいしいのもあるが、たくさん呼んでいただいたせいかもしれない。

 日曜も山頂に移動するグループを見送って、一泊OPのアンテナを撤収して連泊OPのアンテナに設営を変更し始める。昼食の後に、連泊組の活躍を期待して一足先にみかぼ高原荘を後にした。

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