QRPエコディを提案するJE2CDC http://qrp-net.jp/modules/bxBBS/ と福岡からJP6VCHが2年ぶりに八ヶ岳を自転車で走る。2年前にも合流したが雨にたたられた美しが原の移動が思い出される。予定を聞いて、今年もフル参加することは難しそうなスケジュールだったが1泊だけでも・・・と合流することにした。
前日というよりは朝まで仕事がかかってしまい、遅い出発となった。覚悟の上ではあったが中央高速道路は休日の定番の大渋滞となった。調布を超えて耐えきれなくなりモービルからCQを打ち出す。最近の7MHzの国内コンディションは落ち込む時間が早く、モービルホイップにQRPでは呼ばれる可能性は少ないかもしれない。しばらく電波を出していると今治市(移動)のJA5DIMからコールが聞こえた。符号が欠落するような弱い信号。なんどか聞きなおしてJA5DIM/5/QRPを確認できた。こちらからRST-339を送信し受信に移るとどうしても聞き取れない状態に落ち込んでしまった。何度か送信し受信に移るが浮き上がってくることがなくギブアップとなってしまった。おそらくはこちらの信号も普通の局では呼ぶことさえ躊躇してしまうような信号強度で飛んでいたのではないか?QRP同士で交信を重ねている局はノイズレベルぎりぎりの信号でも神経を集中させて聞き取ろうと努力してくれる人が多い。チャレンジ精神は大きな刺激を受ける。
その後も渋滞は続いた。JCCサービスでCQを出していても空振りが目立つ信号がぽつりぽつり聞こえる。コンディションは良くない様子。ためしにコールしてみるとなんとか取ってもらえる相手もいた。日野市で一局ログイン、山梨に入ってすこし渋滞が緩和してきた。大月市で一局ログイン。昼食をとろうと思ったがPAさえも混雑気味。結局、釈迦堂PAまで進んだ。軽食をとって車で一息入れている間にモービルからCQを出してみる。このPAは下りは笛吹市になる。4局の方と交信することができた。最初の目的地まであと一時間ぐらい。車を発車させた。
銀輪隊(先発隊)と落ち合う場所は北斗市の天女山というところ。山頂付近に駐車場がある。そこそこの標高もあり運用もできるのではないか?と思っていた。15時を過ぎて到着。結局東京を出て5時間以上かかってしまった。150km程度の走行では時間がかかりすぎである。近いようで遠い八ヶ岳。あたりを見渡してみるが二人の姿は見えなかった。山頂はどちらだろう?と歩き始めると天女山は駐車場から平行に移動した場所にあり登りではなかった。
ちょっと拍子抜けのような感じ。まあ山頂付近もアンテナを展開できそうな場所は確保できそうな気がした。
木立の隙間から見える山は権現岳・赤岳・横岳かな?一番近い権現岳まで6.8kmある。駐車場は登山の出発点として利用されているのだろう。
駐車場に戻って、二人と会うまで無線をしてみるか?という気持ちでVCHアンテナを車の後ろに展開した。コンディションはやはり良くない様子。とそこに二人が現れた。先についていて少し上の見晴らしの良いところまで登っていたそうだ。再会を祝ししばらく話をしていた。これからの予定を確認し、宿に入る時間を確認して、自転車組がほかの見学コースを回っている間に見晴らしの良い「天の河原」に行ってみることにした。
駐車場から10分ほどの登りで到着できる天の河原。ハイカーの方が3人ほど休憩をとっていた。なるほど見晴らしの良い場所。駐車場から天女山までしか行かなかったらもったいない感じがする。
少しの時間を過ごし、駐車場に戻った。せっかくなので電波を出してみる。すでに国内コンディションの時間は過ぎてしまった様子。DXペディションを呼ぶJA局の信号はよく聞こえるんだけど・・・結局この場所での交信はゼロでアンテナを畳んだ。
翌日に合流する予定のJK1TCVと携帯電話で話し、翌日の予定を確認して宿に向かった。
南牧村の民宿りんどうには二人が先着していた。天文台などを見学してきたそうだ。荷物をおろして温泉に向かうことになった。海尻温泉の灯明の湯はいい温泉だった。移動の疲れを吐き出してくれる感じ。これか渋滞の疲れではなく登山の疲れだったらもっと気持ちが良かったかもしれない。民宿に戻って食事をした後はさすがに眠さが襲ってきて早めに就寝となった。
翌日へ続く
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