A1 CLUB
CWを楽しむ方、これから始めたいと思う方向けのクラブです。ホームページも充実していますね。現在は1000人を超える参加者がいます。
ハムフェア出展、コンテスト開催、QSOパーティ、アワード発行、毎週のOAMなど楽しいイベントが盛りだくさんです。
Niftyのパソコン通信の中でクラブ発足のための参加者募集がありました。見てはいたのですが、どんな方向性の方が集まっているか分からなかったので、気にはなったもののその時は挙手しませんでした。その後、友人が会員番号20番台に連続して参加していたのを知り、ちょっと気持ちが動きました。参加の意思を決定的にしたのが「Let's A1 コンテスト」の規約発表でした(現在は規約が変わっています)。縦振りのコンテストとして定着してきていますが、私が一番好感を持ったのが電力乗数の採用でした。出力が弱い局は乗数が高く少ない交信でも得点が伸び、出力が大きい局は乗数が低くなるのでより多くの交信を行わなければ得点が伸び悩む。当たり前のことですが、コンディションによって戦略を変えなければ上位には登れない、力だけではだめなコンテストでした。
21MHzバンドでは九州・北海道の独壇場となる。関東で局数を伸ばすにはそこそこ強い電波で存在を知らせなければなかなか交信局数は伸びない。QRPにこだわりすぎると無駄な時間を費やすことになります。7MHzバンドはコンディションが良い時はQRPでも充分交信局数が伸びますが、コンディションが悪ければ呼びまわりばかりとなり得点が伸び悩みます。空き周波数を見つけてもすぐそばにハイパワー局が出始めると途端にQRMが多くなり、自分では居座ることができても、呼んでくれるはずの相手がこちらの信号を取りきれなくなるようですCQ空振りが続いてしまいます。3.5MHzは力のいるバンドで、QRPにこだわるかQROで行くかは忍耐力との相談という感じでした。HF部門とV/UHF部門は日付が変わっていて、マルチバンドでは2日間参加する必要がありました。V/UHFのほうはタイミングが悪く、なかなか参加するチャンスがありませんでした。
結果を見るとQRP志向の局と50W局の勝負はいいところだったような気がします。500W-QRO局は電力乗数が災いして得点が伸び悩みのような気がしました。ハイパワー志向の局にとっては面白くないコンテストだったかもしれません。QRP運用局に差別感を感じても仕方ないかもしれませんね。でも、自局の出力ボリュームに手をかけてあえてパワーダウンして運用してみようなんていうことは、多少なりとも優位性を感じさせなければ実行しないだろうと思います。もしハイパワー専門の局がQRPの運用を行って、意外なほど交信できる体験ができたら、少しでもQRPに興味を持ってもらえるかもしれないということも考えました。
正直なところ、7MHzなどでコンディションの良い時にバンド中にハイパワー局がずらりと並んでしまうと抑圧を受ける幅が広がって多くの局が呼びまわりしかできなくなります。仮に50W局だけになったら隙間が増えて、ランニングできる局の数は5割増ぐらいになるのではないかと想像します。
コンテストの方向性に好感を持ったことで、第1回の規約発表の時点でクラブに参加する意思は固まっておりましたが、せっかくだからコンテストに(がんばって)参加してそのきっかけで入会しようと考えました。会員番号はぎりぎり二桁の#95をもらいました。(まあ、早ければ良いということではありませんが・・・20番台から参加者激増という感じでした)
QRP志向でも必要であればQROできる。QRO志向でもコンディションが良い時はQRPでもやってみようという気持ちの幅を広く持っていきたいと思います。(QRPしかできないRIGを使うという方向性もありますが、相手に無理強いしないという考えでQRPp交信も興味深いです)
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