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2007年12月 8日 (土)

Top band 2way QRP DX

ARRL 10m DX コンテストが伸び悩み、早めにアンテナの張りなおしをした。今日の目的のひとつは小笠原に行っている齊藤さんとのローバンドQSOであった。

01_dipole 7MHzまでのギボシ端子接続ダイポールに80mバンドと160mバンドのエレメントを取り付け、伸縮ポールは最大の11mまで伸ばす。この状態でもトップバンドは大地の影響を受け中心周波数でもSWR-1.8ほどまでしか下がらない。1.9MHzから1.8MHzに移動するための追加エレメントは片側1.8mほどあり、同じトップバンドでありながら合っていないほうの周波数ではSWR-4.8まで悪化する。

設営が終わったところで、10MHzから3.5MHzまでを行ったり来たりしながら、聞こえる局を探して回る。国内移動局をコールしながら時間が過ぎていく。3.5MHzではアラスカ局もログインできた。19時近くなってパイルアップを発見し、ほどなくそのパイルアップを作っているのがJD1AHCだとわかった。充分に強力な信号を送り込んでくる。早速パイルアップに参加。呼んでいる皆さんには悪いが「/QRP」付きで呼ばせて頂いた。ほどなくピックアップされる。齊藤さんも待ちかねていたように、「20時に1.910で・・・」と打ってきた。いよいよTop band 2way QRP DX の可能性が見えてきた。アンテナをトップバンドに切り替えて待ちかまえるか?でも、しばらく時間があるのでこのまま3.5MHzを聞いていよう・・・だんだんコールする局が少なくなり、CQ空振りになった。

と、なんだか聞いたことのあるコールサインが聞こえる。「7K1CPT de JD1AHC・・・」私を呼んでいる。あわてて「R R de 7K1CPT・・・」と打ちだす。齊藤さんは呼ばれなくなったところで、今トップバンドに移ろうと提案してきた。即座にOKと答える。交信が終了したところで。アンテナを下げ、土手を走って1.9MHzのエレメントを接続する。1.910をワッチしてみるが、アマチュアの信号ではないQRMが大きい。受信しきれるだろうか?ちょっと不安になる。周波数を空けておきたい一心で何度か「VVV de 7K1CPT」と送信。K2の2VFOで1.8MHzも聞いてみたりした。1.910ではなにか気配を感じるものの符号にならない感じ。でもしばらく聞いていて、齊藤さんはこちらを呼んでくれているに違いないと確信を持った。このままでは交信できずに終わってしまうかもしれない。こちらの信号が齊藤さんに届いていることを祈って「JD1AHC de 7K1CPT HR VY QRM PSE QSY 1.812」と3度ほど打ち出した。VFOを切り替え1.812をワッチする。よわいながらもこちらを呼んでくれている齊藤さんの信号が聞こえてきた。「やった!」という気持ちとともに、エレメントを1.8用に切り替えていないことに不安がよぎる。でも、待たせていなくなってしまったら元も子もないので思い切って応答しRSTを送る。それを受けて齊藤さんからもRSTを送ってきた。やった!交信成立!DXバンドである1.8MHz帯あることに遠慮する気持ちもよぎったが、相手がDXということもあり、メッセージを何度か送りあい72で交信終了。終わったと同時にパイルアップがわき起こった。

この交信の間には、よくありがちなオンフレでチューニングをとったり送信確認でキャリアをだす局がまったくいなかった。皆さんしっかりワッチして交信が終わるのを待っていてくれたんだと思う。齊藤さんとトップバンドで交信できたことも大きな喜びだったが、交信終了をじっと待っていてくれた皆さんに感謝する気持ちもわきあがってきた。ありがとうございました。

なによりもトップバンドでの交信を気にかけていてくれた齊藤さんにもありがとうを伝えたい。交信の一つ一つに交信に至るまでのプロセスがあり、それを実現できたことで喜びも大きなものとなった。WW-CWでは齊藤さんに会えなかった。12月1日にやっと会えた10MHz。それから日没の時間にQRVできなかった1週間が長く感じた。最後の土曜日に発見し、3.5MHz→1.9MHz→1.8MHzと周波数を変えて交信にたどりついたTop band QSOは私にとって大きな価値のある交信となりました。

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コメント

山田さん
トップバンドでのQSOおめでとう!読んでいて
こちらもわくわくしてきました。
私は今週末が最後のチャンスだったので、暇さえ
あればリグの前でした。7/3.5と2バンド
QSO頂きました。

投稿: 7K4UBLたなか | 2007年12月10日 (月) 06時05分

臨場感あふれるすばらしいお話です。
トップバンドは私にとっても未知な領域ですので、今後いろいろとお教えを請いたいと思います。おめでとうございます!

投稿: JJ8KGZ | 2007年12月10日 (月) 08時37分

田中さん おはようございます。

齊藤さんのアクティビティの高さとトップバンドのチャレンジがあってこその交信で感動しました。

田中さんの2バンド交信にもQSOに至るまでのストーリーがあったと思います。そして交信する相手があってこそのアマチュア無線、やめられませんね hi

2バンド交信おめでとうございます。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月10日 (月) 08時56分

LEOさん おはようございます。

599BKの交信にも喜びはありますが、LEOさんが実践する「CWを使った会話が通用する相手」だったことが交信成功のカギだったと思います。
10MHzで交信した時は、こちらの追っかけ予定は確定できなかったのですが、「毎晩出るよ」と言ってくれました。3.5MHzで1.9の周波数を決めた時もその周波数で(こちらが)交信不可能なQRMのあるなか私の送信した内容をコピーしてくれて1.8MHzで信号が聞こえた時には身震いする思いでした。

トップバンドは、アンテナの制約などでQRVを諦める方が多いですね。国内は安定していてもノイズレベルが高かったり、DXはコンディションが開ける時間が極端に短かったりしますのでショートQSOが主体となる場合が多いようです。北海道ではスノーノイズも大きな壁となるようですね。

お身体の点検を済ませて元気な信号を聞くことを楽しみにしています。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月10日 (月) 09時10分

congです。
移動したかいがありましたね。
1.8/1.9でのDXは小笠原だけですので、
他のDXともQSOしたいですね。

投稿: JK1TCV | 2007年12月10日 (月) 09時44分

栗原さん こんにちは

JD1AHCと一番交信しているのは栗原さんかもしれませんね。
栗原さんからいただいた情報も参考になり、大きな刺激にもなりました。ありがとうございます。

私も1.8のDXはごく少数です。東南アジアの局も多く出てくれると刺激になりますが、場所によってはQRM・QRNが大きいところもあるようです。信号は599で来ているのに、こちらの信号にまったく気づかない場合もあるようです。単にQRPの信号が弱すぎというだけではないような気がします。

齊藤さんと交信した後にバンドをサーチしてみましたが、1.812が一番ノイズが少ない周波数でした。運もよかったのかもしれませんね。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月10日 (月) 11時00分

わ~すごい!
おめでとうございます。

160mはアパマンハム時代、LW+ATUという形でQRVしていました。
DXはUA9だけでした。
あのQSBはおもしろいですよね。
2Way QRPというところが素晴らしいです。

投稿: JK7UST | 2007年12月10日 (月) 19時12分

7K1CPT 山田さん
こんばんは。

まずは、トップバンドの交信おめでとうございます。

山田さんの、気持ちが十分に伝わってちょっと感動しています。
やっぱり、この感動があるからQRPから足が抜けなくなっているかも知れない。
いつでも、QSOが出来る条件ではないのでちょっとしたお互いのタイミングと思っています。

山田さん、あらためておめでとうございます。
こんなロマンを追いかけている、山田さんを尊敬しています。

投稿: JG1UKW/QRP | 2007年12月10日 (月) 22時15分

大杉さん こんばんは

コメントありがとうございます。
なかなか相手にとってもらえないトップバンドDXは、結果が得られると感動ものではありますね。強力なコンディションのときに他のDX局相手にも頑張ってみたいと思います。UA9もまだ未交信です。3.5MHzはよく聞こえるのに1.8MHzではなかなか難しい。
QRP人口の少ないトップバンドでは2way QRPはなかなかできないかもしれませんが、夜に運用できるときはワッチしてみようと思います。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月11日 (火) 00時59分

宮嶋さん こんばんは

難しいところにチャレンジするのはやはり面白いと思います。50Wや100Wでは楽々交信できるところも、QRPでのチャレンジは大きな喜びにつながるところでもありますね。

トップバンドに限らず、いろいろとチャレンジして、永く続けたいですね。宮嶋さんのチャレンジも足が抜けないほど感動を受けているんだと思いますよ hi
楽しみましょう。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月11日 (火) 01時04分

7K1CPT 山田さん
こんばんは。

いゃ~、山田さんはすばらしい人ですね。
本当に、難しいQSOのチャレンジには尊敬しますよ。
簡単な表現をしていまいすが、このチャンスはそんなに簡単に実現することは出来ないと思います。
すばらしい交信だと思います。

投稿: JG1UKW/QRP | 2007年12月12日 (水) 20時16分

山田さん 皆さん  JA1BVA / JD1AHC齊藤です。
皆さんの応援で無事、帰還しました。
関東の寒さに震えていますが、元気です。

山田さんのトップバンドの交信報告は、自分が当事者であることを忘れて感激しました。

山田さんとの3.5での交信が8日19時丁度。この時、1時間後の20時をトップバンドのSKDとしました。パイルだったので、直ぐにはQSYができませんでした。そしてJK1TCV栗原さんや多くの局と交信していましたが19時15分ころだったか、パイルが少なくなり、「山田さんが寒い中、待っている」と思い、山田さんをコールして1.9へのQSYを連絡しました。
山田さんの1.9は579でばっちり受信できていましたが、何度呼んでもVVVでした。そして山田さんから1812を指定してきた時は「ヤッタ」と思いました。ノイズもなくクリアな1812の選定は素晴らしいDX感覚だと思います。
山田さんとの交信の後は、うなりを上げるようなQRO局のオンパレードでした。
サインカーブではなく、矩形波の局もあったようです。HI。
今回は前回、全く交信できなかったトップバンドの汚名挽回のため、ラジアルに力を入れ、合計10本、合計して約130mのラジアルを展開しました。
エレメントは41.6mのロングワイヤで、平均6m高でした。
また、追い追い詳細を報告させていただきます。
ありがとうございました。」齊藤

投稿: JA1BVA 齊藤 | 2007年12月14日 (金) 19時54分

齊藤さん お疲れ様でした。

たいへん思い出に残るQSOをありがとうございました。

1910でのこちらの信号はそんなに強く届いていたのですね。正直なところ、符号のかけらさえも聞こえないようなノイズが高い状態でした。絶対にこの周波数にいてくれる。そして聞こえていてほしいという願いで、「QSY 1812」を打ち、齊藤さんの信号が聞こえた時には本当に感激しました。

1910でのRST-579と1812で送ってもらったRSTの違いが、1.9に同調しているアンテナで1.8の送信を行った時に計測された「SWR 4.80」の電波の弱さなのかもしれませんね。

貴重な「Top band 1st JD1」しかも2xQRP。
ありがとうございました。

投稿: 7K1CPT | 2007年12月14日 (金) 23時52分

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