周波数カウンター
もう10年以上前に購入した周波数カウンター。去年の暮れあたりから電源が入らなくなり頭を抱えていた。捨てる前に原因を探してみようとふたを開けてみた。不具合はカウンター表示部が薄くなり消えてしまうような感じだったので、電源周りをチェックしてみると、基盤に9Vが供給されていない様子。電池を確認してもおかしくなかったので、電源のビニール線を疑ってみるとどうもこのあたりがおかしい様子。ビニール線を交換してみたが不具合は解消されなかった。
電池を入れて電圧を測ってみると、どうも電池ケースからすでにDC-9Vが確認できない。思い切って電池ケースを変えてみると、周波数の表示部がよみがえってきた。やった!捨てなくてよかった。原因がわかってしまえば簡単なことなのだが、ずいぶん長い時間がかかってしまったような気がする。基板上のトラブルでなくてよかった。ICなどの不具合だったら、ほとんど原因にたどり着くことはできなかっただろう。
なにはともあれ、これで発振周波数を確認できる・・・
追加 思いのほか、コメントが付きました。みなさんありがとうございます。電池ボックスのトラブルは多くの人が経験あるのですね。
上の写真は外側のハンダ、ハトメにしみこむぐらい熱するとほとんどケースが溶けてしまいます。内側からみるとハンダが盛り上がっているようにみえます。ここに電池の接点がつき導通するようにしました。
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コメント
山田さん、直って良かったですね。
どんどん活用して下さい。
修理の最初は先ず電源電圧の確認ですね。電源回路
周辺の電解コンデンサーが怪しい時が多いです。
捨てるときは一報下さいねhi
投稿: UBLたなか | 2008年1月22日 (火) 05時15分
田中さん おはようございます。
原因がわかってしまうと、なぜもっとはやく気がつかなかったんだろうと思ってしまいますが、わかってしまえばそれ以上あちこちをチェックしませんから、それが最後にたどり着くことになるんですね hi
10年以上も使っているカウンターですから、電解コンデンサーも容量抜けが心配な時期かもしれませんね。また、不具合が発生したら、その辺も要チェックですね。
投稿: 7K1CPT | 2008年1月22日 (火) 07時37分
山田さん
良かった、良かった。
トラブル対策、参考にします。HI。
投稿: JA1BVA 齊藤 | 2008年1月22日 (火) 11時44分
齊藤さん こんばんは
参考になるような内容は書いていませんでしたね。
実は、オリジナルの電池ケースは数年前に電池の液漏れをさせてしまったことがありました。
その時はきれいに拭いて、電池も入れ替え、それから何年も普通に使えるようになっていて、今回の周波数表示されない理由になかなかたどりつかなかったのです。
もちろん疑いはしましたけど、テスターで配線を当たると普通に導通がある。電池も新品。でも、ゼロボルトではない。そんなところで、レギュレーターICの足から既定のDCが検出されず、さかのぼって電池ボックスまで戻ってしまいました。
結局、電池を抜くと導通があるのに電池を入れると接点が浮いてしまうような状態だったようです。
そして、運の悪いことに付け替えた電池ケースも同じようにハトメの部分が電池を入れると浮いてしまう。原因が分からない時は投げ出しそうになりましたが、結局この部分だ!という確信が持てたときにハトメの部分をハンダを盛って(ちょっと電池ケースは溶けましたが・・・)修復ができたというわけでした。
投稿: 7K1CPT | 2008年1月22日 (火) 19時45分
山田さん
「やった!捨てなくてよかった。」この部分を
見習いたいと思いました。
そうですか、電池ケースですか、これは私も苦労しました。
移動運用のニッケル水素電池をプラケースに収納するため、
電池ケースを使ったのですが、
なかなか電圧が外に出ず、何個も交換しました。
結局、ハトメの接触不良でしたが、これが分るまで、
時間がかかりました。ラジペンで締め付けたり、
山田さんと同じように半田つけでケースを溶かしたり、
何とか解決しましたが、これって製品の不良ですよね。
投稿: JA1BVA 齊藤 | 2008年1月22日 (火) 20時27分
7K1CPT 山田さん
こんばんは。
さすがぁ~、山田さんです。
ちゃんと、チェックして修理完了ですね。
私だったら、きっとバイバイになっているかも知れない。
やっぱり、良く確認することですね。
でも、直って良かったです。
投稿: JG1UKW/QRP | 2008年1月22日 (火) 21時11分
齊藤さん、私もK1の電源に電池を使おうとして、同じような目に遭いました。半田付けして電池ケースがひしゃげてしまいました。
投稿: JK7UST | 2008年1月22日 (火) 21時13分
7K1CPT山田さん,JS1BVK山田です.
僕も昨年からようやく製作に入った位相計が,ようやく完成寸前になりました.配線が済んで誤配線の有無を確認し,電源投入.すると±50μAの電流計が25μAあたりを指し,徐々にゼロの方へ動いていくのです.ついにはゼロを通り越してマイナスの方へと動きます.結局2分18秒を要して-50μAを指してしまいました.本当は入力に何もない場合は,センターの0μAを指さなければいけないはずなんです.
この位相計は,1989年にハムジャーナル59号に掲載されました.筆者はJG1EEE/JA5FP,JARL QRP CLUBの創設時メンバーでもあった間さんです.2006年のハムフェアで間さんに直接お会いできた折に,この位相計の話をしたら,回路図と心臓部の乗算演算用ICを送っていただけました.
回路図のコピーを拝見すると,間さんが後日書き加えた箇所があります.その書込みを僕が誤解して配線したのが,誤動作の原因でした.ふとした思いつきで配線を修正したところ,見事に正常な動作になりました.
投稿: JS1BVK/3 山田 | 2008年1月24日 (木) 00時09分