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2008年2月26日 (火)

今日も・・・

 午後から時間ができたので、最後にVP6DX/7MHzのチャンスができたと移動に出かけてしまった。我ながらよくやるよ・・・と思う。

 運用場所では指向性がOC方面に撮れる場所に先客がいたので、南北方向に指向性が出る場所に7MHz&UPのダイポールを仮設営。今日は平日のせいかあまり信号が聞こえてこなかった。そんな中でもVP6DXの信号は入感していたが交信済みのバンドは呼ぶに呼べない。14MHz-SSBでは未交信だったもののちょっと信号が弱く交信には至らなかった。そんな中でもJD1BMPのRTTYが入感し小笠原のMODE NEWがとれた。

 14MHz-RTTYの信号は何局か聞こえ、にぎやかな感じがした。交信はできなかった(呼ぶタイミングをはずした)もののそこそこ強く入感してくる。弱い信号もあったが、FT-817で聞こえない信号もK2ではよく聞こえていた。はやくアダプターを完成させてK2でRTTYができるようにしなければ・・・。もっともよく聞こえてもこちらの信号が相手に届かなければ交信はできないのだが・・・

 東西に指向性がとれる場所が空いたので、いったんアンテナをおろし場所を移動する。17時半ごろに待ちに待ったVP6DXが7MHz-CWで聞こえる。だが弱い。ノイズが出ていてちょっと取りにくい。コールが返ってきてもとり間違うかもしれないぐらい。不安ながらも何度かコールしてみたが、CQを打ち出してしまう。UP指定の7027でもノイズが高く感じられ、取りにくいのかもしれない。VP6DXから打ち出されるコールサインはEUばかり・・・ASIA方向は聞いていないのかもしれない。しばらくして信号が聞こえなくなってしまった。

 まだ時間はある。そう思ってダイヤルを回し、他の入感状況を確認してみる。聞き覚えのあるコールサインが飛び込んできた。JA4MRL/MASAさんが交信を終えようとしていたところだった。そういえば、最近DXの追っかけばかりで599しか送っていなかったような・・・ちょっと話ができるかな?と思ってコールしてみるとかなり強力な信号で届いていたようでFBなレポートを頂いた。少し前にQSLカードを頂いて、バイクが写っていたので今度会ったらこれをネタに振ってみようと思っていた。「MOTO GUCCI」と打ってみたら返ってきたのが「MOTO GUZZI」となっていて、ちょっと恥ずかしかった hi けっこうマニアックなバイクだと思うし、こういうバイクに乗っていた方はいろいろと楽しい思い出があるんだろうなぁと思った。もう手放して新しいオーナーの所に行ってしまったらしい。今は、愛車(というか愛馬/鉄馬とも言うかな)はないのかなぁと思った。続きは今度お空でお会いしたときにお願いしたいなあと思う。(ひとつ前の書き込みにコメントを頂きましたが、こちらでお返事させていただきます。ありがとうございました。)

 VP6DXは3.5MHzや1.8MHzでも聞こえた。でも以前より弱い気がする。1.8MHzではJD1BLYも聞こえていた。しばらく聞いていたのだが、ノイズが高くこちらの信号が届くかなぁと不安に思ったが、5Wでコールしてみると一発でコールが返ってきたと同時にノイズがピタッとやみ、Sメーターが信号に合わせてS-9で振れている。この状態なら500mWでも撮ってもらえたかもしれない。あと1分待っていれば・・・。JD1BLYは3.5MHzでも強力な信号で入感していた。S-9の強力な信号。こちらは500mWに出力を合わせ、7K1CPT/QRPと打ってみると、/QRP付きでコールバックしていただいた。前回の運用から合計5バンドで更新していただいた。そろそろ終わりのようですね。ありがとうございました。

 7MHzはそこそこDXも聞こえてきた。交信には至らなかったが、アルゼンチンも聞こえていた。PJ4/はVP6DXを待つ7002のすぐ下に出てきて、おそらく一番最初にコールしたのだろうと思うが、残念ながら取ってもらえず、別の局が交信に成功するとどんどん呼ぶ局が増えてきて、もう出番はないなぁという感じになってしまった。

 先ほどのMASAさんとの交信で、4エリアは雨との話が出ていた。関東もそろそろ天気が下り坂になるだろうと打ち返していたが、21時ごろに本当に雨が降ってきてしまい、撤収を始めた。残念ながら結局VP6DX-7MHzは交信できずに終了となりそうだ。

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2008年2月21日 (木)

予想しなかった休日

 前日の夜に会社に戻ってみると、今日の仕事がドタキャンになっていて思いも寄らずお休みになってしまった。平日休みはDX QSOのチャンスとばかりに移動に出かけた。大きなDXペディションがあるとこういう行動が多くなってくる hi

 VP6DXの取りこぼしが埋まるといいなぁと思っていた。自宅にいる時にDXクラスタのUP状況から見て、未交信の21MHzと28MHzのチャンスは午前中だろう。10MHzと7MHzは夕方から夜にかけて。とりあえず早めに出て、朝霞市で設営を終了したのは8時半頃だった。まずはオープンする時間が少ないであろう28MHzでCW、SSBバンドとも丹念にワッチするがDXの信号は聞こえてこない。というか国内も聞こえないので、まったくオープンしていないような気がした。

 24MHzをちらっとワッチして21MHzに移る。CWでVP6DXを発見。交信出来てバンドをひとつ上乗せ。その後28MHzに戻り、すぐにCWでVP6DXを発見した。これで14MHzより上のバンドは全部こなせた。SSBでも発見したが、あまり強力な感じはせず交信に至らなかった。

 さあ、夕方まで何をしよう?一度撤収して帰宅しても良いのだが、せっかく来たことだし、他のDXも入感するかもしれない。頻繁にバンドを変えながら運用局を見つけるとコールし、ログを進めた。V63GM・TR・ZMなどミクロネシアからの運用が目立った。18MHzでRTTYの音を発見。急いでPCを立ち上げFT-817をセット。画面に映し出されたコールサインはE20、先日交信した相手のバンド違い。せっかくなのでコールしてみたが、気づいてくれない様子。「QRZ?」さえもなくコンディションはいまいちかな?と思った。なにげなくダイヤルを回すとそこから1KHzUPした所にVP6DXを見つけた。交信が成立して、なんと18MHzだけで3モード交信できてしまった。

 小笠原の境浦から運用しているJD1BLYも発見。境浦のシャックは8J1P/JD1やJD1AHCの運用が行われた場所。いつかは行ってみたいと思う。あまりにも信号が強力だったので、試しに出力を500mWに落してコール。交信できてしまった。

 お昼を過ぎてから14MHzでCQ。自動送信で10分ほどCQを出してみたがコールしてくれる相手もいないので、また呼びまわりを開始した。18MHzでS21XFを発見。バングラディッシュは前回のDXペディションでも交信することができず、オールバンドで未交信だった。眠気が襲ってきた頭が急にはっきりし始める。何度かコールしたが先を越される。やはりQRP向きのモードな様子。とうとう自分のコールサインが返ってきた。オールバンドのNEWとなるエンテティをGET。なんとラッキーなことか!。

 14時を過ぎて14MHz-CWでもVP6DXを発見。RTTYのみの交信だったのでこちらもチャレンジ。QSX-26に合わせてコールするとなんとかコールが返ってきた。これでCWは6バンド交信。未交信の10MHzを中心にワッチしてみるとV6やT32・JD1などを発見しログを進める。RTTYで発見したVP6DXは文字化けが多い弱さで信号をキャッチ。しばらくワッチしてみるがコールできる強さまであがらない。10MHzと7MHzのCWでもVP6DXを発見したが、EUに対するコンディションが良いみたいでピックアップされるコールサインを探して呼んでいる周波数を探してみるが、こちらにEUの信号が全く聞こえず、VP6DXがどこを聞いているのかまったくつかめない状況が続いた。

 日も落ちてきてしまった。未交信の7/10MHzでWKDできたら撤収しようと考えていたが、この時間までかかってしまったので、せっかくだから・・・と3.5MHzのエレメントを追加する。3.5MHzではV63TRが強力に入感している。この日4バンド目の交信となった3.5MHzで「たくさんのバンドでありがとう。すべての交信は5W/QRPでできたんだよ」と送信してみた。すると。「FB!」と返ってきた後に、1.8MHzにもQRVすると予告してくれた。こう言われてしまうと聞かないわけにはいかない。再度アンテナをおろして1.8MHzの追加エレメントを加えた。前日までのクラスターにはJD1BLYもUPされていたので、もしかしたら交信できるかもしれない・・・とちょっと期待していた。

 19時半を回って、思いがけず強力な信号のV63TRを発見した。K2のプリアンプを入れるとS-3ぐらいまで振れてくる。プリアンプを切ってもS-1~2の信号はトップバンドのDXからの信号とは思えないぐらい強力だった。2局ほど呼び負けるが、コールされていないタイミングでピックアップされた時はフルコールサインで返ってきた。思いがけずトップバンドDXのNEWを得ることができ、うれしい気持は頂点に達したような気分だった。その後、ワッチしていた信号はピークではS-5まで上がり、難しいトップバンドQRP DXでも、コンディション次第ではできるんだ!とあらためて思った。

 余韻がさめないうちに10MHzではVP6DXを発見することができた。QSXもコピーできて、交信することができた。これで7バンド!ここまでくると取りこぼしている7MHzがどうしてもほしくなる。7MHz-CWのVP6DXはチャイニーズドラゴンのノイズのうえからしっかりコピーできる強さで入感していたが、「UP!」だけでどこを聞いているのかわからず呼ぶに呼べない状況が続いている。CQを空振りしていることも増えてきたのに・・・。2回ほど突然信号がS-7ぐらいに上がってすぐ落ちてしまうことがあった。QSBというよりはアンテナを切り替えているように思えた。かの地でもチャイニーズドラゴンが強く、アジア方向が拾いにくい状況でEU方向ばかりを聞いていたのかもしれない。QRX-10と言い残して信号が聞こえなくなってしまった。

 最後に各バンドをまわって撤収することにした。3.5MHzでDL2JRM/BA1RBをWKDし、1.8MHzではW8JIがJAからパイルアップを受けていた。

Vp6dx1_2 栗原さんにHP画像の切り取り方を教えていただきました。オンラインログが更新されていたのでさっそくやってみました。

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2008年2月16日 (土)

VP6DXとARRL DX CW

 1週間に3回の移動はさすがにやりすぎか? ローバンドの交信を狙って15時頃移動にでかけた。私のダイポールで東西に向けて電波を飛ばすには朝霞市の移動場所にベストポジションがあり、今回もそこを狙って出掛けたが土曜日ということもあり(無線ではない)先客が車を止めていた。仕方がないのでちょっと方向がW向きにずれる場所にアンテナを設営しワッチを始める。

 10MHzでは届きそうにないと思える信号強度のVP6DXを発見。しばらく聞いていたが、周波数をメモして一旦7MHzにQSYする。こちらはARRLコンテストの常連局が聞こえてきているので、数局コールしログを進めた。(ほんの数局です)。JAからはパワーを送ることになっているので、こちらから599TT5を送信すると「聞き間違えたか?」と思われ再送を要求してくる局がいる。コールサインがストレスなくコピーされているときはQRPでも信号自体は充分な強さで相手に届いていることも多く、こんな時は「599TT5 QRP」と打ち返すとすぐに理解してくれる局が多く、「FB GL」などと打ってくれたりする。新しいサイクルが始まったとはいえ、まだコンディションは良い状況にはなっていない。QRPでDXにチャレンジしてもなかなか辛いものがあるが、Wのコンテスト常連局は設備も良いのであろう、強い信号と受信の良さで楽しませてくれる。

 7MHzでもVP6DXを見つけるが、ちょっと弱い感じ、土曜日の夕方は無線機の前に座っている人が多いのであろう順番は回ってくる気配を感じなかった。日没前にベストポイントが空いたのでアンテナをおろして移動し張り直した。ほんの30mほどしか車を動かしてはいないのだがダイポールアンテナの方向は30度ぐらいは変わる。真正面にはならないがVP6DXに向けて良い方向にアンテナを向けられる。夜に向けて3.5MHzと1.8MHzのアンテナも追加した。

 日も完全に落ちてしまい夜型の状況。10MHzでは信号は全く聞こえなくなってしまった。7MHzも(VP6DXに関しては)あまりよくない様子。バンドを3.5MHzに切り替え3502で強力なVP6DXを発見。QSX-27の周波数ではコールする局がたくさん聞こえてきた。それでもSメーターをしっかり振らせて聞こえてくるVP6DXの信号の強さは、絶対に届くと確信が持てる気持ちになりパイルアップに参加した。手際の良いパイルさばきで思いがけず短い時間でピックアップして貰えた。気を良くして3.5MHzで聞こえているARRLコンテスト参加局を土師から呼びまわり、数局ログインした。

 1.8MHzはどうだろうか?バンドは静かな感じだが、ゆっくりダイヤルを回し丹念に聞いてみるとQRVしている局を発見できることもある。ただ、その程度の信号強度ではQRPで交信できる可能性は少ないだろう。トップバンドのDXはチャンスがあれば近場でも交信したいところである。一発でコピーできないくらい弱い信号でもどこから届いているのか確認しようとダイヤルを止めて聞いていると、なんとVP6DXを発見した。ただ、さすがに呼べるほどの信号強度ではなかった。信号を見つけた他のJA局がコールし始めるが、ピックアップしてもらえない様子。ハイパワー局が届かないのだから私の信号が届く可能性もかなり低いだろう。Wの局にコンテストナンバーを送っているデータをSWLのログに書き留めて、未交信の7MHzにアンテナを切り替えた。

 VP6DXの信号は時折S-7ぐらいまで振れる強力なコンディションになっていた。コンテストと並行して運用しているせいか、UP-1という狭い範囲でQSOをこないしていた。パイルアップに参加するもののこれぐらい強力に入感していれば他にもたくさんの局が聞こえている。なかなかパイルアップを抜くことができない。時折バンドの様子を見にダイヤルを回してみた。ARRLコンテストで未交信の局がいるとコールしてみたりする。7MHz-SSBではKH2移動の日本人局がJAからパイルアップを受けていた。

 ARRLコンテストはW/VE対全世界というコンテストなので、W/VE以外のDXから強力な信号で入感していてもコールすることができない。3.5MHzのZF、7MHzの6Yなど絶対に届きそうと思われる信号がCQ空振りを続けている。悔しい気分になる。ZFはオールバンドで未交信、6Yは7MHzでの交信はできていなかった。ストレスがたまってくる感じがする。

 VP6DXはW/VEから呼ばれるとコンテストナンバーの599KWを送り、他のDXから呼ばれると599とリポートだけを送って、軽快にQSOを続けていた。こんな調子でZFも6Yも運用してくれたらなぁ・・・でも、向こうはコンテスト参加のために運用しているのだろうから、未交信であっても身勝手に呼ぶわけにもいかない。 JAから呼ぶ局も聞こえたが「SRI ONLY W/VE」とあしらわれていた。

 22時頃にはVP6DXの7MHz信号も弱くなってしまった。時折休憩かOPチェンジか信号が聞こえなくなることもあったが、送信されていてもSメーターの振れが上がらなくなってきた。気力も萎えてきたので諦めて撤収を開始した。

 

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2008年2月15日 (金)

RTTYアダプター

 13日の書き込みではPCのアダプターが壊れていると書き、翌日の書き込みではRTTYでQSOできたと書いた。「修理できたんだ」と思われるのが普通かもしれないが、実はなにも修理できてはいなかった。

 不具合があったのはPTTを制御するラインだった。FT-817のアクセサリー端子にDIN端子を差し込むだけで送信状態になってしまう。おそらくDIN端子のところでショートしているのだろう。プラスチックがハンダの熱で溶けやすく、20wのはんだごてを使ってもPINがぐらついてしまうことがあり、コネクターを一個駄目にしてしまった。今使っているのはしばらくOKだったのだが、他に不具合が見られないところを考えるとDINコネクターの取り返し化なさそう。でも手持ちに予備はない。今度秋葉原に行ったときに買ってこなければ・・・

 実は、信号の送信ライン・受信ラインに不具合がないので何とかならないかなぁと考えていたところ、PCで制御しなくても、送受信を切り替えられれば交信は出来るだろうと頭に浮かんだ。さっそく、アダプターのPTTラインを取り外して、接続してみる。リグは受信状態で問題無い。ここで、マイクを接続しPTTを押してみた。問題なく送信状態になる。PCからRTTYの信号を送り出す。アンテナに接続したパワー計もしっかりと出力を示している。PCからの送信が終わるとパワー計の針がすとんと落ちる。ここでマイクのPTTを離すと受信状態になり、PCに文字が表示され始める。(無信号なので、意味不明の文字列)

 だらだらと書いたが、要するにPCのマイク入力・ヘッドホン出力をリグと接続することができれば、思いのほか簡単にRTTYは運用することができるということである。PSK31などを運用する場合にマイクのPTTを押しながらキーボード操作をするというのであれば、PTTの部分をロックするスイッチに変えれば良いわけで、外部アダプターの製作はそれほど難しいことではないだろう。

 要するに、簡単な設備でもRTTYなどは楽しめるようになるのだから、今まで躊躇していた方も、始めてみてはいかがでしょう?ということになる。DXペディションではRTTYの運用ではCWやSSBほど大きなパイルにはならず、順番が回ってくる可能性も高いです。 おっと、こんなことを書いてRTTYに出る人が増えれば、QRPでチャレンジしている自分の順番が回ってくるのが遅くなるだけかも・・・

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2008年2月14日 (木)

朝霞市 その翌日

 「その翌日」と書きながら、写真が似ているが車の向きがなぜか反対。

Asaka3_3  前日は出発が遅く午前中のコンディションを捕まえられなかった。この日は出発が午後ということもあって、午前中の短い時間だけでも探してみようと思い、前日と同じ場所に出かけてきた。

 21MHzからワッチを開始するが、バンドは閑散。9時過ぎにVP6DXを18MHz-SSBで発見し、ちょっと弱めかも?と思ったがコールしてみるとコールが返ってきてQSOできた。VP6DXの受信状態はかなり良いのではないかと思った。

 14MHzに移ってみるとCWバンドは静かだったが、RTTYの周波数で強力な信号が聞こえる。急いでPCを立ち上げ、FT-817とPCを接続。MMTTYの画面を注視するとそこには予想していたVP6DXの文字ではなく、E20WXAがCQを出していた。昨夜チェックしたシステムで交信がうまく進むか?試し打ちというわけではないがコールしてみると、ほどなく画面に私のコールサインがプリントされた。成功!タイのRTTYも1stであり、なんだかラッキーな気分になる。その少し上のほうでVP6DXも発見した。今日はUP指定で運用している。先ほどの局がいたので混信しないようにUPを指定したのだろうか? どの辺の周波数を拾っているだろうか?3KHzほど上で呼んでいる信号を発見し、先ほどのデューシーの周波数とスプリットを設定して呼び始める。強い信号と重なれば押しつぶされて相手のPCには全く文字にならないのがRTTYではあるが、運用者が少ないせいか、結構早めに順番が回ってくることもある。そろそろ来ないかなぁと思っているとPCに自分のコールサインがプリントされた。599を送り返す。CFMされ交信成立。これで3モードのQSO。

 その後24MHz-CWでも信号を発見。普段の24MHzからは想像できないパイルアップが聞けた。スポット的にJAが開けているのだろうか?VP6DXから発せられる符号はJAばかりだった。ハイバンドになるほどビーム派がいるのかもしれない。ダイポールではパイルアップに歯が立たない様子。途中、他のバンドの状況を聞きに行ったりしながら、パイルが収まるのを待った。40分ほどたっただろうか?ちょっとVP6DXの信号のQSBが大きくなってきた。今日は無理だろうか? ふと頭をよぎったときに自分のコールサインが聞こえてきた。やった!すかさず599を送り返す。(本来ならば539かな? 439を送っているかもしれない) これで3バンドQSOになった。

 運用可能時間まで1時間を切った。各バンドを回って入感する信号を確認する。18MHz-CWでT32OU、14MHz-CWでBU2AI/9を拾いあげることができた。14-21-28MHzでは、VP6DXを呼ぶらしい信号をうっすら聞くこともあったが、ご本尊が聞こえてこない。相手が聞こえなければ交信することもできないから、あきらめるのも早い。この辺がダイポールアンテナの限界だろうか?ビームを導入したい気持ちも大きくなる。 でもバンドが高いほど、開けた時に思いがけなく簡単に交信できることも事実であるし、フルサイズエレメントで多くのバンドを使える今のスタイルも捨てがたいという気持ちも少なくない。

 今日の成果は3時間で6交信。大満足。

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2008年2月13日 (水)

朝霞市

Asaka2  東京近辺では一番の冷え込みと予想されるぐらいの寒さではあるが冷え込んで空気が澄んでいると遠くの景色もきれいに見えるものだ。朝霞市からこんなにくっきりと富士山を見たのは初めてかもしれない。

 最後に移動した日から25日も過ぎてしまった。先週は連休が全滅になってしまい、QRPpコンテストも不参加に終わった。平日が休みになったことで、久しぶりに移動に出かけた。と言っても、寒さに負けてのんびりの出発。設営を完了したのは12時だった。

Asaka1  天気は快晴なのだが風は強かった。ちょっとポールが風で押されぎみなところを写真に撮ってみた。

 始まったばかりのDXペディション「VP6DX」を聞きたい。できれば交信したい。前2回のデューシー島のDXペディションはタイミングが合わず聞くことすらできなかった。今回はなんとしても・・・

 最初のターゲットを18MHzにした。ちょうど聞こえていたHL局とラバースタンプ。QRPでもストレスなく交信できる。599を送りあった。次に見つけたタジキスタン。ノーパイルで交信できた。DXCCリストを見ると印がなく、1stDXCCかと思った。帰宅して確認してみると3バンド目の交信なのにQSLが一枚もなかった。ついでに再請求してみようかと思う。

 14MHz-RTTYではVP6DXの予告周波数に強力な信号が聞こえる。CWとSSBを考えていたので、PCとアダプターを持ってこなかった。21MHz-SSBでも発見したが、信号が今一歩という強さだった。呼ぶ局もまばらになる時があり、「QRZ パパァタンゴ?」と返ってきて、やった!と思ったのもつかの間、あと4文字がまったく届かなかった。午前中のほうがコンディションが良いのだろうか?

 14時を過ぎて18MHz-CWでVP6DXを発見。21MHzよりもすこし強い様子なので期待できそうな予感。事前情報ではスプリット幅が広い(遠くを指定している)ようなのでスプリット幅のアナウンスを注意深く聞こうとしたら、なんとオンフレでのQSOで呼んでいる局の信号が聞こえる。パイルになっていない様子で、ほぼ一発コールでQSOできた。ほぼ・・・というのは一文字だけミスコピーされたのを訂正してQSOできた。最初にコールバックされたのは「6K1CPT」だったが「7 7 7K1CPT」と送ったらすぐに訂正してくれた。呼ぶ局がいなくてよかった。なんとか交信できて移動してきた甲斐があった。

 21MHz-SSBバンドをサーチしていて、「ロラン・・・」という言葉が耳に入ってきた。南鳥島?思わずダイヤルを止めて聞き耳を立てた。JD1YBJが1エリアの局と話をしている様子だった。南鳥島は多くのバンドで交信してもらっているが、CWばかりでPHONEの交信は一度もなかった。交信が終わるのを待っていたが、QRTしそうな感じで交信が終了した。「今を逃したら・・・」思わずコール。周波数はシーンとしている。だめか?もう一度コール。先ほどよりちょっと弱い信号で自分のコールサインが聞こえてきた。やった!QSBがあるのでリポート交換だけで失礼しますと言われたが、QSOは成立。南鳥島1st PHONEの交信ができた。

 18MHzでFO/KH0PRを発見。なんだか私のコールサインを覚えていてくれたような感じを受ける。ちょっとうれしい気分。VP6PRの運用は仕事が重なって追っかけることができず残念だったが帰り道(?)の運用を捕まえられたのはちょっとうれしい気分になった。DXCCリストを確認してみると、私にとってのバンドニューだった。V63MEは「OP ENDO」と打ってきた。日本人の海外運用と交信できるのもうれしい。

 RU0BCのCQに応答。レポートと名前・QTHで73を送ってきたが、こちらから「TNX FOR YOUR GOOD RCVD MY RIG 5WATTS AND DIPOLE . QRV ON THE RIVERBANK」と打ってみると、設備やWXなどいろいろと送信してきてくれた。ショートQSOが多い中でも、なにかきっかけがあればちょっとした話をしたいと思うCWerも少なくないのではないかと感じた。

 他に、ZK2CC、LY3W、3D2AG/P等をWKD。バンドニューがけっこう増えた。T32YA、イーストキリバスはオールバンドで1st QSOだった。

 VP6DXは他に10MHz-CW、7MHz-CWでも見つけたがちょっと届きそうにない信号強度だった。3.5MHzの信号は強力だったが、EUを拾いたがっている様子とエンドレスコールが目立ち、拾い上げにくい雰囲気が感じられ、QRPでは順番が回ってきそうにない感じがして撤収を開始した。それにしても強力な信号だった。DXペディション後半に発見できれば交信できるかもしれない。

 半日運用して13交信をログに残すことができた。数としては少ないが満足な移動運用だった。

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