JIDX参加
戸田市に戻ってアンテナの設営を行った。最初から1.8MHzまでのエレメントをあげる。伸縮ポールはフルアップ(11.5m)にした。ダイポールでは南北方向に指向性が出る。EUやWには弱いが近場のDXは交信しやすいと考えた。まだ日没には早く、期待のローバンドには信号は聞こえない。WARCバンドを含めて順番にコンディションを確認し、21MHzからコンテスト参加局を呼びに回った。CQも出してみたが、QRPではなかなか呼んでもらえず、おのずと呼びまわりが多くなってくる。
19時頃になってとうとうトップバンドのDX局の信号を見つけた。KH0O。最初はS-3程度の信号だった。届くだろうか?他に呼んでいる局もいて、なかなか信号を拾いきれない雰囲気も伝わってくる。浜田山のQRP局が交信に成功した!耳の良いサイパン局。チャンスがありそう。信号がS-5ぐらいまで上がってくる明瞭度も上がってきた。とうとうコールバックがあった。トップバンドの1stサイパン!今日の目的を達成したような気分になった。他にUA0とも交信でき、満足感にひたる。他にグァム、ポーランドの信号も聞こえたが信号強度が上がってこず、呼べなかった。
3.5MHzでCQ空振りが続いていたが、栗原さんに呼んでいただき、しばしCHAT、ショートQSOが続いていたのでほっとした気分になる。TNX!
14MHzではVUのバンドニューをWKDできた。14MHzでA71を発見、ちょっと弱いがなんとかなるかもしれない。呼ぶ局は少ないのだがなかなか届かない。ダイポールの指向性のサイド方向なのが原因か?思い切ってローバンドのエレメントをはずしアンテナを90度回した方向に張り直してみた。A71の信号はSで2つほど上がった。交信できるかもしれない。だが設営変更の間にパイルアップが起きていた。CQ局が受信に入る前に呼び始める局。コールの一部を拾い上げて指定しているのに該当しない局が呼び続けたりしている。コンテストナンバーも確認しにくそうに感じる。効率の上がらないA71はCQを出すのをストップしてしまった。周波数が静かになってしまう。がんばる気力が萎えてしまった。設備を撤収して帰宅することにした。車中泊も考えて食料を買い込んだがそのまま持ち帰った。
日曜は遅い出発だが仕事がある。その気になれば出勤前にもう一度運用場所へ出かけることもできるが、ゆっくり休んで仕事に備えたほうが良いかな?だいぶ早いけど私のJIDXは終了ということになりそうだ。交信局数は43局となった。
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コメント
7K1CPT山田さん,
JS1BVK山田です.
トップバンドのNEWおめでとうございます.アンテナは何をお使いでしたか.トップバンド用の大きなコイルを巻き,全長8mほどの1/4λ垂直アンテナを作ってはみたものの,フルサイズダイポールには到底勝ち目が無いように思います.そこで,トップバンドのダブルバズーカを考慮しています.しかしトップバンドのダイポールを地上8mの位置に架設するには,最低でも伸縮ポールが3本は必要だろうと思います.自転車移動じゃ無理ですねえ,やはり垂直系のアンテナかなあ.
今井さんの本を参考に,1.8MHzの受信機を作りました.凄く静かな受信機で,驚いています.
投稿: JS1BVK/3 山田 | 2008年4月13日 (日) 15時39分
JS1BVK山田さん こんばんは
ありがとうございます。相手の受信に対する努力がものを言いますから、なによりも相手の局に感謝ですね。
アンテナは写真でわかりにくいかもしれませんが、フルサイズダイポールです。地上高が稼げないので、DXに対しての輻射角は高くなりますが、輻射効率に関しては良いのではないかと思います。ちなみに1.8MHzと1.9MHzでは、片側約1.5m、両側を合わせると3mほどエレメント長が変わります。
バーチカルのほうが輻射角度に関しては有利かもしれませんね。ただ、延長コイルでの損失とコイル挿入位置による輻射角度の高角度化はちょっともったいない感じもします。
トップバンドにQRVする方はQRPでもQROでも、効率を考え、エレメントを1mでも10cmでも伸ばしたいと努力するように思います。8mhのバーチカルにエレメントを追加して逆Lタイプししてみるとコイルの領域が少しでも減らせるかもしれませんね。
今井さんの受信機は静かですか?セットノイズの話かな? 外来ノイズとの戦いのようなバンドですから、実際にアンテナをつないで、信号対ノイズの状況を聞いてみたいところですね。
投稿: 7K1CPT | 2008年4月14日 (月) 02時42分
7K1CPT山田さん,
JS1BVK山田です.
今井さんの受信機はセットノイズの話です.まだマトモなアンテナをつないだ事が無いので,外来ノイズを聞いていません.ただ高周波増幅段の前にあるアッテネータは,外来ノイズに対してかなり有効であろうと思います.スモールワンダーラボのSW-160のゲインコントロールがAFではなくRFにより行っているのですが,これが外来ノイズに対してかなり有効なのです.それで,今井さんの設計されたリグには高周波増幅段の前にアッテネータが入っているのだろうと思います.
投稿: JS1BVK/3 山田 | 2008年4月14日 (月) 11時31分
AH0BT も出ていたはずなんですが,交信できましたか?
投稿: ocr | 2008年4月14日 (月) 13時55分
ocrさん こんばんは
AH0BTも交信できましたよ。
3.5MHzと21MHzだったかな。
ブログに書き込みいただいて、トップバンドへの意欲がわきましたが、1.8はバンドのめぐりあわせのタイミングが合わなかったようです。
二日目の夜に1.8MHzの運用がクラスターに上がっていたようですね。
投稿: 7K1CPT | 2008年4月15日 (火) 00時03分
JS1BVK山田さん おはようございます。
今井さんの話では、1.9MHz受信機のセットノイズが小さいのは、IFの増幅段を一段にしているからだそうです。
RF-ATTは、目的信号がそこそこ強い時にはかなり有効ですね。ノイズレベルぎりぎりの信号を復調するときは目的信号もATTしてしまいますから聞きやすくなる時もあれば聞こえなくなる時もあります。
K2では、RF増幅に頼らず、IF段でGAINを稼いでいますね。いろいろアイデアがあって興味深いです。
投稿: 7K1CPT | 2008年4月15日 (火) 08時39分
2005年の大阪箕輪の全国集会で,今井さんはK2のアイデアをしきりに褒めていました.日本人には考え付かない回路構成だとおっしゃいました.K2の回路は練りに練られた回路だろうと思います.ある意味K3よりも良いリグでしょう.K2とK3の好きなほうをあげると言われたら,僕ならK2を選びます.
中間周波段のゲインが少ない事が,あるいは段数を少なくする事が,セットノイズ低下に有効なわけですね.すると中間周波段が無い?ダイレクトコンバージョンはさらにセットノイズの点で有効だと思います.昔作ったFCZのNO.128(50MHz/SSB/DC受信機)も凄く静かな受信機でした.
今井さんの18MHz/DC式トランシーバのレポートをお待ちしています.さらに静かな受信機だろうと思います.
投稿: JS1BVK/3 山田 | 2008年4月15日 (火) 11時10分
さすがは1.8(1,9)のフルサイズDPだけあって、良く飛んで切って居るようでFBですね。
こちらのKH0Oは何回も聞き直してくれたのですが、
どうも、TCVKと取っているような期がするのですが。。。。
他に、UA0も聞こえていましたが、
QSOにいたらず。
もうローバンドの季節は終わりでしょうか?
14メガでVUとQSOできたのですね。
21メガでVUは聞こえていましたが、14はわからなかったです。
投稿: JK1TCV | 2008年4月15日 (火) 14時51分
栗原さん
JIDX、楽しめたようですね。
KH0OはJA-OPだと思うので、サフィックス3文字はコピーできているような気もしますね。たぶん大丈夫でしょう。
ローバンドの季節、たぶん開けることはあると思いますが、夜明けが早くなってくると起きるのがつらいので、トップバンド人口が少なくなったように見えるのではないかと思います。
聞こえてくれればできそうな気もするんですけどね。
ASIATIC-RUSSIAは、UA0DCでした。ハバロフスクのようで、距離的にはそれほど遠くないみたいですね。
14MHzのVUはVU2PTTでした。
なかなか難しいトップバンド。DXと交信出来ても、いまだ沖縄とつながってません。WAJAができない・・・
投稿: 7K1CPT | 2008年4月15日 (火) 23時41分