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2008年10月23日 (木)

ロングワイヤー

 2階のベランダから8mぐらいの釣竿を使ってロングワイヤーを展開してみた。アンテナチューナーを使用した。マルチバンド向けのよくばりアンテナ。エレメント自体で使用周波数に同調させていないものなので、飛びに期待はなかったのだが、思いのほか反応が悪く、ちょっとがっかりしてしまった。3.5MHzまでの各バンドでチューニングはとれるものの、S-5程度で入感していたT33(24MHz-CW)も反応がなく、CQを出し続ける。18MHzのP29も交信できず。

 7MHzでかろうじて4エリアの2局から反応があったものの、S-7程度に振れている局にもふられる始末。3.5MHzではS-9の強力なCQにも応答してもらえなかった。

 実は、屋根上に5.4m釣竿を使ってLWを上げる計画の予行演習みたいな感じもあったのだが、ちょっと不安な感じもしてきた。上から5mエレメント+1.5Lペットボトルに巻いたコイル+4m程度のエレメント+アンテナチューナー+グランドエレメント。屋根上に上がるのはコイルから上の予定なのだが、うまくいくだろうか?

 週末は出張となり、アンテナの設営どころか、QRPpコンテストやA1C・WWPHなどにも参加できず残念。来週の予定はどうなるか?

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コメント

やはり共振したエレメントばかり使っているので
ストレスが多そうですね。
MBL-Vは2号が90%出来ました。これを
ベランダに展開したほうが飛ぶかも。
もうすぐ仲間入りですよ、2Wayで・・・GL

投稿: UBL/Ken | 2008年10月25日 (土) 22時41分

山田さん
GMで~す。
ロングワイヤーを試しているのですね。
上手く共振させても、飛びないみたいですね。
興味津々でブログ拝見しました。
私も週末は自宅に戻れず、QRPpコンテストやA1C・WWPHは不参加です。(/_;)
来週は・・・(^^)

投稿: JG1UKW/QRP | 2008年10月26日 (日) 05時46分

新しいアンテナの実験、ご苦労様です。
8m長のLWは、私のQRP挑戦の最初の
アンテナでした。その後、いろいろなアンテナに
挑戦し、現在のループに落ち着きましたが、
その途中での経験をいくつか、ご参考までに・・・

1 VCHも試しました。しかし、受信感度の低下、ノイズの上昇、
何より応答率の低下とストレスの増大のため、2週間で降ろしました。
  しかし、このアンテナをMTB移動では、それなりにそれほどストレス無く、運用できました。
ナゼ違うのか・・・私は、グランドエレメントと地面の距離にあるのではないかと思っています。
MTB移動では、グランドエレメントは地面から1~2cmの距離ですが、自宅ベランダでは
地面と数mの距離になり、地面とのCが小さい・・・これが原因ではないかと思っています。
・・・と仮定して、グランドエレメントを増やしてみると、コイルの巻き数、タップが大きく変わる・・・
VCHでなくなってしまうなどのことがありました。

2 全長8mのGPでは、これもラジアルの展開が難しかったです。
折り曲げたり、上がったり下がったりしながら最大8本まで、庭に展開しましたが、
期待はおお外れでした。何より、ローカルノイズの増大は想定外でした。

3 逆Vもやってみましたが、頂点の角度が60度程度では、効率の低下が大きく、長続きしなかった。

やはりアンテナは、まずはフルサイズであること、目的周波数に共振させること、電波の飛びを邪魔するものが周囲りに無いこと・・・これが必要なことだと思います。これがいままでの山田さんの運用環境だと
思っています。早期の再開を希望しています。

投稿: JA1BVA 齊藤 | 2008年10月26日 (日) 11時08分

田中さん こんばんは

 アンテナを調整して電波を飛ばすことは基本でありながら、アンテナチューナーを魔法の箱として使ってしまうことは安直とおもわれるかもしれません。

 いろいろ試してみながらも、バンドを欲張ったシステムの構築は、妥協しなければならない部分も多くあると思います。

 移動で使用するアンテナを自分が納得いくまで実験してみる方向性は変わらず持ち続けたいと思いますが、別の意味でアンテナチューナーというスタイルも実験してみようと思っています。

 もちろん「MBL-Vシリーズ」も終わったわけではありませんから、そのうち再開することと思います。

 2way、楽しみです。よろしくお願いします。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年10月26日 (日) 21時15分

宮嶋さん こんばんは

 移動しないと無線にかかわれないことはさびしいと感じることもありますね。限られた設置制限のなかで効率のよいシステムを構築することも興味深いことかもしれません。

 アンテナチューナーは、ずいぶん前に購入し、一時は活躍してくれたSG-230と、機能面での状態をチェックしてほしいとあずかったものがあります。使い比べることもありますが、まずは実験用のエレメントを立ち上げなければ始まらないかもしれません。

 それと、10年以上活躍の場がない「移動しない局」のライセンスを活用すべきかなぁということも考えています。最初の文章で「交信できなかった局」はQRPでコールしたものですが、時と場合によってはQRPにこだわることなく実績を作り、検討する種にしても良いのではないかなぁと思っています。

 正直なところ、活用されていないリグに火を入れる場合、「移動しない局」が必要になってくる場合もあります。

 受信するだけでも活用するためにはhomeにアンテナシステムは欲しいところなのです。

 75-S1やR4Bを活用するためにもアンテナを上げなくては・・・と思っています。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年10月26日 (日) 21時26分

齊藤さん こんばんは

 興味深い内容をありがとうございます。意外とこのネタは広がるかもしれないなぁと思い始めました。

 やはり、簡単なシステムから始めても「もっと良くしたい」とか「思ったより良くなかった」と感じるところから改良する方向を考えるという行動に行きつくのだろうと思います。

 今回のアンテナシステムは、コイルを使った屋根上部分が多いLWアンテナシステムとどれくらい成果が変わってくるかを考えたところから始まっています。

 エレメントも変えてみますが、性能のよいグランドを作るために缶ビールのアルミをだいぶ集めました(hi)。アルミハンダも用意してあります。

 構想を実験し結果を肌で感じることは面白いと思います。結果がうまくいかなければ別の方法を考え、また実験してみるだろうと思います。

 フルサイズのダイポールをやめたわけではありませんから、並行してアマチュア無線を楽しんでいきたいと思います。

 VCHは面白くもあり難しくもあります。オフセンターフィードの短い部分を地面に置くことで、なぜ給電点インピーダンスが50Ω付近になるのだろう?中空のオフセンターフィードなら普通に300Ωとなったことを確認しました。中空に上げられたVCHは、すでにVCHアンテナではないのかもしれませんね。

 GPアンテナをうまく作り上げるためには、八木系アンテナよりもはるかに広い敷地が必要かもしれませんね。なんといっても「ラジアルもアンテナの一部」なのですから。都市ノイズが増大するのも実交信に対してはマイナス要因かもしれません。でも、まあ机上で結果を想像して終わらせてしまうよりも「やってみて感じること」ができれば価値はあるのだろうと思います。

 以前、ひし形ループアンテナの開口部を縦長につぶしていくことで給電点インピーダンスは50Ωに近づくという実験をしてみました。実際に給電点インピーダンスは50Ωになったのですが、恐ろしく飛ばないアンテナでした。水平面の幅がやたらと狭いアンテナで水平偏波の電波を出すことは効率が悪かったのかもしれませんね。斎藤さんの逆Vでも同じような感じだったのではないかと想像します。

 アンテナ実験は楽しいです。また、いろいろと情報交換をよろしくお願いします。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年10月26日 (日) 21時50分

了解です。
現在のループアンテナに到着するまで、
5年間、いろいろ実験しました。
夕方完成して次の朝には降ろしたアンテナもあります。HI.
それらのデータをノートに書いていますが、
A4の大学ノートで1冊くらいになりますね。
これを眺めていると、またいろいろなアイディアが
浮かんできます。
成果の報告を楽しみにしています。

投稿: | 2008年10月26日 (日) 22時24分

追加です。 長文SRI.

私もGPのラジアルから電波が出ることは間違いないと思っています。

この反対に電波が出ていない経験を次に書きます。

菖蒲町にNHKの巨大なトップローディングの
垂直アンテナがあります。

このアンテナのラジアルは「うわさ」ですが、
1度の間隔で合計360本だそうです。
そして地中埋設。深さは不明。
NHKの第一、第二でこれが2式あるわけですね。

鉱石ラジオ(方鉛鉱)を持って行き、どれだけ強く受信できるか調べました。

結果は
1 地上高1.5m(自分の身長)のところで、
  イヤホンを耳から30センチほどガンガン聴こえる。イヤホンが壊れそう・・・。
2 ラジオの高さを下げ、地面にラジオを置くと
  ほとんど聴こえなくなる。これには驚きました。地面と言ってもコイルは5センチほど地面から
離れるので、コイルを地面スレスレにすると微かに聞こえる・・・イヤホンを耳に押し付けて。
すなわち、地面は電界がほとんどゼロです。
完璧なアースであり、ラジアルからは何の電波も
出ていない、という結論になりました。
ただ、このラジアルは地中埋設なのでこうなったのかも知れません。

このラジアルが地面に出ると、電波は出ると思います。さらにラジアルの空中での高さが高くなるほど
ラジアルが本来のアンテナ+アンテナとして動作し、電波を発射すると思います。
ラジアルを低くするとラジアル本来の動作になりますが、
給電点は低くなる。低くなれば、周囲の影響も受けるし、これらが飛びに影響する・・・
難しいですね。

NHKのアンテナでは、給電点は地面から2mくらいに見え、その1mくらい下から、ラジアルへつながっていると思われる、板状のものが地中へ向かっています。双眼鏡で確認です。HI。

2年前だったか、此処で釣竿を伸ばしていると、何時の間にか
守衛と思われる制服の人が近づいて来たので、
早々に開店途中に退散したことがあります。

一度、眺めてみて下さい。ステーにも技術的な
仕掛けがあって、眺めていると時間を忘れます。


投稿: | 2008年10月26日 (日) 23時02分

こんばんは
齊藤さんですよね。
興味深いお話をありがとうございます。

放送局の送信アンテナは、完璧なアースを持っているんですね。アース(大地)から電波が出ていないことを実験的に経験したという話は説得力がありますね。

マルチバンドGPなどのアース側のエレメントは大地の代わりというよりも、V型ダイポールを直角に設置したような形で動作しているのかもしれませんね。よって、大地側のエレメントからも電波が輻射しているのかも・・・

UHFなどのアンテナではアース側を面で作ることもできそうですが、アース面より下側の電界強度を測定するのは難しそうな気もしますね。

さて、home用アンテナの場合、安直なシステムですから、GPのようなスタイルにはならないかもしれません。アース側を2階から1階に向かってワイヤーで引っ張る(先日実験した形)、ベランダいっぱいにアルミ板の仮想アースを広げる。(と、言ってもそんなに広くありません)

屋根から引っ張るワイヤーの通り道が鉄柱に近すぎるような気がしていて、どうやって離そうか考え中であります。着工はもうすこし先になるかな?

投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年10月29日 (水) 20時31分

Yamaさん、こんにちは。
私は現在借家住まいで、R7と言うバーチカルなのですが、この夏に、コイルを付け足して160から出られるようにしました。
Leoさん/JJ8KGZが紹介してくれてます。
http://jj8kgz.blogspot.com/search?updated-max=2008-10-11T11%3A55%3A00%2B09%3A00&max-results=20

ラジアルは両側の雨樋の金具に載せてます、エレベーテッドラジアルと言うのでしょうか
こんな物でもQRPで結構楽しめますよ。

投稿: ja4mrl | 2008年11月 3日 (月) 13時16分

masaさん こんにちは

R7は全長が比較的長いアンテナだったと思います。工夫して160mまで出られるようにしてあるのはFBですね。ぜひトップバンドでもお会いしたいです。

home用アンテナはPSN634が到着してちょっと停滞しています。 hi

投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年11月 5日 (水) 08時15分

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