羽生市移動
金曜日だったか?小笠原から一通のはがきが届いた。驚くとともにうれしい気持ちがわきあがった。JD1AHCからのはがきには、「夫婦で島内散策を楽しんでいる」との内容が書かれていた。毎回アクティブに運用を行っているが「今回は昼間は聞こえないかもしれないよ」という意味にもとれるかもしれない。おそらく確実に交信できるのは、土曜日A1のOAMか日曜日QRPのOAM。土曜日は仕事が重なり参加できなかったが、日曜日は時間ができたので移動して探すことにした。
以前2回ほど運用したことのある羽生市の場所は、地図から判断すると小笠原の方向に指向性を向けてアンテナを設営できる。朝8時には設営が完了するように家を出発したのは6時過ぎ。まだあたりは真っ暗の状態だったが、外環自動車道を走る頃には明るくなってきた。
最近の日中のHF国内コンディションを考えると間が空いてしまう可能性もあると考え、6mのデルタループも準備した。
設営直後から7MHzを聞いてみるが、EUの信号がCQ TESTを打っている。7003では4O3Aが強力な信号で聞こえる。これはJD1との交信は10時台まで持ち越しかな? クロアチアDXコンテスト参加の4O3Aと交信することができるか?試しにコールしてみたら、その裏側で「QRZ? de JD1AHC」 あれ?これはまいった。JD1AHCが聞いていることはわかったがこの状況の中では呼ぶに呼べない。 そのうちJD1AHCがCQを出し始める。小笠原にはEUのQRMが気にならないのだろうか? 場所によってだいぶ受信状況が変わってくるんだろう。4O3Aには私の信号が届いていないようなので、コールした後、500Hz UPをお願いする。7003と7004の間に入ってなんとか交信を成立させようという試み。私のところではなんとか混信を防ぐことができたようだが、逆にJD1のほうで7004のQRMが気になってしまったかもしれない。結局ショートQSOで終了した。
その後、一時間ぐらい周りの様子を聞きながらJD1AHCの信号を聞き続ける。EUの混信が弱くなり、JD1AHCもCQ空振りするタイミングを見計らって、再度呼んでみる。今度は信号強度は落ちたものの混信が少ないだけ取りやすいか? 数回の送受信の中で和文をお願いし、ハガキのお礼を伝えた。帰宅の日程などを送っていただいたが、竹芝へ迎えに行くのは仕事もかぶっているのでちょっと無理かなぁなんて思った。
和文を受信して思うのは、普段やっていないせいだと思うが、周りの混信やノイズレベルの変化に対して気が散ってしまうことが多いような気がする。欧文受信の際には欠落した文字をある程度補完してしまったり聞き流してしまったりしても、意味がなんとなくわかることがあるが、和文の場合は一文字欠落すると意味が変わってしまう場合もあり内容が分からなくなることが多い。熟達の度合いが低いといえばそれまでなのだが、欧文のほうが楽に感じるのは私だけであろうか? 和文局が、距離の短い国内交信なのにQRO化して不必要に強い電波を世界中に飛ばしまくっているという印象があったが、他を排除するような強い信号で相手の了解度を上げるという意味もあるのかもしれない。(良い方に考え過ぎだろうか?) それでも、弱い信号を踏みつけて周波数を確保しようとする一部の和文局のマナーは褒められたものではないような気がする。
お昼前後には7MHzで国内向けにQSOを重ねる。羽生市に来たのが久しぶりなので、そこそこ呼んでいただけたような気がする。 年末コンテストなるものが行われていたようだが、今回は規約をしっかり読んでこなかった。コンテストは冷やかしでも呼びまわったりするのだが、今回は呼ばなかった。
午後に6mでのCQは呼んでくれる局も少なく、山岳移動局を呼んで交信。見晴らしの良い場所から6mの運用がしたいなぁと気持ちが膨らんできた。NYPはSSB主体にしようか?
16時を過ぎて3.5MHzの運用開始。移動局がすでに強力な信号で聞こえていること、CQを出すとそこそこ呼んでいただけることなどから、コンディションは、日の落ちる前でもかなりローバンドにシフトしているような気がする。CQの合間に移動局を呼びまわったり、DXの入感を確認しに各バンドを回ってみた。夜になってからはDXの入感はあまり良い状況ではなかったか? もっとも、どちらかといえば南北向けに指向性の出るアンテナの設営状態なので、EUが聞こえてもなかなか飛んでくれないようだった。 7MHzと3.5MHzで強力に聞こえたJR6YAA/6は1.9MHzでも信号はS-5ぐらいまで振れるときもあるのだが、こちらの信号は届かず。これもアンテナの張り方がちょっとサイド気味になっていたかもしれない。1.9MHzのトップバンドWAJAはまたまたおあづけになってしまった。
距離が近いせいでJK1TCV局と6mでのんびり話をさせていただいた。また、こちらが運用を行っているときに発見してレポートをもらったりして、いろいろと新しい情報を聞くことができた。普段送信しているときは自分の電波を聞けるわけではないから、外から聞いた話は参考になることが多い。いろいろとありがとうございました。 やはり無線家は無線で会話だね hihi
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コメント
山田さん、日曜日は色々とお世話様になりました。
やっぱり、電波が届く範囲なら無線でラグチューした方がFBですね。
久しぶりのSSBも結構楽しいものです。
1.9で沖縄が聞こえていたのですか。
うーむ、ワッチできなくてちょっと残念です。
山田さんのアンテナでQSOできないってことは私の超低空LWでは聞こえていても難しかったかもしれませんね。
投稿: JK1TCV | 2008年12月22日 (月) 16時26分
Yamaさん、こんにちは。
昨日は2WAYQRPQSOと和文ありがとうございました。
1.9は最初聞こえてたのですが、どうしても自分のRSTが取れず。
結局NGということにしました。
Kazuさんの1.9は蚊が鳴いてました(笑)。
マタヨロオネです。
投稿: ja4mrl | 2008年12月22日 (月) 16時41分
来年はトップバッドに挑戦!私の目標。
4O3Aは固定からQSOしました。001を送り
038を頂戴しました。
投稿: UBL/Ken | 2008年12月22日 (月) 21時33分
栗原さん こんばんは
いろいろとありがとうございました。
1.9MHzの沖縄はなかなか難しいですね。
もう少し西向きにアンテナを設営できる場所で運用すればなんとかできたかもしれません。
栗原さんのLWも張ってある方向によっては私よりも強く飛んでいたかもしれませんよ。JJ8には栗原さんのほうが強かったみたいですから・・・hi
投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年12月23日 (火) 02時26分
北尾さん こんばんは
7MHzではありがとうございました。和文OAMのキー局をやっているようなので、大丈夫かなと思いホレOK?を打ちました。欧文のほうがスムーズな交信だったかもしれませんね hi
1.9MHzは確かにコールサインが聞こえたと思ったのですが、信号がすとんと落ちてしまったようで残念でした。
またチャンスがあったらお願いします。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年12月23日 (火) 02時30分
田中さん こんばんは
来年のトップバンド運用、歓迎します。ぜひよろしくお願いします。
出始めの局は持てますよ。ガンガンCQを連発してください。
まだ、報告できるほど成果は上がっていませんが、homeの延長コイル付きLW with TUNERで1.9MHzで1交信出来ています。(近いですけど・・・)
4O3Aは早めに交信できたのですね。CONGです。私は7MHzでは未WKDです。東西向けにアンテナを張っていればできたかもしれない信号の強さでしたね。惜しいことをした。 まあ、ビッグステーションですからチャンスはまたやってくると思います。気長に待ちますね hi
投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年12月23日 (火) 02時36分
山田さん
QRP-OAMでの交信をありがとうございました。
一番最初にコピーできたのが 7K1 の3文字でした。
しかしQRMが大きくあとが続かなかった。
このQRMの隙間にタイミング良くコピーできた局と1Wで交信できました。
3番目交信の山田さんの信号がダントツで強かったです。
弱かったのはやはり1W局の信号でしたが、
2WAY-1Wの交信は想定外だったので、
うれしかったです。
今日、2名のkW局が出発したので、年末年始は
強力な信号がJD1から出ると思います。
投稿: JA1BVA 齊藤 | 2008年12月27日 (土) 18時06分
齊藤さん こんにちは
齊藤さんが1Wで出てくることを想定していなかったので、最初から5Wで呼んでしまいました。DXコンテストのQRMがなければ充分可能だったのではないかと思います。
来年もよろしくお願いします。
良い年をお迎えください。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2008年12月28日 (日) 07時24分