QSY UP ?
日中にQSYのリクエストをもらうときはほとんどが上のバンドを求められる場合が多い。コンディションが開けることが少ないわけだから当然といえば当然なのかもしれないが、上のバンドに行けばコンディションが開けているかどうか分からないことが多い。
一般的には、下のバンド(周波数)から順番に上がって運用していくのが多いのだろうか・自分の場合も確かに下から順番に上のバンド移っていくが、CQを出しながら上がっていくわけではなかったりする。7MHzからCQを出している局をひととおり呼んだら、アンテナをそのままにしてATUだけで10MHzにチューニングを合わせワッチする。交信したい局の信号が聞こえるとアンテナのギボシ端子を当該周波数に合わせて交信する。その後さらに上にバンドに移る時も、リグのATUを利用して受信感度を上げ、自分が電波を出すとき(コールするとき)はアンテナを電波を出す周波数に合わせる。ひととおり上まで回ったら、コンディションの開けていそうなバンドの一番上からCQを出し始め、順番に下がっていく。つまりCQを出すバンドの順番が一般的なまわり方と逆なのかもしれないと感じた。
なぜ感じたかと言うと、回っているうちにQSYのリクエストがあると、さっきまで運用していたバンドに戻ることになるのである。よくワッチしている局はマルチバンドで運用できる局だとQSYのリクエストを送ってくる。可能であれば対応してあげたいところもあるので、リクエストに応えてバンドチェンジをする。リクエストをしてくる局はほんとうに良くワッチしていてくれたりするので、たいていの場合多くから呼ばれ始める前に呼んでくれたりするのである。しょっちゅうバンドを行ったり来たりしているので、効率が良いのやら悪いのやら・・・
先日24MHzで交信した局から28MHzのリクエストをもらった時は28MHzもコンディションが開けていて交信することができた。今日も18MHzでお会いすることが出来て24と28MHzのリクエストをもらったのでとりあえず24MHzの周波数を打ちQSYしてみたが残念ながら信号を聞くことができなかった。リクエストに応えてあげられると、良かったと思うのだが、運悪く交信できなかったりするとけっこう残念に思うところがある。しかし、電離層の気分次第というところもあるのでこればかりは仕方のないところかもしれない。もし、24MHzで呼ばれているうちに発見してもらえたら交信できただろうか?
QSYといえば、何年か前のことだが、赤城山の勢多郡宮城村からHFで運用していたときに、合併消滅が近くてQSY要求があった。相手局は埼玉南部に移動していたのだが、10MHzから順番にバンドを上げていき、だんだん信号が弱くなっていくのだが、21MHzから上に上がるほどこんどは信号強度が増してくることがあった。最初のうちは電離層反射で交信でき、ハイバンドになると電離層反射ではなくグランドウェーブで交信出来ているのかもしれないと思った。そして、周波数が上がるほど障害物の無い条件では信号強度が増してくる。電波って面白いなぁと感じた記憶がある。
同一局と複数バンドで交信できるチャンスはけっこうおもしろいことを発見できる。でも、やっぱり「QSY UP」なのかな?ハイバンドのコンディションを捕まえたら、もったいないのでやっぱり上の方から運用を行いたいと思ってしまう。
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