受信の練習・仮想交信の練習
以前記念局の運用時に、自分がOPをして隣で受信練習を含めてログの打ち込みをしてくれるということがあり、デュアルワッチというスタイルを経験しました。実は自分がPCへの打ち込みに自信がなく手書きでログを書きたいという申し入れに、横で聞きながら受信練習します。という話になってログの打ち込みをしていただきました。自分が拾い上げる信号をログに手書きすると同時に聞いている人がPCに打ち込む。聞き間違いや聞き洩らしなどを校正するために私の手書きログをのぞきこむという形でした。リアルタイムで呼んでくる信号を受信する緊張感は実際の交信に近いものがあったかもしれません。なんだか良い訓練スタイルかなぁとも思いました。
では、記念局に参加しなければできないのだろうか?自宅で自分のリグを前にしても同じような練習はできます。まずはワッチすることが基本ですね。ただ聞いているだけでなく、パイルアップになっている局の周波数に合わせて受信し、そのときコピーできたコールサインをメモ書きするなり、PCのワープロソフトに打ち込むなりして、実際にコールサインを記録する作業をしてみてはいかがでしょう?ちょっと緊張感が増すと思います。
そして、慣れてきたら自分のコピーした相手に対してコールを返すかのようにパドル操作をしてみます。このときパドルは練習機に接続するか、リグを送信しないモードにしておいてサイドトーンだけ働かせます。絶対に送信してはいけません。
CQ局を呼んでいる信号の中で、「7K5ABC」がコピーできたら、パドル操作で「7K5ABC GM UR 599 BK」とパドル操作してみます。この時実際にCQを出している局は別の局を拾い上げているかもしれませんが、意識を自分の出すサイドトーンに集中して間違えないようにパドル操作を行います。速度が遅ければ実際に聞こえる交信とずれが出るかもしれませんが、あまり気にしないでおきましょう。うまくタイミングが合えば、「R TU de 7K1CPT CQ K」とかも打てるかもしれません。
仮想交信の練習も何度かやっているうちに実際の交信をしてみたいと思うようになるかもしれません。そうしたら、初CQの壁を乗り越えるのもあと一歩というところまで来ていると思います。
がんばりましょう。
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