ミッドウェイの運用に合わせて、ロケーションの良い場所から運用することを考えていて、日曜にお休みをもらえたので、遠征してみることにした。九十九里浜は太平洋の真横で運用ができる場所がいくつかあるので、期待通りの結果が出せるか楽しみであった。
最有力候補として考えていた白子町の海岸に到着すると、サーフィンの大会が開かれていてアンテナを設置する場所が車でいっぱいになっており、設営を断念。この場所が真西にアンテナの指向性がでるので、K4Mを狙うには一番良いと思ったのだが残念。場所を変えて山武市まで走った。運用場所は2年ぶりぐらいに来たがあまり変わっておらず、ここもサーフィン客は多かったがアンテナを設営する場所は駐車する車も少なく、とりあえず準備に取り掛かった。
アンテナとリグを設置して、電源を入れる。まだペグの位置を調整してポールを垂直にする作業や太陽電池パネルの設置を行う前に、栗原さんからK4MのSSBが出ているとメールをいただいてしまった。設営作業はまだ完了ではないもののとりあえずダイヤルを合わせてコールしてみる。即座に交信成立、モードNEWをログインすることができた。TNX
ひと安心できたことで設営を進め、午前中はハイバンドを中心に探し回る。K4Mに限らず、入感するDXは押さえたいところなので、のんびりした時間の中であちこち探し回ってt見たもののあまりにぎやかという印象がなかった。TX5SPMも期待してはいたもののなかなか発見できない。3D2MJが28で聞こえた時は、呼び始めからほどなくコンディションが落ちてしまって交信できず。ただ、ほかに呼ぶ局も少なくなっていたようで、もしかしたら24で聞こえるかもしれない。狙いはばっちりで、しばらくして24-SSBで聞こえた3D2MJを捕まえることができた。バンドNEWをGETできて、3.5~28を埋めることができた。そして狙いのK4Mは21MHzでWKD。バンドNEWを一つ追加できた。
お昼を過ぎて、あまりDXの効率が上がらないのでオール千葉コンテストに冷やかし参加。日中の国内コンディションがあまり良くない日が続いているので、期待はしていなかったがやはり7MHzではスキップ気味の印象が感じられる。ハイバンドは国内を飛び越してしまう感じかもしれない。
JARTSのRTTYコンテストも聞いてみるが、QRPではなかなか相手がコピーしきれない感じもする。そんな中でアルゼンチンが強力に入感し、いとも簡単に交信できてしまった。あとでチェックしてみようと思うが、たしかこれでQRP-RTTYのWACが完成となるはず。QSLが到着したら、新しいデザインのアワードを申請してみようかな。
日没前後はDXの狙い目ではあったかもしれないが、なんとなくログの進みも少なかったので、国内コンディションの良くなる時間帯の3.5MHzでコンテストに再参加。残り40分ということもあるが、呼ばれ始めると途切れなく呼ばれ47局をログイン。7MHzと合わせて76交信で終了。
オール千葉コンテストはいまだに紙ログなんですよね。電子ログに対応していただけないでしょうかね。そうすれば、ログ提出を躊躇するような交信数の少ない局もログを出してくれるようになると思うし、気軽にコンテスト局を呼んでもらえるようになると思う。活性化のためにも電子ログを採用してもらえるよう意見欄に書いておこう。(まあ、無理かもしれませんが・・・)
日没後はK4Mのローバンド狙い。運用期間中は夕方から夜にかけての運用がこの日だけしかチャンスがなかったのでなんとか交信したいところではあった。1.8MHzの信号を見つけた時には驚いた。ミッドウェイの信号がプリアンプを入れないでS-9の強力な信号で入感している。海岸線運用の効果だろうか?ただ、パイルアップも大きく、OPはしっかりコピーできた相手を呼び返すスタイルで運用しているので、ロングコールが終わらない様子。もっとも、紳士のバンドといわれるだけあって、K4Mからコールが返ってきたときは一斉に送信をやめ、その交信が成立するのを待つスタイルは好感が持てる。(まあ一部の例外局はいましたけどね。)結局自分はというと、QRPではさすがにパイルアップを抜くことはできなかったというところで残念ではありました。もっともこれだけ強い信号を聞いたことは、海岸線での運用がローバンドで効果があることを体感できたという気がします。
3.5MHzは入感がなく、もしかしたら3.8MHzでSSBをやっていたのかもしれません。聞きに行かなかったのでちょっとわかりませんが・・・。CWの運用予定周波数では、意味不明の信号が出続けていました。何だろうか?
7MHzの夕方ではパイルアップというよりは呼び倒しとも言えるような状態で、K4Mが送信を始めているのに呼ぶのをやめない局が後を絶たない。いいかげんに相手が送信している最中は絶対に拾ってもらえる可能性がないことを理解したほうがよいのではないかと思う。こういう局にはコールが返ってこないということがなぜ理解できないのだろう?無駄な電波を出していればその時の交信の邪魔になって、結局自分に順番が回ってくるのが遅くなるだけである。その後はNA指定が長く続いた。たまたま周波数を離れていたときに解除になっていたかもしれないが、自分が聞いた時はいつもNA指定をしているように思った。22時を過ぎてOP交代の際にUAやJAをピックアップし始めたのでコールに参加。しかしほどなくNA指定が再開してしまい呼べなくなる。これがあきらめるきっかけになり撤収を開始した。
ログインした数や期待したDXペディションが多くとれたわけではないが、バンドNEWやモードNEWも取れ、満足することができました。(マルケサスはなんで聞こえないんだろう?ZK2はパイルがでかすぎ! hi)
最後になりましたが、好天に恵まれ、FBな移動でした。海風は思ったよりべたつかず、車の扉を開けて通り過ぎる風が心地よい感じでした。夕方に多少風は吹きましたが、アンテナが不安になるような風にはならず(海岸線は時間帯によってけっこう強い風が吹きます)終日楽しむことができました。交信いただいたみなさんありがとうございました。
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