今年もなんとか参加することができました。お休みであれば遠出して消滅町村から運用したいと思っていましたが、夕方からの仕事の都合でいつもどおりの近場からの運用となりました。和光市の場所を確保するために朝6時に出発。空はまだ暗い感じです。現地に着くとだいぶ明るくなってきました。ちょうど夜明けに時間帯でした。
こんなに早くから設営をする人もいないので、想定していたベストポジションを確保することができました。マルチバンドで参加するつもりでしたが、まずは6mのデルタループとダイポールをセットします。ギボシ接続のダイポールは3.5MHzのエレメントも接続しました。まだ時間があるので144/430MHzのアンテナをセットする前に、ローバンドの様子を確認します。3.5MHzでは弱いながらもEUがすこし聞こえていました。1局だけ妙に強いドイツの局がいましたが、呼んでいる局が多いのと短時間で落ちてきてしまい交信はできませんでした。スポット的に良い状態になっていたのかもしれません。おそらく3.5MHzあたりだと夜明け前に聞かないとDXのチャンスは少ないかもしれません。
7MHzはノイズがS-9で聞きにくい状態。そんな中でもDX1J(フィリピン)が強力に入感していました。CQ空振りが続いています。7MHzでは交信済みでしたが前回のモードがRTTYだったし、CWでは未交信だったので呼んでみました。即座にコールが返ってきて交信成功。JA国内はまだスキップ気味な感じです。まだまだDXが入感するような時間帯に7010以下の周波数でJCCサービスを開始する局もいました。電波法上での制約があるわけではありませんが、もう少し上のほうでやったらいいのになぁと思ってしまいました。
14MHzは北米方面の強力な信号が聞こえました。QTHをニューヨークと打っている信号がS-9で聞こえてくるのはうれしい感じがします。それに反応するJA局。CQ DXを打つJA局がパラパラ聞こえます。国内交信はちょっと時間が早いみたいな感じです。
そうこうしているうちに、そろそろ設営を完了しなければならなくなりました。144/430MHzは小さなAWXを使います。4mhのポールを車の横のゲートに縛り付け、FT-817を接続して設営完了。コンテスト用のCtestwinを立ち上げました。
前置きが長くなりましたが、コンテストは3.5MHzから運用を開始。いつもこのバンドは朝早いうちのコンディションが効率がよいでしょうから、3.5MHzから始めて上に上がっている感じになります。約1時間ほどの運用。呼ばれなくなるまでCQを出すか、早めに呼びまわりに移るかが悩みどころです。呼ばれなくなるまでCQを出すのは交信数は伸びますがマルチが伸びません。県内マルチを増やすためには呼びまわりを優先した方が良いのですが、電離層反射で呼んでいる県外局には呼び負けて時間ががかかります。今回は呼ばれなくなるまでCQを出し続ける戦略を選びましたが、逆に呼びまわりを開始する時間が遅すぎてマルチバンド参加局が上のバンドにQSYしてしまったようです。作戦失敗かな?
7MHzは大票田ではありますが、このところの国内コンディションではあまり期待できません。例年より局数が少ないような気がします。簡単にCQを出す周波数を確保できたのも、逆にいえば参加者が少ないかコンディションが今一歩という感じだったのかもしれません。このバンドも約1時間でいったん終了(結果的に戻ってはきませんでした)
その後14MHz、21MHzで県内局を呼びまわり。CQも少し出しましたが、呼んでいただける局数の割には時間がかかるので、早めにQSYとなりました。
例年よりかなり早いのですが、11時15分には50MHzに移動。CWを中心に50→144→430と回り、SSBでも運用を開始しました。呼びまわりではSSBではラグチューモードに入っている局も多くいますので、時間がかかりそうな周波数は飛ばしてしまいます。朝からV/UHFで運用している人は、すでにのんびりモードになってしまっているようです。周波数を確保してCQを出しているときには、思った以上に呼んでいただけたような気がします。結果的に50MHz/144MHzはSSBで運用しましたが、430MHzではFMでの運用を行う時間はとれませんでした。
運用の結果は254交信・433ポイント・133マルチ 総得点57589点となりました。HFのコンディションが良い時に比べると3/4ぐらいの得点となっています。単純に割り算すると1分30秒に1局ぐらいのペースでしょうか。もう少し交信レートを上げないと駄目でしょうね。マルチ探しも効率が悪いし・・・。6時間というスプリントのコンテストでマルチバンドでの参加はいろいろと勉強になる面もあり面白いです。電信と電話の得点の違いと得られるマルチの比率。6時間走り続けてもトップとの差は桁違いになります。上位入賞局は一つのバンドでCQランニングをしながら別のバンドを別の無線機でサーチし、マルチ探しをやっているそうです。真似してみましたが頭の中が混乱して逆に効率が落ちてしまいます hi オール埼玉コンテストは奥が深いです。
交信いただきましたみなさん、ありがとうございました。
あわてているわけではありませんが、とりあえず早めに帰宅して、一息ついてから出勤するためにコンテスト終了と同時に撤収を開始しました。すべてのアンテナを撤去して車をスタートさせるまでに22分。結構早い撤収時間でした。帰宅してからは1時間半ほどの余裕時間ができましたので、ゆっくり出勤の準備をして出発となりました。
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