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2010年3月16日 (火)

RE:新免許状到着

 新免許状到着にコメントいただきありがとうございます。ちょっと忙しいところもあり、コメントに返信しそびれてしまいました。その間に2つぐらい話題がありましたが、それはこの後に書こうと思います。

 2週間で完了したことから書き込みをしましたが、やはり気に止まるところは74枚の証票ステッカーというところでしょうか。自分の場合、一台一台に思い入れもあり手放せません。これは7K1CPTの歴史でもありますし、必要が無ければ撤去という形にならず、送信機の追加を繰り返していて74台の数を数えることになりました。ずいぶん多くの無線機を買っているんだなぁと思われるかもしれませんが、実態は印象ほどすごいものでも無かったりします。たとえば、2SC1815の2ステージ送信機(あゆと同形式)はバンドごとに4台登録してあります。14MHzと18MHzに関してはキーイングの立ち上がりに不具合もあり、フルブレークインというわけにはいきませんが、送受信切り替えスイッチを利用して交信できる状態ではあります。同じバンドでもファイナルが違う送信機は別のものとして2台登録してあったりします。

 たしか最初に作った(と記憶している)QP-7は、VXO回路を追加して4ステージとなっていますが、登録してあるファイナル2SC1959の送信機は7-10-21-24MHzの4台が登録してあります。QP-7を最初に作ってから初交信にいたるまでは、受信機との切り替えやゼロインするためのキャリブレーションの方法などを考えているうちに3年ぐらい立ってしまったような気がします。

 外国製のキットもずいぶん作りました。スモールワンダーラボのSWシリーズは7MHz用のSW-40からファイナルが変更になったSW-30+やDSWになったあとの14MHz用、DSW-40Ⅱなどもあり、ロックマイトはその頃販売されていた40m・20mのほかにバンド変更の改造をした21MHz版も作って登録してあります。SW-40は発振段のコイルの巻き数を変えて可変範囲を目的のバンドのなかに入れるということを勉強させてくれました。説明書どおりに作ったら、アマチュアバンド外でしか電波が出せなかったんですね。

 国内のキットや回路図を発表されている自作機にチャレンジしたものもたくさんありますし、一応動作状態として分解せずにとってあるというところも送信機の数をここまで伸ばしている要因にもなっています。「ビギナーのためのトランシーバー製作入門」という本に載っていたキットも作りました。自分で無線機を組み立てて交信を楽しむという分野に深く足を踏み入れる結果につながっているかもしれません。2mFM機を皮切りに6mAM機・6mSSB機を作って交信を楽しみました。VXOを改良したりケースを何度も塗り替えたり、ずいぶん楽しませていただきましたがまた機会があればQSOも楽しみたいです。6mSSBで初めて交信した沖縄は出力70mWによるこちらのCQに応答していただいた思い出深い交信でした。中野グループのマニュアルを手に入れて作った6mDSB機での交信も印象深い交信が楽しめました。

 ミズホは好きな無線機メーカーでした。中でもピコは第2送信機となっている21MHzから始まって、7台(7バンド)のピコがあります。P-7DXなども手放したいと思ったことがありませんでした。

 開局はC520というFMハンディ機でした。その後車で使用するときに出力を上げるために作ったブースターアンプもありました。変更申請を行って430MHzは15W出せることになっています。車の入れ替えの際に取り外してとってありますね。FMハンディ機は昨年購入したVX-8で4台目となりますが、一台一台が性格の違う無線機でもあり、出番が少なくなってもそのまま登録してある状態です。

 手放す気持ちがあまりないので、元箱にあまりこだわりを持たず、保管はこんな感じになっています。

Hokan  100円ショップなどで安い段ボール箱を同じ大きさで購入しておくと保管もしやすくなります。オプションパーツなどもまとめておくと使いやすいと思います。

 HFマルチバンドのオールモード機も多少はあります。HFを始めるときに交信を楽しんだIC-726S・上級資格取得の自分へのご褒美に買ったTS-690S・8J1VLPの使用リグの操作を覚えるために買ったIC-706mk2GM・QRPのFT-817・K2・K3など。今思い返してみると移動局の上限となる50Wのオールモード機はTS-690S・IC-706mk2GM・K3の3台しかありませんでした。

 他にも書ききれていないものもありますが、それぞれが購入時に理由があって手に入れたものでもありますし、たくさんの思い出の交信をさせてくれたリグ達ですから、使う頻度は少なくても手放して撤去の変更申請を出すことはなかなかないかもしれませんね。

 証票を張っていてい気がついたことがありました。

Syouhyou 本来はそれまでの証票をはがして新しいものを張り付けるべきでしょうが、細かいところは突っ込まないでください hi 10年前の商標が張ってあるんだから新しいものを張ることもないかなぁと思いましたが、両端の「7」のステッカーは違いがあります。今回初めて気がついたのですが、郵政省が総務省に変わっていたんですね。

 たくさん送信機があっても意外と安いものがそろっているので、FT-DX9000とFT-2000をそろえて充実した無線運用をしている人がいるとしたら、たぶんそちらのほうがお金がかかっていると思います。数で勝負したとしても、(たしか以前どこかのホームページで見たのですが)メーカー機ばかり100台そろえたシャックで無線を楽しんでいる人もいましたし、ギネスブックなんて足元にも及ばないというところが本当のところだと思います。

 それから、「一度に使えるのは・・・」というコメントですが、無線機を一度に操作するのは当然1台です。もっとも、ゲストオペ制度で個人局をマルチバンドにしてコンテスト参加するとしたら、複数台の送信機を一度に使える可能性はありますが、誰もゲストオペで7K1CPTを使って運用したいという希望は出てこないでしょう hi もっとも、一度に使う目的で登録してあるわけではないことは分かっていただけると思います。使いたいと思ったときに使いたいという理由だけでこれだけの無線機を登録してあるというところです。おそらくこれから先も増えていくことでしょう。

 管理が大変という印象もあるかもしれませんが、A4サイズの30穴リングファイルを2冊用意して、「現用」と「過去」のファイルに整理してあります。「現用」はポケットファイルに免許状を入れ、第1~第74までの送信機系統図をファイルしてあります。混乱しないように、保証認定機器は保証認定の番号を書いて1枚のページにしておき、技適機器はそのように書いて1ページを作っています。欠落が無いようにしておくほうが疑いなくチェックできるようになります。過去のほうは変更申請をした際の写しをファイルし、新しく変更申請を行ったら、古いほうは「過去」のファイルに入れ替えをする。現用のチェックをすれば現用の詳細が分かるようにしてあります。

 再免許の際の書類作りですが、実はすべての送信機に関して細かく記入する必要はありません。郵送で申請する場合も、工事設計書の欄に「第1~第74送信機まで変更なし」と書くだけで終わってしまいます。簡単に済んでしまいますよ。

 一つ一つのコメントに返事を書くよりもこちらのほうが一気に説明できると思うので、RE:の形でスレッドを立ててみました。たくさんのコメントをいただきありがとうございました。

 

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コメント

こんばんは。
74台も登録しているなんて…。びっくりしました。

投稿: KEN/JA1KEB | 2010年3月16日 (火) 23時07分

今晩は。
私と違って、昔のリグも愛着があって大事にされているのですね。
見習わないと。。。。

私なんて、置く場所が無いので、処分したり、もう使わないからと、オークションに出したりして、結構もったいないことをしています。

投稿: JK1TCV/Kazu | 2010年3月16日 (火) 23時21分

kenさん kazuさん こんばんは
コメントありがとうございました。

使わないリグを処分するのは悪いことではないと思います。私の場合、処分するにしても、値段がつかないようなものが多いということもあるかもしれませんね。

ピコの珍しいバンドのものなどは多少なりとも価値感を持ってくれる人もいるかもしれませんが、やはり手放したくないと思うリグばかりです。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年3月17日 (水) 00時33分

ちょっと軽率なコメントをしたかなと
反省しています。
CPT局歴史の一ページを見せて頂きました。100台になったら本1冊書けますねhi

昔からカメラ、オートバイ、無線と趣味の
品物は増やすことは簡単でした。今では
1つ増えたら1つ減らすようにしています。お気に入りのモノだけが残っています。

衝動買いしたものは手放す事が多いですね。飽きっぽい性格なのかもhi
運用も含め見習うところが多いです。

投稿: UBL/Ken | 2010年3月17日 (水) 06時00分

田中さん おはようございます。

私は単に物欲が大きいのかもしれませんね hi

オートバイは2代持っていたこともありますが、さすがに今は1台だけです。保管場所が無いことが一番の原因かもしれませんが、維持費もかかりますからなかなか複数のオートバイを持ち続けることは難しいですね。

カメラも、趣味の道具としては手元に置いておきたいもののひとつですね。こちらは買い替えをしたことがあまりありませんが、デジカメ一眼レフを買ってからフィルムカメラはほとんど出番が無くなってしまいました。でも一番使うのはやはりポケットデジカメになってしまいます hi

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年3月17日 (水) 06時24分

あるOMから聞いたことですが、「戦前のものの無い時代ならともかく、部品の入手が容易な時代であれば、わざわざ完成した送信機を部品取りにして新しいものを作ったりしないで、作ったものはそのまま保管しておいたほうが良い」とのお話でした。

一度分解してしまったら時代が過ぎてしまったあとは二度と同じものは作れないし、記憶の中にしか残らないものになってしまう。性能が著しく劣っていても、あの頃の無線機をとっておけばよかった。と後悔するのは戻らなくなったあとばかり・・・だそうです。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年3月17日 (水) 06時45分

その通りと思いますよ。
一度作ったのは簡単に分解できるけれど、
元に戻すのはその倍以上の苦労がかかると思います。
せっかく作ったのはなかなか分解できませんね。
私が売ってしまうのはもっぱらメーカー機ですが、
今思えば、ピコ7やピコ21は売るべきではなかったかな?と思います。
その頃はQRPは興味なかったのですが、
ピコは良いリグですよね。
自作機はほとんどばらさずに保管しています。
(オークションに出しても売れないと思うからかもしれません。HI)

時間があれば、是非山田さん所蔵のリグを紹介して下さいませ。

投稿: JK1TCV/Kazu | 2010年3月17日 (水) 08時31分

今晩は。先週山田さんのお助けを頂いて金曜日の夕方遅くに提出したK3のTSSへの保証認定願いですが、本日早々と保証認定が届きました。が、日付が3月19日付けとなっていて、19日以降に総通に手続きしてくれとの事。何だか良く分かりませんが、取り合えず前進した様です。もうしばらくは通勤電車でK3のオーナーズマニュアルを眺める毎日が続きそうです。ではでは。

投稿: JF1TTN/Mukai | 2010年3月17日 (水) 19時21分

栗原さん こんばんは

ピコは電話級の試験を晴海に受けに行ったときに、会場の一階に展示してあった無線機のなかで、妙に気持ちがひかれるものがありました。それがどんな無線機だかわからないのに、ほかのどの高級機よりも魅力的に見えましたね。

設備の紹介は、端から説明するときりがない感じではありますが、なにかのきっかけでUPするようにします。気長にお待ちください。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年3月17日 (水) 21時39分

mukaiさん こんばんは

まずは無事進んだようで良かったですね。総務省の手続きまでいけばあと少しだと思います。

日付の問題はなんでか分りませんが、まあ19日に後の手続きをすればいいんじゃないのかな?

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年3月17日 (水) 21時41分

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