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2010年10月17日 (日)

OIK-F88キーヤー

 2年ほど前にCQ誌の付録で基板がついてきたメッセージメモリーキーヤーですが、自分の運用スタイルに合っているようで愛用していました。ケーシングコンテストもあったので記憶にある方も多いと思います。F881

 使用を続けていて1年ほどたって、ランダム送信(受信練習)モードが暴走することが起きてきました。基板を切ってレイアウトしたのが悪かったのだろうか? 縦専門のJA1BVAさんに不要な基板をいただいて2号機を作りましたがこちらも1年近く経ってランダム送信の暴走が始まりました。写真は左の白いものです。

F882 右側の小さいほうは専用基板を使わずにユニバーサル基板で作りました。でもこちらは完成する前から暴走していました。

 いろいろと考え修正してみたり、PICを焼き直したりしてみましたが良くなる気配が感じられません。PICの入門書などを読んでは見ましたが対処がわからず、そのうち、ランダム送信の判定でぶら下がっている抵抗の値がキーポイントなのではないかと頭に浮かびました。

 R4の4.7KΩを2.2KΩに変更して、ランダム送信がOFFになっているときに入力ポートに印加される電圧を変えてみました。(一番上の写真で基板の裏側に取り付けてある抵抗です)予想は当たって暴走することが無くなりました。本当に長い間かかりましたがやっと症状を無くすことができました。

 ユニバーサル基板で作った3号機もこの対処方法で問題無く動くようになりました。千葉コンテストに持ち込んで動作の確認運用。そんなわけでパドルも持ち込み2セットをチェックしながらコンテストに参加していました。

 なんだかほっとしたような気がします。よかった。

F884 あまりかっこいいハンダとは言えませんが公開します。こちらもR4の抵抗が基板の裏側に取り付けてあります。こちらも活用しようと思っています。やっと肩の荷が下りたような感触です。オール千葉コンテストでは不具合も無く安心して使うことができました。 

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コメント

ランダム受信を使わない(OFF)なのに
暴走するのでしょうか?

投稿: UBL/Ken | 2010年10月18日 (月) 06時06分

田中さん おはようございます。

ランダム送信の判定ポートは、使用しない場合「+」を印加し続ける必要があるようです。私のものは雑誌指定のレギュレーターICではなく、汎用の5Vレギュレーターを使っていて、出力電圧がちょっと小さいのかもしれません。

短絡してランダム送信ONとしたときにレギュレーターからの電圧を受けるために抵抗は必要ですが、この値を小さいものにしてPICの入力ポートにかかる電圧をちょっと高くしてみました。
(たぶんそういう理解であっていると思います)

CQ誌の部品リストに書かれたレギュレーターを使っているときはこの症状が出ないのかもしれませんね。1号機も2号機も作った時には出なかったので、逆に悩んでしまいました。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2010年10月18日 (月) 07時10分

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