8J1ITU 再び。
本来はこの日が予定日でしたが、いけるかどうかわからなかったので大型連休のときに先行して参加しましたが、顔なじみの集まる予定日にも参加することができました。金曜→土曜の別グループの皆さんともお会いし、かすみがうらに到着してすぐにバーベキュー大会となりました。毎回参加すると食べ過ぎ状態になってしまいます hi
今回はOPが沢山いますし、前回に結構ログを進めたので、局数を増やすよりは運用の少なそうなところを狙って電波を出してみました。24MHz-SSBでスタートです hi その後18MHz-SSBで運用。夕方からはDXの入感も期待して10MHz、そして14MHz、この辺は隙間狙いというよりはDXと交信したいというメインストリート狙いと言ったところかもしれません。もちろん国内を無視するわけではありませんがビームが向いていない方向からの信号はちょっととりにくかったかもしれません。
ビームを動かすと他のバンドのOPにも影響が出ますから、なんとかその方向でコピーしようとします。コンテストや記念局運用にありがちな「なんでも599」はあえて行いませんでした。RST-339をかなり出したと思います。ノイズレベルすれすれで、符号の欠落が多い状態での受信は、良い例と悪い例をいろいろ聞かせてくれました。たとえ1局だけが呼んできても、連続して3回コールサインを打たれたときに普通の間の取り方ではコールサインがどこからスタートしているのか認識できなくなるんですね。これは弱い信号を受ける側に回らなければわからないことなのかもしれません。こちらがミスコピーするほどの弱さだと表現しているにも関わらず、コールサインを確認させる以外の情報をパラパラと打ってこられると、それがコールサインなのかもしれないと思わせてしまいます。モールスは短点一つが欠落しただけでも別の符号になることを、わかった上で簡潔かつ認識しやすい符号の送り方を勉強させてもらえました。
余談になりますが、「C」って知ってますか? 「YES」とか「その通り」とかいう意味で使われたりします。たとえば、相手から「7K1CPM OK ?」と打たれた時に訂正を促すために「7K1CPT 7K1CPT」と打ち返しますが、正しく「7K1CPT OK ?」と打たれたときに、こちらから「C」と一文字打つだけで、相手がわかっていれば、「R TU」と返ってきて交信成立します。レポートを送る必要がある時は「C 5NN TU」となります。 この時に「OK 7K1CPT 7K1CPT 7K1CPT THANK YOU YOUR 599 599 DE 7K1CPT HW ?」などと打ち返すと、コールサインが間違っているんだから何度も打っているんだろうと思われます。コールサインを何度も打つことは確実に相手に伝えようとする行為が逆効果になる一例ですね。パワーの差とアンテナの指向性が向き合っていないときなどは、お互いのレポートが極端に違う場合も少なくありません。うまい呼び方をする相手と迷わせる呼び方をする相手、いろいろな相手と出会えるチャンスが作れますので、ハイパワー局の運用はQRPでの成果の積み重ねとは違った意味でいろいろと経験させてくれます。
みなさん夜遅くまで楽しんでいました。私は少し早めに休ませてもらって、普段なかなか運用できない夜明け前の時間帯のQRVにチャレンジしてみました。3時起床ではありますが、体内時計をずらすのは難しく、起きてはみたもののエンジンがかかるのにちょっと時間がかかりました hi 多くはないものの、T6・D2・SV5・EA6などをログインすることができました。
運用が少なかったと聞いていた7MHz・10MHz-RTTYでも少し電波を出しました。私の記念局での交信数は125となり、この2日間のグループののべ交信数も750ほどになりました。8J1ITU全体では7700交信になっていると聞いています。沢山の方に呼んでいただいてありがとうございました。また、毎度お世話になっているオーナーご夫妻にもこの場をお借りして感謝いたします。運用そっちのけでラグチューも楽しみ(hi)ました。ほんとうにみなさんありがとうございました。
8J1ITUの今後は関東で何箇所か移動運用の予定があるそうです。また最後の3日間はオーナーの故郷でもある北海道旭川市に設備を運んで運用されるとのことでした。/8の運用は移動局ですから50Wですが、コンディションが上がればビームを西に向けっぱなしで国内向けの運用ができるとのことで、強い信号も期待できるかもしれません。私も期間中に探してみようと思っています。
5/23 記
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コメント
2日間、お世話様でした。
私はワッチ時間が多かったかな?
たくさんの局とお話が聴けたので、得るものは大きかったです。
”C”だけを打つっていうのははじめて聴きました。
私は”OK OK”が多いです。
時々、”cfm”(confirm)と打ったりしていますが、
”C”の方がスマートですね。
投稿: JK1TCV/Kazu | 2011年5月23日 (月) 09時02分
Kazuさん お疲れ様でした。
楽しい2日間でしたね。
「C」は国内では知らない人(というより使っていない人)が多いと思います。コンテストなどのW相手のときに使うとけっこう通じます。
「C」は「そのとおり!」
「R」は「(自分が)了解!」というように使うといいと思います。
次にご一緒するのはVLPかな? そちらでもよろしくお願いします。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2011年5月23日 (月) 10時04分
2日間、お疲れ様でした。
P3が過去の流れを表示することに、未来志向を感じました。すごい機械が出たものです。
「C」は業務通信ではごく普通の符号でした。アマチュア交信でこれを使うと、了解できない局があり、かえって混乱?の元になるので、OKを使うようにしています。
Wの局はCを十分に知っていますね。
確かClear の意味を持ったCだと思います。
日本では「肯定」の意味になっています。
投稿: JA1BVA 齊藤 正昭 | 2011年5月23日 (月) 11時53分
追加です。
8J1ITU/8は、オーナーのJA8CCL/JA1AHSさんが29日から31日まで運用。
私は30日の11時くらいから夕方17時前後までの予定です。
昼間だけなので八木は南からちょっと西よりに向けたままの運用になります。
聞こえていましたら、交信をお願いします。
フルサイズの1.9メガダイポールは一見の価値があります。
アンテナファームの真ん中を北海道の道路・・・道道が貫いています。
投稿: JA1BVA 齊藤 正昭 | 2011年5月23日 (月) 12時27分
土曜日はアイボールありがとうございました。外も熱かったですが、シャック内の熱気も相当なものでした。Hi
シャックに流れる正確で小気味よい縦ぶれの音は、本当にFBでした。次回は、じっくり皆さんのオペレーションを見学したいと思います。
投稿: JI1SAI/Chino | 2011年5月23日 (月) 23時22分
齊藤さん こんにちは
運用お疲れ様でした。縦振電鍵使用にも関わらず、当日の参加者中最高の交信局数をたたき出すところはさすがだと感心しております。ご苦労様でした。私も縦を持ちこんだのですが、2交信でパドルに戻してしまいました hi
こういうイベントで沢山の方が集まるのはとても有意義なことだと思います。いろいろとお世話いただいている皆さんに感謝ですね。
「C」はプロの世界ではよく使われていたんでしょうね。アマチュアは個々の知識の幅も違いますから、通じないなぁと思ったときは「OK」も使っています。
「C・・・・OK」っていう感じかな? 反応が無いと思ったところでOKって打ちなおす感じですね。
「Clear」というのは送信内容は通じたというようなニュアンスでクリアなのかもしれませんね。CQ誌のハム手帳には「YES」と書かれていますが、交信時に使用するときのニュアンスから考えると「これでいいか?」「そのとおり!」というような雰囲気が似合っているような気がします。
北海道旭川から見れば本州向けは、西ではなくて南でしたね。勘違いです。失礼しました。うまく日中だけでも時間ができたら探したいと思います。頑張ってください。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2011年5月24日 (火) 05時24分
Chinoさん こんにちは
ゆっくり話ができなくて失礼しました。シャックが座るところもないぐらいの人でごった返していましたね。ちょうど昼食の後で「さあやるぞ!」という雰囲気になっていた時でした hi
一緒にいらっしゃったお二人ともう少しコミュニケーションをとりたかったような気がします。こんどゆっくり遊びましょう。CCLさんがシャックにいるときに遊びに行く段取りをとりますか? hihi
熱気はたしかにあのときが最高だったかもしれませんね。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2011年5月24日 (火) 05時30分