オールアジアコンテストの参加に関するブログを拝見すると年齢を送るナンバーを好まない方が予想外に多く、あらためて考えてしまいました。自分としてはそれほど違和感を感じているわけではないのですが。
コンテストは主催者の目的と意図によって規約を練り上げ開催されます。地域をナンバー・マルチとして使用しているコンテストは「より広域と交信すること」でマルチが増えることになります。001形式のコンテストは相手から送られるナンバーが交信相手によって変わりますからより正確な受信を要求されることになります。PCでのクロスチェックが当たり前になってくると、ミスコピーなどで減点されることもあり正確にログに入力する必要を迫られます。パーシャルチェックも通用しなくなるので、コンテストを運用技術を磨くために参加するのにはこちらの方が向いていると言えるかもしれません(もっとも自分が交信する前の交信を聞いていれば自分のナンバーは予想できますけど)
年齢を送るナンバーは、パーシャルチェックが通用しません。(もっとも昨年のパーシャルリストをすべて一つずつ加算したリストを作っておけば使用することは可能になるとは思います。)コンテストスタイルとしては地域ナンバー形式と001形式の中間にあると思います。予想しにくいナンバーをしっかりとコピーしなければならないという意味では耳を鍛えなければログの進みが悪くなります。この辺はCQを出して呼ばれる側の感じになるのかな?呼ぶ側に回る時は自分の前の交信が聞ければナンバーは予測出来るので、どの形式にしてもログインすることにあまり変わりは無いかもしれません。
年齢を個人情報と認識することで送信するのが嫌だというひともいるようです。相手から送られたナンバーが同世代だと、全く別の場所で同じ時期に生まれ同じだけの年を生きてきた人と出会える無線の面白さをほんの少し感じることもあります。高齢の方とお会いすれば元気にお過ごしください、そして来年も会いたいですと思います。若いナンバーを送られれば高齢化が話題になるアマチュア無線に若い参加者がいてくれることをうれしく感じたりします。
コンテストでシリアスな参加をする方は個人情報など要らないと思われるかもしれませんが、このナンバーが相手に親近感を感じるような気がして個人的には好きなコンテストと言えるかもしれません。
以前は、個人情報を送りたくないという意見を踏まえて、男でも00を送って良いという時期もありました。(YLさんは00を送っても良いのは以前から変わりませんね) ただこうなると参加者は通りやすいナンバーを選択するほうが有利になるので、コンテストナンバーを制定する意味が無くなるでしょうしすぐに以前の状態に戻りましたね。 年齢をナンバーとしることに違和感を感じる人は、AAコンテストがより面白くなるようなナンバーを考え、提案することが大事だと思います。よく考え、提案していけばコンテスト委員会も動いてくれるかもしれません。ただ「嫌だ」と言うだけではAAコンテストそのものを否定しているのと同じことになります。
地域マルチや001形式がほとんどのコンテストの中で年齢を送るコンテストは、他とは違った印象で参加することが出来、コンテストとしては個性のあるほうだと思います。毎週毎週同じナンバーのコンテストが続くよりは、年齢交換のコンテストがあっても良いのではないかと思います。私個人としては支持したいですね。この年齢ナンバーを提案し実行したOMさんは今年は参加されたのかな?信号は聞きませんでしたが・・・。電波を聞くことが元気なことを表してくれる気がします。
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