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2012年7月22日 (日)

/QRPをつけたコールサイン送信について

 QRPついでにもう一つ。

 先日のコンテストでコールサインに/QRPをつけたコールを打ってきた方がいました。自らQRP運用をしている立場でもありますし、ローパワーの運用には好意的に/QRPを付加した返事を打つようにしています。ところが呼びまわりをしているときにたまたまワッチした周波数で、コールサイン/QRPで送信していたのに相手がコピーしにくいと判断すると/QRP無しでコールを打ち、交信(ナンバー交換)を完了していました。

 どう思われますか? PCでログチェックを行うような現在の電子ログスタイルではクロスチェックも容易になってきています。/QRPはコールサインの一部ではありませんが、コンテストなどで/QRPをつければコールサインの一部としてクロスチェックされ、合致しなければ減点の対象になる可能性が高くなります。/QRPをつけたりつけなかったりするのはコンテストにおいては正当な参加方法とは考えられませんでした。もっとも、コンテスト規約で「QRP部門に参加するには交信時に/QRPを付加する」と明記されたコンテストもあります。この場合は/QRP無しで交信したらその交信自体が無効になってしますので/QRPの付加は必須となるでしょうね。

 以前QRPクラブに参加していたころのOMさんの投稿によれば、「/QRPは水戸黄門の印篭ではない!」だそうです。競合して呼ぶ局がいるときでも/QRPをつければ送信が長くなるので、そこだけに気がついて先にピックアップされる可能性が高くなります。また、一歩引いてこの状態を耳にしてみるとQRP局が呼んでいるんだから他の局は遠慮してくれと言っているように聞こえるらしいです。まわりを静かにさせて先んじる雰囲気が印篭をかざしているようなたとえをしたのでしょうね。

 私は普段の運用のとき、CQ局を呼ぶときは/QRPはつけません。あえて/QRPをつけるときは、CQをだしている相手がQRPだったとき、自分がQRPで2way QRPの交信を望んでCQを出す時などに限定しています。/QRPをつけなくても設備紹介の段階になると「RIG 5W」とか「PWR 5W」とか打ったりします。自分から設備紹介を先んじて打つ時は相手からもらうレポートと自分が送るレポートがかけ離れているときなどに、こちらのレポートが悪いのは出力が低いせいでしょう。と伝えるようなときがあります。

 考え方は人それぞれでしょうし、この考えを押し付ける気持ちはありません。でも、短い交信をてきぱきとこなしているときに/QRPが聞こえると「長いなぁー」と思うことも少なくない感じがしてきています。

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コメント

/QRPは考えるところが多いですね。黄門様の印籠といわれると「ああ、なるほど・・・」

投稿: UBL/Ken | 2012年7月22日 (日) 06時20分

お久しぶりです!
いつもタヌキばかりしています。
最近は「AYU-40m」でCQを出して遊んでます。
この時、自分はほとんど/QRPは付けていません。
たまに付けますが。
交信中こちらが0.3WでAYU-40mだとわかると、相手の方が/QRPを付けてくださる事が多いですね。
この場合、ファイナルの時に/QRPを付けたりします。
こんな運用の仕方なので、たまに相手がしっかり/QRPを付けてコールサインを打って来ているのに付けずに応答してしまう事があります。
コンテストも規約に無ければ、最初から最後まで付けません。
やはりチェックが心配だからです。

AYU-40mの交信は楽しいですhi
先日和文のお馴染さんから呼んでいただいた時
「トーンも綺麗だよ」と言われ嬉しくなりました。
大事に使っていこうと思っています。

投稿: JKR/ROY | 2012年7月22日 (日) 07時11分

私はJK7UST/7/QRPというのが苦手です。
コールサインを送出するのに長すぎるし、電子ログへの収まりも悪いです。
/7か/QRPだけにしてほしいと感じることが時々あります。

投稿: ust | 2012年7月22日 (日) 08時11分

おはようございます。
私も以前は/QRPを付けてコールしていましたが、QROもやるようになったり、
LoTWを始めたりしたので、最近は5w運用でも/QRPを付けなくなりました。
特にDX相手だと、CONDXが急に落ちたり、QRMで取れなかったりするので、
QRPが大事ではなく、コールサインをコピーしてもらうのが大事なのですからね。

付けていると、確かに水戸黄門の印籠の効果はありましたね。
でも長いコールになるし、コンテストでは
時間のロスになると思いますね。

昨日P29とQSOした時には、/QRP無しでコールして、59をもらいましたが、
こちらは5wだよと言ったら、おお、すまん。
実は57で良く来ているよと言われました。

必要なとき以外は/QRPは付けないことにしました。

投稿: JK1TCV/Kazu | 2012年7月22日 (日) 09時33分

私のやり方は・・・

CQ QRPと打っている局をコールする時には、自コール/QRPと送信します。
これは/QRPを付ける必要があると考えています。

こちらを de コール/QRPで呼んできた局には、自コール/QRPで送信します。

しかし、お互いにコールサイン/QRPを確認した後は、/QRPを付けてません。ログにそのように記入されており、交信時間の短縮の意味もあります。

JCCサービスなどの局は、ほとんど全てがQRPではないので、それをコールする時は、/QRPは付けない。

DX局との交信では、/QRPは使わない。DX局が/QRPの時は付けます。

もう一つ、
お互いに/QRPを付けないでRST交換したあとの情報交換で、相手局がQRPであることが分かった時には、相手局/QRP de 自コール/QRPで73することがあります。

それぞれが自分で納得できるやり方がベターだと思います。

投稿: JA1BVA/JD1AHC 齊藤 | 2012年7月22日 (日) 12時13分

お久しぶりです、
近頃電波はたまにしか出していない私です。

私が開局したころの6mバンドは
ほとんどの局が1Wか3ワット程度
だったけれどだれもQRPなんて言ってなかったので5ワットも出していて
QRPなんていわれるとすごく違和感があります、
私はRJX601で開局しました、
わたしのQRPの記録は1.3ミリワットの交信が最小です。

投稿: ji1ekd | 2012年7月22日 (日) 21時01分

UBL/Kenさん こんばんは

/QRPは考えるところが多いですか。
自分なりの考えでコールサインに/QRPをつけるのは悪いことではないと思いますが、それぞれに主張したい理由を持ち、その時の状況に合わせて運用したいですね。

思いのほかコメントが多くかかれちょっとびっくりしています。 hi

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月22日 (日) 23時59分

ROYさん こんばんは

あゆが活躍しているんですね。FBです。増幅段数の少ないシンプルな送信機ですからきれいなトーンで電波が出るのかもしれませんね。CQ誌掲載に多少かかわった者として活用してくれるのがうれしく思います。

私も少しはあゆで電波を出さなければいけませんね hi

300mWの出力でCQを出す時は、受信が弱いのはコンディションのせいでは無く、こちらがQRPだからですよという主張をつける意味で/QRPの付加が有効なときもあるようです。実際の信号強度を確認したRSTを送ってくれる場合もありますね。

QRP運用、楽しみましょう。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 00時04分

USTさん こんばんは

USTさんもQRPを楽しまれていますよね。
提案の例はオール宮城コンテストだったかな?実際長すぎるコールサインを強要するのはコンテストの趣旨に合わないような気がしますね。こういう規約を考えるのは、おそらくQRP運用をしない人なんだろうなぁと思います。
JARLのように出力記号を付加するスタイルがいいような気がします。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 00時07分

Kazuさん こんばんは

そうですね。交信の最優先事項はコールサインを間違いなく相手に知らせることであり、レポートの交換をすることなんだろうと思います。なんでもかんでも599を送る場合もあるようですけどね。

アワードなどでは/QRPを付加したQSLが必須という特記条件のものもあるようですが、それはどうなんだろうなぁと考えさせられるときもありますね。相手はこちらのQRP運用を証明する手段は無いわけで、こちらから相手の送るQSLに出力などの設備状況を書き足すことは意味のあることだと思います。

LoTWでは/QRPのついた交信は別のコールサインとして登録しなければいけないんですよね。単にシステムの問題かとは思いますが、合致しなければ交信証の代わりにはならないのでしょうから、相手が記を聞かして/qrpをつけてログをuploadしたら合わなくなってしまいますね。これも難しい問題です。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 00時14分

齊藤さん こんばんは

齊藤さんのスタイルは私の考えとほぼ同じに思います。
2way QRPを喜びたい交信もありますよね。ローパワーの信号がどれくらいの強さで聞こえているかは興味深いところではあります。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 00時16分

JI1EKDさん こんばんは

私が開局した時はすでにRJX-601の時代では無かったようです。もっとも大切に使い続けている人は少なくなかったですね。

そのころのQRPは(JAでは)入力1Wだったようなので、出力3WがQRPということに違和感を持つ人は少なくないと思います。
HFでは3~5Wぐらいの出力でS-9オーバーの信号は良くあることですね。6mでもEスポで交信する相手はQRPでも強力です。

mWの信号で交信するのは受ける側の技量が大きな要因になるかもしれませんね。送信するほうは相手の信号を受信しやすいですからね。自分の記録はCWでは10mWぐらいかな? 発振段を作るだけで10mWぐらい出てしまいますから、それ以下にするのは結構難しいような気がします。 SSBだと70mWぐらいですね。ビギトラ機がそれぐらいの出力でしたが結構楽しめました。でも1000交信をクリアしたつわものもいましたね。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 00時30分

>ローパワーの信号がどれくらいの強さで聞>こえているかは興味深いところではあります。

もう、数年前になりますが、JD1からQRP OAMを楽しんだことがあります。
本土からのQRP(5W)波は、その10dB上の50W波と同じように聞こえていました。
しかし、さすがに、QRPP波は信号が小さいですが、これが本当の5W波のように思えました。

投稿: JA1BVA/JD1AHC 齊藤 | 2012年7月23日 (月) 00時55分

開局がTR-1300だったので出力2WPEPでした。当時、RJX-610の5Wでも高出力だと思っていましたし、10Wも出しているIC-551なんか羨ましくてしょうがなかったです。
当時もそうでしたが、今でもFT-817で運用している時にQRPは付けません。何故って、5Wは私の中では高出力の範疇だからです。0.5Wなら付けるかも?(笑)

投稿: JN1BBO | 2012年7月23日 (月) 00時59分

齊藤さん こんにちは

最近ではなんでもかんでも599というレポートが多くなってきていますね。交信成立を最優先にするDXペディションのやり方を一般の交信でもまねている感じでしょうか。レポート交換以外の情報を交換する交信では比較的リアルなレポートをいただけることもあります。コールサインの確認に何度も復唱する必要があるのに599では無いんだろうなぁということも、こちらの想像だけの記憶になってしまいますね。もっとも、相手局の受信能力も大きな要因にはなりますけどね。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 09時07分

JN1BBOさん こんにちは

QRP運用であっても/QRPをつけない人は少なくないように思います。5WはQRPという感覚が無い人もその中に当てはまるかもしれませんね。その時代を知っている人にとって、今でもQRPとは入力1W以下という感覚なのかもしれませんね。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2012年7月23日 (月) 09時09分

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