このところDXの追いかけなどが続いていたこともあり、PHONEで交信を楽しみたい気持ちが強くなりV/UHFで飛びの良い場所に行きたくなって檜原村に出かけてみた。前にここに来たのは1年ほど前だったような気がする。そのときに終了前に1200MHzで沢山呼んでいただきながらゲートが閉まるまえに撤収しなければならず、ちょっと残念だったこともあり、最初に1200MHzの運用から開始した。
1200MHzの12段コーリニアアンテナを10m釣竿の先端に取り付け8mhまで上げた。フルにUPしないのは5D-FBの同軸ケーブルが10mにしてあり、これ以上長いケーブルを使うのは減衰が顕著になってしまい1Wの信号も弱くなってしまうということでこの高さにしました。これでも同軸の先端で20%ぐらいのロスがあるようです。
無線用のバッテリーでしばらく運用していました。10時ごろから運用を始めましたが、思ったよりもコールは少なく、呼ばれるたびにそこそこ話し込むような感じではありました。話が長いから敬遠されたかな? 6交信ほどログを進めたところで、予想外に早くバッテリーが落ちてしまいました。お昼頃まではもつだろうという判断でしたが予想より早かったです。IC-911Dの1200MHzがバッテリーを食うというよりはもしかしたら送信している時間が多かったせいもあるかもしれません。最後に交信いただいた方はファイナルを送り、受信した後でしたが、最後に送信できなくなってしまいました。こういう状態は自分でも珍しいかもしれません。発電機を使い始めてから、安心して電圧をチェックしながら運用することを忘れているような感じになってきていました。送信時の電圧降下をチェックしながら運用しないといけませんね。
バッテリーがアウトになったところで、駐車場の端までACコードを伸ばし、発電機を回しました。エコモードでエンジンがあまりうるさくならないように配慮しましたが、どうだったでしょう? まあ、周遊道路を走りぬけるバイクのエンジン音よりはかなり小さかったと思います。発電機を動かしてから再度1200MHzでCQを出しましたが、呼ばれなくなってしまったので、いったんアンテナを下ろして50MHzのデルタループに設備を変更します。1200MHzのアンテナは、また上げられるようにたたんで車の横に置いておきました。
天候は晴れで風も全く吹かず、おだやかな感じでした。ステーを張らずにアンテナを上げましたので、6mhで高さを抑えました。標高が高いので、これだけ上げれば充分という気分でした。リグハK3を使用しました。出力も5Wに抑えての運用だったので、それほど電力は食わないだろうと思いましたが、すでにバッテリーはあがっているし発電機を回していたのでパワーを上げても良かったかな?まあ、普段からQRP運用を続けていたので、これくらいが良いところかもしれません。
コンテストでも無いですし、のんびり話をしているところもあって、1交信ン最低3分はかかっています。長い人では20分ぐらい話す人もいました。興味の方向性が近かったりするとやはり話が長くなったりしますね。自作機で呼んでこられた方も3人ほどいて、さすが6mだと思いました。DSBの送信機ですと言われた時は、ちょっと感動しました。アイテックの100mWキットトランシーバーを作ってあちこち運用に出かけたり、200mWのDSB機で運用を楽しんでいた頃が懐かしく感じました。自分でも久しぶりに昔のリグを引っ張り出して運用に使ってみようかなぁなんて思いました。DSBの送信機では100交信まで届かなかったんじゃないかなぁと思います。逆に交信相手がDSBだったことは思い出してみても今回が4曲目ぐらいだったんじゃないかと思います。自作派は健在と言ったところでしょうか。自作をする人は意外と多い気がしますが、実際に自作機で電波を出す人は今となっては貴重な存在かもしれません。また、自作機での運用を楽しみたい気分が盛り上がってきました。でも、最近は細かいハンダ付けをするのがちょっとつらくなってきましたね hi
思いのほか初交信の方が多かったような気がします。自分が運用する機会が少なくなったか? いや、それだけ6mの人口は少なくないということかもしれません。ベランダにホイップとか、運用するときだけ車で出かけてくる方とか、みなさん苦労して無線を続けているようなお話も聞きました。たしかに以前よりは呼ばれ方が少ない感じはありますが、交信が好きなハムはまだまだ少なくない。楽しめる。と感じました。
注目していながらも、まだ手に入れていないKX3を使って呼んできてくれた方もいました。山歩きが好きで、何度も交信していただいていましたが、だいぶご無沙汰になっていました。それでもコールサインは頭に刻み込まれています。コールを聞いたときにはログに打ちこむ前に話し始めたりしてしまいます。最近は平地からの運用が多くなりましたが、たまには歩いて山頂を目指し、徒歩でなければ見られない景色の中で無線を楽しむこともやりたいなぁという気持ちがわいてきました。ありがとうございました。KX3との交信は2局目となりました。自分が手にするのは来年暖かくなってからかもしれませんね。財布と相談しなければ・・・hi
DXの情報交換やこのブログにもコメントを書いていただいているKazuさんも呼んでくれました。出発前に携帯メールで「奥多摩に行く」と伝えておきましたが、浅間尾根駐車場は携帯メールが届きません。一生懸命コールしてくれて、信号を聞いたときにはうれしく感じました。話を聞くと、以前ここで運用した時に信号が聞こえなかったので裏山に登って探していただいていたようです。それでも聞こえなくて帰宅してから6ele八木を駆使して50Wで呼んでくれたとのことで、話を聞いてさらに感動してしまいました。RS-32とのことで、こちらも出力を5Wから50WにUPしてQSO。エコモードの発電機がちょっとあおりますが、でも、問題なく会話が出来ます。正直なところ、群馬県の方向は雲取山から続く尾根が邪魔をして交信しづらいところではあります。そんな中で交信出来たことは感動の一つになりました。ありがとうございました。
10時から運用を始めて、昼食を口に入れたとき以外はしゃべり続けています。17時を過ぎて回りが暗くなってきましたが、コンスタントにコールしていただいているので時間が過ぎるのが早く感じます。終わり時間を意識し始めたころに2局ほどかぶって呼んでいただき、/1だけ取れた相手を指定して受信に移ると、なんといつもお世話になっているかすみがうらのオーナーでした。なかなかランダムで交信出来る機会はありません。予告もしないで電波を出していたのに、よくぞ見つけていただけました。これも驚きと感動が大きかったです。偶然の出会いでコールサインが聞こえてくるのはうれしいですね。お互いに驚き合っていました。これだから無線はやめられないという感じです。もちろん、それぞれの交信がそれぞれにうれしさが広がる交信だったりしますが、ひとつひとつの交信を全部書ききれません。また、このうれしさを感じるために移動してしまうのだろうなぁなんて思いました。
終了予定時間になり、アンテナ設備を分解し、車に放り込んで、出発しました。ゲートが閉まる10分前に都民の森の前のゲートを通過。時間ちょうどでゲートが閉まるのを見たことは無いんですが、遅れて出られなくなっては大変です。今回も一応セーフということでひと安心。この後は予定の中にある、数馬の温泉で汗を流します。予想外に暖かく無風状態の日でした。車の中に差し込む日差しでこの季節では珍しく額から汗がにじんでくるような良い天気でした。日が落ちても寒さはあまり感じませんでした。7時間半の運用で51交信をログに残せました。交信いただいたみなさんありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。 73
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