今年も8J1ITUの運用参加でかすみがうらに行って来ました。連休後半には1日仕事があったのですが、キャンセルになって連泊できることになりました。いい機会と言うことで今までで一番長い宿泊参加をさせていただき、普段できない夜中の運用をメインに考え楽しませていただきました。メインといってもやはり体内時計はあまりずらせないようで、日中に寝るのは難しかったですが、仕事という寝てはいけない時間ではないので、気楽に夜更かしすることができます。
2日に会社から帰宅してすぐに車を走らせ、23時ごろに到着しました。初日はオーナー以外はいないので、ほぼ独占状態でシャックを使わせてもらいます。コンディションの把握で各バンドをワッチしてから運用開始。18MHzを選択しました。記念局のコールサインと言うこともあってけっこう呼んでもらえます。ビッグオープンとはいかなかったようで、結構厳しいところもあり、579・559などのちょっと低いレポートも多くありました。それでもなかなかDXからこれだけ呼ばれることはあまりないので楽しい感じです。ノイズレベルすれすれで何度もコールサインを聞きなおすことも多々ありました。申し訳ないけど339なんていうのもありましたが、あちらはしっかりコピーできているようでした。アンテナ・ロケーションがよければ、普段できないDXとのQSOが楽しめますね。
明けて3日は土浦市から早々にOP参加されている方とオーナーを含めて3人体制で運用。私は10MHzの運用でスタートしました。国内を中心にたくさんの方にコールいただき楽しめました。お昼前には群馬からもOPが到着し、午後には千葉から3人。家族連れもいてにぎやかになります。交代で記念局の運用を楽しみます。夕食後は3.5MHzで国内向けにパイルアップを楽しみました。
4日の午前中は北米方向をターゲットにしましたが、一番使えそうな21MHzバンドでも北米西海岸は聞こえてこず、東海岸から中部東側のほうからぱらぱらとコールがあります。記念局の運用ではありますが、DX相手の交信には最初にレポートとopの名前を打つようにしていました。そうすると、レポート・名前に加えてQTHを打ってきたりします。お返しにQTHを打ち、ついでに設備を送ったりすると相手も設備を紹介してくれたりして、話が広がることもあります。記念局の説明なんかも始めると1交信に結構時間を使ったりしますが、CQに対してひとつしか信号が聞こえてこないときは、わりと気楽に引き伸ばせたりします。(複数の信号が聞こえているときは手短に済ませたりしましたけどね)記念局コールサインでの運用ですから、(現在開催中の)QSOパーティにエントリーするわけではありませんが、楽しいQSOも多くありました。もっと英語力があればいろいろと話せるのになぁと思うことも多々ありました。まあ、これだけの設備だからできることかもしれませんね。ちなみに、ある程度呼ばれる状況なので、リニアのスイッチはほとんど入れず、100Wでの交信ばかりでした。相手とのバランスを考えると1KWでCQを出して、こちらがコピーできない局からたくさん呼ばれても自分で自分の首を絞めることになりかねない。まだまだリニアを常用するだけの技量が無い感じです。
4日の夜は少し早めに寝て、翌5日の早朝運用に備えました。長期間の滞在なので、無理せず深夜から朝にかけての時間帯を使って(聞いて)みたいという感じでした。北米西海岸方面は朝早くに開ける感じがありましたが長続きせず、東海岸のほうがぱらぱらと呼んでくれる感じです。そして、EU方面のコンディションが朝まで続くこともあり、最近のコンディションの傾向としてはこんな感じなのかなぁという気がしました。最近の自分の移動運用でも昨年ほど北米方面と楽にQSOができていない感じがします。
5日の日中はたくさんの方が参加されました。家族連れできていることもあり。総勢17人の大所帯。お昼にはバーベキューになってにぎやかです。(すみません。写真を撮りそびれています)お昼から参加の大学生のパワフルな運用には元気をもらったような気がします。一番長く滞在していることもあり、買い物に出かけるときに車を出したり、後から合流する人を土浦まで迎えに行ったりして、のんびり時間をすごしましたが、ログのほうもまあまあ進めることができました。OPがたくさんいてシャックがあふれかえってしまうようなら少しの時間は一人で移動運用にでもでかけようかなんて考えていましたが、それは実現しませんでした hi 。
夕方になって、25mのタワーを利用して自分のダイポールを張ってみました。160m用のダイポールです。常設の逆Lと聞き比べてみたいこともありましたが、日が落ちると正体不明のノイズが高くなり、かなり聞きづらい感じでした。自分としてはなんとか20局弱のログインができましたが、信号が強く余裕のあるときにアンテナを切り替え聞き比べをしてみました。少ないチャンスでしたが、電離層1回反射で届いていそうな地域はダイポールのほうが打ち上げ角度が高いと思われSにして1~2ぐらいの差が出ることがありました。遠距離に対しては逆Lのほうがよい結果が出るだろうという想像はあったのですが、それを確認できるほど飛ばなかったというか、ノイズレベルが高すぎて、呼んでもらっているのに聞こえないから反応していなかったこともあったかもしれません。夕食後に大学生のみんなのopが主体になったときに1.9MHzも運用してくれて、あとで聞いたら30交信近くログインできたとのことで、アンテナを張った甲斐があったという感じでした。
最終日の6日。前日夜更かしした大学生のみんなが寝入っている間に午前中の運用を楽しみました。午後も交代でopしながらすごします。これだけ長期間無線にどっぷりと浸かっていることは今まで無かったような気がします。仕事が空いたこともラッキーでしたが、シャックオーナーにもいろいろとお世話になり、感謝です。
最後に、自分のコールサインで交信できた局。アンテナ設備だけでなく、設備共用で免許をいただいているので、そのままコールサインを変えられるので、ずるい!と言われそうですが、使わせていただきました。1KWの許可がある割にはパワーを絞って5Wで交信したりしました hi オールバンドNEWとなる4U1ITUとA92GEを100WでGET。ノーパイルなら5Wでも届きそうですが、パイルの大きさが半端ではない感じがして、QRPのこだわりはすぐに捨てました hi 18MHzの7Q7FOC、24MHzの5B75FOCなどはバンドNEWをもらうことができました。18MHzで未交信だったSU9AFを5Wで交信することができ、WAZをQRPでWKD完成となりました。自分で構築したアンテナ設備での成果ではありませんが、まあ、最後のひとつぐらいはいいかな?なんて思い、喜ぶことにします。友人から携帯メールで、短時間のIOTAの運用情報をいただき、たまたま空いていたアンテナでQSOすることができました。新婚旅行の空き時間にQRVする運用だったようで、ありがたい1-upとなりました。
運用も楽しかったですが、たくさんの方とお会いして、話し、いろいろな新しいアイデアも持ち帰り、またやってみたいことが増えました。無線をやっていなかったら経験できないこと出会うことの無かった人。この趣味の奥の深さを実感しています。みなさんありがとうございました。
5/7 記
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