さいたま市桜区移動
休みの前日は大抵帰りが遅いので、なかなか朝は早く出発できません。和光市の場所は日の出の頃に釣り客が車を止めてしまっているので、早く行っても停められないだろうと安易に考えのんびり出発しました。でもお天気がはっきりしないのにさすがに日曜です、和光市も戸田市も駐車のすきまも無い感じでした。アンテナを張れる場所を考え、さいたま市桜区にいってみました。
オセアニアDXコンテストでQSOの可能性が高そうな21MHzを八木でいこうということでアンテナを設置しましたが、SWR-4.0と高めになってしまいました。どういうわけだろう?接触不良があるのかな?ということでいったん下ろしチェックしてみますが原因がつかめません。説明書で寸法も確認したはず(つもり)でした。とりあえず、終了まで1時間を切ったJLRSパーティコンテストの呼びまわりを7MHzのDPで行い、その後再度八木のチェックに入ります。ダイポールを21MHzにあわせて聞き比べてみると、ダイポールのほうが強く聞こえます。八木も形なし・・・。あれこれやっているうちに半ばあきらめて再度おろしてみました。ふと思いついて、MFJ-259Bをつないで確認してみると、中心周波数が19MHz半ばぐらいになっていて、ちゃんとディップ点があります。これは寸法を間違えたとしか考えられません。再度説明書を見直してみると、原因がありました。寸法を見間違えています。これではSWRは下がるはずも無く、中心周波数もずれていてあたりまえです。正しい寸法に合わせて再度チェックすると、CWバンドでSWR-1.1になってくれました。やっとまともに電波を出すことができます。それにしても見間違うなんてなんてことでしょう。間違えそうな表現がよくない。図面を書き直してわかりやすいようにしたものを説明書と一緒に持ち運ぶことにしよう。
実は、この調整がまともではないアンテナでも、K3のアンテナチューナーでSWRは1.0まで調整されてしまい、厳しいながらも数局交信できてしまいました。あとから考えてみると、導波器と反射器は役にたたず、輻射器だけが目的周波数に同調していないダイポールとしてアンテナチューナーのおかげでもれるように電波が出ていたと想像できます。こんなアンテナで交信できてしまった相手の耳のよさもびっくりですが、目的周波数に調整されていないアンテナの電波の弱さを身にしみて感じたと思えます。
話が前後しますが、SSBで最初に電波を出そうとしたときに、いつも使っているPTTが動作しません。テスターであたってみると、どうもケーブルがNGのようです。座席で何度かお知りの下に敷いてしまったこともあり、途中で断線してしまったのかもしれません。ケチの月初めだったかも・・・。
アンテナがよくなってからは反応がよくなりました。多少ログを進めることができ、ひと安心といったところです。QRPで参加しましたので、聞こえているすべての局と更新できたわけではありませんが、まあまあ飛んでいるといった感じでした。それでも頭打ちになってあちこちのバンドを覗いてみます。TO2TTとTX5Dは撃沈でした。パイルが大きく勝負になりません。24MHzのUP50Aは記念局かな?50W出しましたが交信できました。同じ24MHzで4K9W・EU7Aなどが聞こえました。過去に交信済みだったので呼びませんでしたが、EU方面にハイバンドのコンディションが開けてきている感じでしょうか?
Kazuさんから情報をもらって14MHzのHB0を聞きました。オールバンド未交信のエンテティでちょっと力が入りました。受信周波数の癖をつかんでコールを続けますがなかなかパイルが抜けません。呼び始めてすぐに50WにQROしました。7K1が引っかかりサフィックスをていねいに打ちましたが、7K1CPIになってしまった。次の局を拾ってしまい、終了。と言ってもあきらめきれません。再度呼び始めると、ようやくフルコピーでコールサインが返ってきました。QROながらもオールバンドNEWを拾うことができました。ダイポールも頑張ってくれました。
せっかく上げた八木ですから21MHzを重点的にワッチしていると、CWでコンテストをやっているようです。RSGB 21/28MHzコンテストは情報を確認してこなかった。Ctestwinで設定を見てみるとOO1形式でGの局は別マルチがあるようです。いままで聞こえたことが無かったので参加したことが無かったですが、交信を開始すると結構拾ってもらえました。11局をログインすることができ、FBでした。G以外にもTESTを打っているDXが聞こえてきます。情報によればブルガリアのコンテストだそうです。送信するべきナンバーも教えてもらいましたが、こちらは不参加でした。21MHzがこれだけ聞こえるのも八木のおかげかもしれません。
日が落ちて暗くなると、車内のライトを頼りに虫がたくさん車に入ってきます。羽虫程度なら我慢できますが、蛾まで入ってくると無線どころではなくなります。虫除けスプレーを噴射しても、虫たちは出て行ってくれず、自分のほうがスプレーのおかげで気分が悪くなってきます。コンディションも落ちてきて、19時ごろに早めの撤収となりました。
八木アンテナの上げ下げで汗だくになり、故障したものも出たりでしたが、反省点もあり、オールバンドNEWと交信できてFBだったり、いろいろあった一日でした。
10/9 写真を追加しました。
暇な時間に6mデルタループの調整・確認もしました。ベースの板に塗装をしたのでちょっと影響があるかな?と思いましたが、思い過ごしだったようです。K3のSWR表示とMFJ-259Bの測定ではSWRの一番低い中心周波数に若干のずれがあるように思いました。
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コメント
お疲れ様でした。
八木アンテナの取り説はそんなに不親切なんですか?
間違いやすい書き方だと、やっぱり間違いますよね。
HB0はしっかりコールバックを確認しましたよ。
おめでとうございます。
ロングパスでした。
日没後はいまいち聞こえが悪くなりましたね。
私も早じまいしました。
またよろしくお願いします。
投稿: JK1TCV/Kazu | 2013年10月 6日 (日) 23時45分
Kazuさん こんばんは
今日もお世話になりました。HB0ありがとうございます。コールサインをなかなか打たないので、しばらく呼べませんでした。でも、交信できてよかったです。
八木の説明書は、日本人にはなじみの薄い表現かもしれません。でも21MHzの設営は4回目ぐらいなのに、間違える自分もおかしいといえるかもしれませんね。直径x?inchの表示が1本に付き2箇所。それも書いてあるのは片側だけですが、合計12箇所あります。スタブの長さも書いてありますが、どこから?インチなのか厳密にはわかりません。パイプの端からか?それとも中心からか? どっちでも大差ないといってしまえばそれまでですが、せっかく上げるのでベストな状態にしたいという気もしますね。
輻射器のどちら側に導波器をつけるのか反射器をつけるのかも書いていない気がします。もしかしたら英文の文字だけで表現されているかも? 詳しく全文日本語化していないので・・・。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2013年10月 7日 (月) 00時01分
HB0、オールバンドNEWゲットおめでとうございました。
RSGBでYamaさんへのコールバックを聞きました。
がんばっているなぁ、と思っていました。
私もRSGBとTRC(ブルガリアのコンテスト)の両方に3時間ほど
KX3+N1MMのQRPで参加しました。TRC参加の近場EU局よりも
遠いG局の信号がよく聞こえていた感じです。G局は耳のいい局が
多くて5W+DPでも結構拾ってもらえました。
このところKX3の出番が多く、K2に申し訳ない感じです。
YamaさんのKX3、K2は元気ですか?
投稿: ぶいてけ | 2013年10月 7日 (月) 10時00分
ぶいてけさん こんにちは
HB0、コメントありがとうございます。
RSGB、参加されていましたか? こちらではコールバックで発見できませんでした。成果はいかがだったでしょう?
ブルガリアのほうは不参加でした。ログの切り替えが大変になるだろうということと、Ctestwinにファイルを見つけられなかったことが呼ばなかった原因でした。
リグはそれぞれに使用目的があって手に入れている感じですね。KX3は小規模の荷物で移動するときを想定しているので、車での運用はあまり登場しないと思います。でも、homeからすこし使っているので、目的外利用もしている感じかな。
K2は国内向けの呼ばれる立場に立つときに受信の聞き分けが良いので活用しています。もっとも最近そういう移動に行っていないというつっこみがあるかもしれません。
KX3の登場で、KX1とK1の出番が極端に少なくなったような気もします。少しは使ってあげないといけませんね。もっとも、そのほかのrigも使用するチャンスが極端に減っていますから、へそを曲げないように使ってあげないといけませんね。
あらためて考えると、トランシーバーとしては、エレクラフト・フル・ラインナップですね。
投稿: 7K1CPT/Yama | 2013年10月 7日 (月) 11時06分