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2014年8月13日 (水)

VNWAによるアンテナ測定の練習

 Wako 新規に導入したVNWAの測定対象のひとつとしてアンテナがあります。アンテナの測定をするためには移動しなくてはなりません。平日休みとなったこの日に和光市に出かけました。アンテナを上げる前に、同軸ケーブルを含めたキャリブレーションを取り、アンテナを上げます。

Vnwa 車内にはVNWA。同軸の先端をショート・オープン・終端(50Ω)を記憶させ、その後アンテナに接続しチェックします。

7mhz_dp PCでの測定風景は光の加減でうまく撮れません。画像をプリントスクリーンで残しました。7MHzのダイポールは(マーカー位置が7.1MHzになってしまいましたが)VSWR 1.09、給電点インピーダンスが54.3Ωと出ています。基本波のほかに3倍のところにVSWRのディップ点があり、21,6MHz VSWR-2.32 インピーダンス-111.79Ω。これらは、7MHzのダイポールがアンテナチューナーで調整すれば21MHzである程度電波が乗りやすいと思える印象をもてます。さらにその3倍(基本波から9倍)にもディップ点がありますが、36.1MHzという周波数でアマチュアバンドとは離れています。他にもいろいろと測定できると思いますが、いろいろと操作を勉強する目的もあり、今回だけではまだ見えてこないところもあります。

 バンド内の状況を見るために中心周波数を7MHzにしてSPANを狭めたものも見たりしていました。この作業をギボシダイポールの7MHz~28MHzまで見ていました。けっこう時間がかかります。

 上に乗った6mダイポールアンテナも測定してみましたが、同軸の長さが違うのでキャリブレーションを取ったつもりでいましたが、メモリーしたつもりがうまく引き出せず、仕方なくHF用の同軸ケーブルで一応計ってみました。また次の機会に取り直してみようと思います。

 使い方がだんだんわかってきたら、複数バンドに同調しているアンテナも確認してみたいと思っています。手始めはW3DZZかな? 3バンドパラレルのダイポールアンテナも見てみたい。G5RVをあらためて作り直そうか? オフセンターフィードはどうだろう? いろいろと思いつきますね。

 14時ぐらいから測定を行ないながら、ギボシをあわせたバンドで交信できる相手はいないか? あちこち見ながら2時間ほど測定に時間をかけました。せっかく出かけてきたので、あちこち呼びまわりでログも進め、呼ぶ相手がいなくなってきたので10MHzでCQも出してみました。お盆休みの方も少なくないのかな?JAIAのアワード交信期間ということもあってか、意外と呼んでもらえました。 夕方になって10MHzでフロリダの局と5Wで交信成立。ベトナムとも出来ました。14MHzではXU・YBと交信し、本日は終了となりました。50MHzもサイパンが入感していたようですがこちらにはほとんど聞こえず。残念でした。

 交信数はあまり期待していなかった移動でしたが、50交信ぐらいログを進めることが出来
、開局以来のログイン数がとうとう80000を超えました。自分でも良く続いているなぁと感心します。交信していただいたみなさん、ありがとうございました。







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コメント

おもしろいですね。
SWR計みたいな物でしょうか?
広帯域で測定できそうなので、アンテナ作るときに便利そうです。

投稿: JK1TCV/Kazu | 2014年8月14日 (木) 09時17分

Kazuさん こんにちは

ネットワークアナライザーです。
フィルターの特性や、コイルの特性なども計れます。ATTを使えば送信信号のスプリアスもわかります。

まだ、機能のほんの一部しか使えていないと思います。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2014年8月14日 (木) 09時56分

VNA はオープンエアにおいたアンテナに使うのには
あまり適していません.ミキサーを飛ばさないように
気をつけましょう.

投稿: ocr | 2014年8月14日 (木) 20時04分

ocrさん こんばんは

ご忠告ありがとうございます。
気をつけます。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2014年8月14日 (木) 21時37分

自明かも知れませんが,何に気をつけるか書いてませんで失礼しました.(出先だったので気が回りませんでした)

そのような使い方をした場合,一番気をつけなければならないのは静電気です.あとは過入力ですね.で,入力のブリッジを飛ばす人が多いそうです(SDR-Kits からの情報).私なら無難にアンテナアナライザを使います.

投稿: ocr | 2014年8月17日 (日) 09時21分

静電気の多そうな時期はなるべく測定を行なわないようにしたほうが良いのかな?

輸入代理店のWEBでは144MHzダイポールの測定などが紹介されていますね。室内のようですけど。周波数が違ってもHF帯も測定できると思うのは普通だと思いますが。7MHzのダイポールを室内に展開するのは、家では無理があります。1200MHzのコーリニアは何とか鳴るかなぁ。しかし、これが出来ないとなると、導入した意味が6割ほどなくなってしまいそうですね。

アンテナアナライザーの新規購入は頭の痛いところです。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2014年8月21日 (木) 08時34分

お返事遅くなり失礼しました.

まあ風の強い日には使わないとか,必ず放電させてからつなぐとかですかね.

投稿: ocr | 2014年8月31日 (日) 09時22分

具体的な対処の情報はありがたいです。前投稿までのもやもやが晴れた気がします。ありがとうございます。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2014年9月 2日 (火) 14時17分

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