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2016年1月17日 (日)

K5Pの追っかけ その2

 発電機の調子が良くなったことを確認する意味でも、移動に出かけてみました。場所は先日と同じさいたま市西区です。

Nishiku 普段はアンテナを設営してから発電機を回しますが、この日ばかりは最初に発電機を動かしてからアンテナ設営を行いました hi ダイポールも修復したものをチェックしながらの運用です。運用といっても、DXの追っかけがメインだったこともあり、まずはハイバンドのワッチからスタートという感じになりました。

 K5Pはバンド未交信の18MHzがQRPで交信することができました。21MHzはSSBでモードNEWを狙いましたが、さすがに休日のパイルアップをQRPで抜くことができず、50Wでの交信となりました。でも、反応を聞いた感じではQRPではノーパイルでも交信できなかったかもしれません。14MHzで長時間聞こえていたRTTYは50Wでもパイルアップを抜けず、JA以外の指定が出てからあきらめて周波数を離れました。でも、夕方まで長い時間入感していたようです。夕方にJAを拾っているときに再度チャレンジし始めたら終了となってしまった感じで、成果が出ずでした。(翌日にクラブログでチェックしたら18MHzと21MHzは合格となっていました)

 お昼過ぎに、KazuさんとスケジュールQSO。設営の準備を行っていて、1200MHzのエレメントが紛失していることに気が付きました。なくさないように袋に入れていたつもりでしたが、前回の撤収の時になくしてしまったのだろうか?スケジュールを430MHzにしてもらい交信することができました。

430 自作のアンテナですから、紛失したエレメントはまた作り直すとして、2バンドで使えるようにしたことは結果的に良かったのかもしれないと思いました。山に登ってうんようしようとしたらエレメントがなかったなんて言うのは泣くに泣けませんので、平地で使う機会があったことはエレメントの紛失に気が付くことができ、良かったのかもしれません。

 実は、この日のメインは日没後にある予定でした。頻繁に出てくれているらしい160mのK5Pがターゲットでした。そしてそのために日が落ちる前にエレメントを追加して備えます。もっとも、出てくるまで時間もあるだろうということで、各バンドでワッチを続けたりしていました。10MHzでK5Pのパイルを観察しながら他の局の出現を待ってみたりしました。TR8ガボンがSメーターを8ぐらいまで振らせて入感しています。コールしたことは言うまでもありませんが、反応がありません。同じようにコールサインだけを送信しています。もしかしたら、この局もK5Pを呼んでいるのかもしれない。パイルからは少し離れているようですがあえて空いているところで気がついてもらうのを待っていたのかもしれません。そのうちに信号が途絶えました。どこかでCQを出してくれないかなぁと思っていましたが、1KHz上ぐらいでCQ出していたようですちょっと気がつくのが遅かったか?すでにたくさんの局がコールしていたようです。UPでコールするも拾ってもらえず、交信も進んでいないようです。そのうち、オンフレでコールする局がいて、ポリスも出てきてUP!と打ちますが、なんとそのオンフレコールの局に返事がありました。ビックリです。すかさずオンフレで呼びましたが、他の局もわかったようで、当該周波数はパニック状態になってしまいました。TR8が送信しても他の信号で全くご本尊が聞こえなくなってしまいました。TR8も運用をあきらめて消えてしまったようです。ATNOが強力な信号で入感していたのに逃してしまいました。残念です。

 RTTYしか聞こえなかったE51Jが10MHz-CWで聞こえてきました。アンテナを10MHzに合わせるべきか?それとも3倍波の長さに近い1.8MHzでコールするか? アンテナをそのままにしてATUで同調させ50Wでコールし交信できました。今回のDXバケーションでやっと接点が持てました。

 日が落ちてからはあまりDXの信号も聞こえなくなってきました。せっかく上げたトップバンドのアンテナがあるのだからとCQを出してみました。30局ほど呼んでもらえました。その後は1,8に移りK5Pの出現を待ちます。一度だけK5PのCQを聞きましたが驚くほど強力な信号でした。聞き間違い?それとも本物?それからしばらくは何も聞こえてきません。DUの局がCQを出していましたが、JAは呼ばない周波数でした。北米からはN7DDが何度かCQを出していました。試しにコールしてみましたがいきなりかぶせるようにシングルトーンが出てきました。K5Pを待っているんだからここで運用するな!と言っているように聞こえました。トップバンドは紳士の集まりという印象がありましたが、珍局のQRVがあるときは紳士も豹変してしまうのかもしれません。

 その後K5Pは予想外の1.8215に出てきました。UPにJAの呼べる周波数もあります。最初からターゲットにしてくれているのだと喜びましたが、短時間でその気持ちは覆されました。ピックアップされるコールサインはNAばかりです。これはうまいことを考えたと思いました。1.825より上で出ると、JAから「下も聞いてくれ」と言われます。このスタイルならUPを指定して1.825より上のNAを気のすむまで拾うことができます。JAは1.825より下で呼ぶしか手段はないのですがNAの信号が全く聞こえなくなるまでそこを聞いてはくれないような気がしました。JAの信号は悲しいぐらい強力に響き続けています。私は送信をやめワッチを続けましたが、それから1時間以上の間K5PのピックアップするコールサインはNAオンリーでJAを拾ってくれることはありませんでした。外は雨が降り始めました。出発時の天気予報では平地も雪になるとのことでした。いつになるか予想がつかないK5Pとの交信をあきらめ撤収を開始しました。一生懸命呼び続けたJAのみなさんは交信できただろうか?

 交信はお互いが交信できることを望んで、それが成立したときに喜びを感じられると思います。いくら一生懸命呼んでいても、相手が聞こうとしなければ交信は成立しないものだなぁと思います。かなりがっかりした終わり方となりました。それでも機会があればまたチャレンジするかもしれません。

1/18記

 

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