ZL9A
IOTAの初運用となるZL9Aのチャレンジは仕事が詰まっていてなかなか出かけられず、最終日となる日曜に初チャレンジとなってしまった。移動場所は見晴らしの良いさいたま市西区に行くことにしたもののいつもの場所には車が止まっていました。すこし離れた場所に車を止め、WHIPが見えたのでご挨拶に行ってみると久しぶりのKWRさんがサテライトの迎撃をしていました。すこし開けた窓の奥から聞こえてくるダウンリンクは強力な信号がたまに聞こえます。サテライトはしばらくやっていないなぁ。ちょっと気持ちが動いてしまいました。
ご挨拶してアンテナの設営を行います。ちょっと試してみたいことがありました。ループアンテナのエレメントをダブルダイポールのように2本のアンテナを接続することで2バンド使えるようになるか?
14MHzのエレメントに追加して21MHzのエレメントを取り付けたのですが、結果としては低いほうの14MHzがSWRが4.0程度と高くなってしまい、あまり良い結果にはなりませんでした。もしかしたら中心周波数がバンド外へずれたのかもしれませんが、測定機を持ってこなかったので詳細は確認できません。ATUを使えばSWRは下がるので、エレメントが目的周波数に合わせてあるのでとりあえずは使えるかもしれない。21MHzのほうはSWR-2.0ぐらいでとりあえず21MHzではそのまま使えそうです。
お昼過ぎにT88SMと交信できました。でもレポート交換のみの短い交信でさえSが7ぐらいから3ぐらいまで大きなQSBがありました。その後ZL9Aも発見し50Wでコール。ちょっと不安感もありながらも交信できたかに思えました。(ただ、運用が終わった後のオンラインログには乗らず、NILとなってしまったようです。)
14MHzも聞いてみますが一向に信号は聞こえてきません。
途中で風が少し出てきて、ループアンテナが傾いてきました。ステーにもなるダイポールを引っ張りなおすときに、エレメントが切れてしまいました。先月10MHzのところで切れましたが補修した反対側のエレメントの同じ場所。長い間使っているのでそろそろワイヤーもへたってきたのかもしれません。伸縮ポールを下げ、ループアンテナを撤収して、別のダイポールを上げなおしました。
日が落ちるころに10MHzでCWのZL9Aを発見しチャレンジします。信号は浮き沈みがありますがそれでも交信は可能であろう強さでもあり、確実にコールが返ってくるのを確認したいところもあり、チャンスをうかがいます。でも、長いNA指定。NA/SA指定。EU指定。果てはVK/ZL指定まで出てきます。JAのコールできるタイミングはALLと言ってくれた時だけ。それも、数局ログインすると別の場所の指定が出てしまいます。伝搬のTESTだといってJAを黙らせて呼ばれなくなるまでNA/SA/EUを拾い、だれも呼ばなくなるとALLと言ってJAを拾ってくれますが、また数局で指定が出てしまいます。JAのパイルアップは15KHzちかくまで広がっています。私の聞いている時だけでも、NA指定やEU指定のなかで拾った局に対して「QSO B4」を打っていることが3回もありました。それだけその地域では閑古鳥のように聞こえていたのでしょう。世界中にニーズのあるような場所で運用し、運用終了の時間が迫っているのに伝搬は充分なエリアに対して呼ぶなと言い続けるOPは最低な人間だなぁと感じました。FT4TAに勝るとも劣らない差別的な考えの奴なんだろうなぁと思います。自分が交信したい地域を優先する気持ちを汲んだとしてもやりすぎだろうと思えました。
DXを追いかけていると、自分が交信できた時とできなかった時の気持ちはかなり違いが出ることはわかったうえで、今回交信できなかった気持ちをマイナスしても、ZL9Aのopの評価は最低ランクに思えます。
10時間ほどの運用でしたが、後日オンラインログを確認した時点で今回の目的は達成できなかったことになりました。でも、10局ほどログには残すことができました。10MHzでZL9Aを待っているうちに聞こえたEUのバンドNEWもありました。沖縄の町村移動もバンドの空きスロットを埋めることもできたので、坊主というわけでもなかったということで納得することにします。
1/13 記
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