天気予報で「風が強い」と何度も聞かされ、移動するか迷い続けてしまい、結局出るのが遅かっただけで出かけてしまった。アンテナを上げなければ無線ができない宿命・・・。いや、homeのLWでもできなくはないんだろうけどやっぱり弱いというのはおおきな問題だし、受信が弱いというのも満足度が低くなってしまいます。
場所が空いているか心配でしたが、さいたま市西区に行ってみるとしっかり空いていました。風が強いせいか飛行機を飛ばす人もいません。風にあおられないようにダイポールを十字に張ることにしました。でも、やっぱり伸縮ポールをあげるのはきつかったです。
これだけの設備で設営に一時間以上かかってしまいました。一本は給電部を固定したW3DZZタイプのDipole。その下に上げ下げできるギボシダイポールとしました。ギボシのほうは18MHzにしておくことが多かった。W3DZZは3.5-7MHzが無調整でOKで、14-21-28は中心周波数が少しバンド外になってしまっています。でもATUで合わせて活躍してくれました。展開方向の問題もありますが、ギボシで14MHzに合わせても聞こえなかったE51WWAがW3DZZでは聞こえてきました。
DXは聞こえる局を呼びまわり、でも信号はいまいち弱いものばかりです。パワーも50W出してしまう交信が多かった。国内も呼びまわり。こちらはいつものように5Wでした。西のほうの記念局が強かったのでコールしてみましたが返事がありません。コンディション良くないのかなぁ・・・。そういえば中途半端な周波数で聞こえます。0.8の端数がある。試しに200Hz上でコールするとなんと一発で返事がありました。この局、送受信がずれてる・・・。しかもゼロインすると反応がありません。私だけでなくほかの局も交信できずにいました。暇そうにCQ連呼が続いていました。たまに交信できる局がいたりしましたがその局もずれているのかな?使用リグを聞いてみたいところです。
国内も7MHzぐらいしか開けていないようで、このバンドに運用局が集中しています。相変わらず呼ばれるとコールサインを打たなくなる局がいます。しばらくVFOを止めてコールサインの送出を待ちます。相手がわからなければ呼ぶに呼べません。しびれを切らしてしまうと携帯電話でJ-CLUSTERをチェックして確認します。ああ、この人か・・・と思ってVFOを次の周波数に動かします。ここで自分の耳でコールサインを確認せずに呼んでしまうとクラスターの情報と違う局(入れ替わっている)が出ていた時に事実とログが食い違ってしまうことになってしまいます。実際に、私が周波数を離れた後の時間がかかれたQSLが送られてきて、NILと書いて送り返さなければならないことが起きています。本人が気がつかないうちに他人に迷惑をかけていることも起きるものです。運用場所の情報はつけなくても良いからコールサインは毎回送信してほしいものです。
最近では珍しくバンド未交信の場所から出ている局がいるようでした。コールサインの送出を待ちますがいつまでたっても呼び出し局のコールサインしか打ちません。とりあえず呼んでおいてからコールサインの送出を待つか・・・。これが良くなかったかな。その後も呼ばれ続け、コールサインの確認ができません。待ちくたびれてVFOを回してしまいました。20分以上はその周波数にとどまっていたと思います。でもこちらがコールサインを確認できていないんだから交信成立とは言えないかもしれない。QSLのチェック欄に印刷しないようしるしをつけました。残念。
最近、CQにアワード対象地の情報をやたらと多く付けることがあるようです。アワードがアクティビティをあげ、バンドが賑やかになることはありがたいことですが、CQに付加する情報が多すぎるから面倒になってコールサインを打たない人もいるのではないかと思ってしまいます。VFOを回して信号の出ているところにゼロインします。そうするとCQの前のほうで送信されるコールサインの部分は聞けてなくて後ろに続く数字の羅列しか耳に入ってこない場合が少なからずあります。ほとんどの方が経験してると思います。HFはQSBの伴うコンディションの場合もあったりQRMやノイズなどで一発でコールサインが確認できない場合も少なくありません。だからこそCQを出す側としてはコールサインだけは頻繁に(本来は毎交信ごとに送信する必要があり省略はできないものです。10分以内なら省略して良いのは交信相手が変わらないときだけです)送信してほしいものです。
友人からの情報があってバンド未交信のYJから80mで出てきたら知らせてほしいとの連絡がありました。チェックしてみると自分も未交信でした。出現を待つのに時間がたっぷりあります。待っている間にあちこち呼びまわりをしていました。この日はアンテナが無かった160mもATUでチューニングが取れたら呼んでみたりしました輻射効率は悪くなるかと思いますが、それでも拾ってくれる耳の良い局もいました。ありがたいです。
待っていたYJは21時近くになって聞こえてきました。パイルになる前でしたが信号が弱く、もしかしたらミスコピーされているかなと思えて何度かコールサインを打ちました。相手の信号の強さも考慮し50Wのフルパワーで送信していたのですが・・・。ちゃんとコピーしてもらっていたらありがたいのですが・・・。交信終了後にドッグパイルとなりました。余計な信号を出さずに待ってくれていた皆さんに感謝です。
ミッション終了で撤収を開始しました。風も弱くなり、設営の苦労も嘘のようです。でも夜遅くなってしまったので当然寒かったです。
1/23 記
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