関東UHFに出られなかった寂しさもあり、日曜日は移動に出かけました。たまには埼玉東部に行ってみようと思い、吉川市の土手に行きました。この場所は地元の皆さんが集まる場所で、毎日誰かがアンテナを張って運用orワッチしています。この日も先着局が3人ほどいましたが、アンテナはまだ上がっておらずアイボールを楽しむ状態でした。到着して思い出したんですが、この季節は風が強いです。少しお話ししてアンテナ設営を行いましたがフルアップをあきらめて8mhのダイポールとしました。風上に向かってステーロープを追加しています。
7MHz-CWで運用を開始しましたがあまり呼ばれません。QRPのせいかなぁ・・・。交信してくれた相手の信号は強かったのでコンディションが極端に悪い時間でもないような気がしたのですが・・・。5局呼ばれるのに30分ぐらいかかる状態。でも、突然コールが増えました。クラスターにupしてもらったようです。ワッチせずにクラスターだけを見ている方も少なくないような気がします。
吉川市市制20周年の記念局の担当者が到着し、打ち合わせなどの後運用を開始しました。リグは記念局の50Wに変わりましたがアンテナは設営したものをそのまま使用しました。運用開始直後からパイルアップが巻き起こります。
出力の違いはありますが、それ以上にコールサインの違いが
大きいような気がします。のちにクラスターをチェックしてみると、11時57分以降に3回しか出ていないようです。毎回コールサインを打っていたのでクラスターにUPする必要が無いぐらいだったと思いますが、upされる前からパイルアップは起こり、その後も多くの方が見つけてくれていたようです。上のほうに書いた「クラスターを見ているだけ」という認識は間違っているということなんでしょうね。みなさんワッチして交信相手を探しているということなのだろうと思います。ということは、自分のコールサインでも呼ばれる運用をする工夫が必要ということになりますね。
パイルアップの中から1局を拾い出す訓練は良い経験になります。フィルターを狭めるのは一般的な方法ですが、逆にフィルターを広げるという手段もあります。フィルターを広げると抑圧などが大きく影響を受けますが、離れた周波数で呼んでくる局はトーンの違いで聞き分けられることがあります。RITを動かすことが少なくなるので、手を動かす手間は少なくなります。その代り、周波数が近い信号を聞き分けにくくなります。フィルターを狭めると、それぞれの信号は聞きやすくなりますが、RITで相手の信号のピークにこまめにゼロインする必要があります。どちらも一長一短がある感じです。
多くの局に呼ばれると、どういう呼び方をすれば拾いやすくなるのかを実体験として経験することができます。これは自分が呼ぶ側に回ったときに役に立ちます。送信する周波数の選択や呼ぶタイミングなども、思わず返事をしてしまうような信号もあれば、拾いにくい周波数(パイルの集まっているところ)や途中までコピーしているのに力任せに邪魔している印象を受ける信号があったりといろいろです。コピーしたコールサインの一部を返しているのに残りの部分をコピーするのを邪魔するような送信は、あえて後回しにしてしまえと思いたくなるようなときもありました。こちらの送信をしっかりと聞いてほしいと言いたいところですが、オンフレでパイルアップが起こっているときは、CQ側の送信がかき消されてしまうこともあるかもしれません。ですから一概に悪いオペレーションと切り捨てるわけにはいかないということは理解しているつもりですが、なかにはちょっと考えさせられてしまうような送信もあったように思いました。
コールが途切れるまでに4時間半かかりました。316局のみなさん、ありがとうございました。久しぶりにパイルアップを楽しめました。呼んでくれる局、待っていてくれる局は残らずピックアップしたいという気持ちで、2回CQが空振りするまでは運用を継続したつもりです。それでもタイミング悪く交信できなかった方もいたかもしれません。また、次の機会によろしくお願いいたします。
自分自身がこの記念局と交信していなかったのでOPを交代してもらい、近距離ではありますが、自分の局でも記念局と交信することができました。記念局の運用終了で設備を撤収にかかりました。ゲートが閉じる時間までには余裕のある撤収となりました。楽しい時間をありがとうございました。
2/13 記
8J120Yというコールサイン、「つい最近JARL90年だったのにもう120年か?」なんていう冗談が笑えました hi
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