土曜日は想定していたよりも早く仕事が終わりました。日曜がお休みということで、かすみがうらで行われるアンテナ勉強会に参加することにしました。R71RRCのAS-071からの運用を捕まえられたらうれしいなぁという気持ちもありました。出発の前に「今日はJIDXコンテストですね」という話を聞き、勉強会よりも運用重視にしようかなぁなんていう考えが頭をよぎりました。
17時頃に到着しましたが、アンテナは上がっていないようです。現地では勉強会がメインということもあったのかもしれません。講義に参加し、夕食の時間となりました。夕食後にアンテナを上げてほしいとお願いし、講義のチームと離れて運用のスタンバイ。コンテストのためではなくR71RRCのためにクラスターも開きました。すると10MHzに出ているようです。さっそく聞いてみるとまあまあ強く聞こえます。アンテナを回そうとしたらコントローラーの針が動きません。「なんで?と思ってアンテナの様子を見てみると1本だけ上がっていませんでした。」クランクアップではなく、エレベーター式のタワーなのでフルアップしないと回らないのです。どうしよう・・・。車で伸縮ポールを立ててダイポールを上げることも考えたのですが、下がったまんまでビーム方向が反対になっているアンテナを使ってリニアのスイッチを入れ、500Wでコールするとコールサインが返ってきて交信成功となりました。力づくで交信してしまった。他のバンドで見つけたらちゃんとアンテナを上げて交信しよう。とりあえず一交信できたので安心しました。(ただ、後では信号が見つからず、この時の交信だけがログに残ることになりました。情報筋によると、この後本来の目的地に向けて移動が開始されたようです。交信できて本当によかったです。)
コンテストもスタートしました。本来の開始時間より5時間も遅れています。21/28MHzは信号の入感がありません。夜中なので開けていないのでしょう。7MHzは10MHzのアンテナと同じタワーなので使えず。運用のメインは14MHzとなりました。3.5MHzの北米向けのコンディションはピークを過ぎていたようです。あまりログが進みません。
14MHzはEU方面に開けていたようで、まあまあログが進みました。EU方面の自分がピックアップされるまで呼び続ける姿勢には閉口しましたがそれでもログが進んでくれることはありがたいと思いました。でも中には自己紹介を始めたり名前を要求するような局もいました。それがほかの信号をマスクしてしまうような強さだったのが厳しい感じでした。その局との交信を無理やりおわらせて再度CQを出しても、さっき待っていてくれた複数局の信号は聞こえてきません。飛び散ってしまったようです。まさに運用妨害だよなぁ・・・という感じでした。
勉強会を終えたシャックオーナーに7MHzタワーもあげてほしいとお願いし、あがったところでローテーターを動かしましたが先ほどと同じように方向がかわりません。なにかあったのか?翌朝に確認してみようということで14MHzに戻ります。2時頃になるとログも進まなくなり、寝袋に入って仮眠することにしました。
4時ごろに一度目が覚めたのですが、7MHzがEU方向にアンテナを向けられないことで、やる気が上がってきません。もう少し寝てしまおうと、結局6時頃まで寝てしまいました。夜明け前に3.5MHzを確認しないところが自分の弱いところかもしれません hi 起きてからは北米方面を狙って14MHzでログを進めます。日曜参加のUBLさんが朝早くに到着しました。コールもそれほど多くないので、お話ししながらCQを出しています。そのうち、勉強会参加の方も一人起きてきました。朝食の時間となりいったんQRTになります。
朝食後はハイバンドのオープンも気にしながらあちこちバンドチェンジしたり、呼びまわったりします。オセアニア・アジア方向は開けていそうですが参加局が極端に少ない感じで、アンテナを回すのが大変です。やはりEU方向とかNA方向とか、アンテナをあまり動かさずにログを進めることができるのはかなり楽なことなんだなぁと再認識します。とくにUSAの局は、こちらの送信をよく聞いてくれて自分が該当しないと無駄な送信をしないところがコールを拾いやすくしてくれてログの進みが気持ちよくなります。
昼食の呼びかけの時に、UBLさんが7MHzのアンテナの方向が変わっていることに気がつきました。再度コントローラーのチェックをしてみますがやはり動きません。どうやらローテーター本体の不具合のようです。アンテナ方向を元に戻さないとエレベーター式のタワーはアンテナを下すことができません。タワーに登って人力でアンテナを回し下すことになりました。小降りになったものの雨はまだやんでいませんでした。こんな状況でタワーに登ることになるとは・・・。でも、無事に作業を終えることができました。ローテーターは予備があるそうで後日交換するとのことでした。5月の記念局の運用の前に不具合を発見できてよかったのかもしれません。
シャックオーナーの帰宅時間があって、運用終了は16時。最後はコンテストではないS79Zと交信して終了となりました。セイシェルはめぐりあわせが悪く、今まで1交信しかできていませんでしたが、今回2バンドを追加することができました。
レートと結果はこんな感じになりました。
ナンバー交換に至らなかった3交信も含まれています。7MHzのアンテナが使えなかったこともあり、極端に交信数が少ない感じですが、ハイバンドの交信数がいまいちです。お空のコンディションが良くないとも言えますが、土曜日曜の夕方の時間帯に運用していないということが大きな原因かもしれません。かすみがうらの設備を使っての結果としてはお恥ずかしい限りですが、コンディションの把握と設備の確認に来たと思えば成果はあったと思います。5月にはもう少しコンディションも良くなっていることでしょう。OPに関してはもう少し努力が必要です hi
4/11 記
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