Frend局の登山予定を聞いていたので、迎撃しやすい場所を考えて出発したものの、花粉症の症状が強く出てきそうで、急遽場所を近くに変更しました。2年ぶりぐらいになりますが、ふじみ野市でアンテナ設営です。
迎撃用にデルタループを設置しました。おそらく出てくるのはお昼ごろだろうと予想してHFからチャレンジしてみます。10MHzはスキップ気味で日本列島の両端ぐらいしか交信できません。信号が少ないから聞いている人も少ないんだろうと感じます。しかも、開いていると思える6エリアは西日本ハムフェアの開催でみなさん会場に入っているころかなと思え、呼んでくれた局の信号は強いもののほとんど呼ばれずという感じでした。
7MHzにQSYすると休日のにぎやかなバンドにぎっしりと信号がひしめいています。テンポよく交信している局を呼びまわり、空き周波数を見つけてCQを開始します。たくさんの方に呼んでいただいて楽しめました。
お昼近くなって6mで待ち伏せのつもりでワッチしてみます。ローカルノイズか?ジーというノイズで聞きづらい感じです。強力に入感していた常陸大宮の移動局をコールするとピックアップしてもらえました。移動運用勉強会にいつも参加されている局です。その後、前日にお邪魔したEKMさんの信号がガツンと聞こえます。7エリアと交信しています。CQは7エリアのほうだったようです。存在を知らせるために交信直後にコール。7エリア局に拾ってもらったあとに空き周波数でCQ。平地のCQなのであまり呼ばれず、ジーノイズも厳しいのでCWに変えてCQを出していたらEKMさんに呼んでもらえました。作戦成功です hi その後、SOTAチャレンジしている山登りの局にも2局ほど呼んでいただけました。登山に最適な天気となりました。でも花粉症がきつくて躊躇してしまいます。薬を飲んでチャレンジしようかなぁと思ってしまいました。
そうこうしているうちにメールが届きました。Kazuさんが山の上で運用を開始したのかと思ったら「ワッチしています」とのこと。あれ?と思ったのですが、とりあえずSSBに変更してCQを出し、コールしてもらえました。でも予想外に弱い信号。あとで知りましたが、ポータブル機の付属ロッドアンテナだったようです。山登りといってもローカル局とのアイボールが目的のようで、運用がメインじゃなかったようです。とりあえず目的の一つは達成できました。交信直後にEKMさんがSSBで呼んでくれました。PHONEだといろいろ話せて楽しいですね。ローカルなみの強さで安心して交信できます。もっともこちらは5Wだったので聞きやすさはちょっと違っていたかもしれません。ありがとうございました。 ちょうどお昼時で聞こえている信号が少なくなったような感じです。こちらで受信の弱い信号はジーノイズのおかげで聞き取りづらく、バンドを離れました。
HFもスキップの時間かなと思い、アンテナアナライザーを引っ張り出して、車の後ろに6mのスカイドアを引っ張り出してチェックしてみます。新しい測定器のおかげでチェックが楽しいですが、調整の状態がシビアに見えてくるとさらに追い込みたくなってしまいます。このアンテナも許容範囲ではあるものの中心周波数がちょっと上(AMのあたり)にあって、再度追い込みたくなってきました。
ひととおり終わって片づけてから発電機のエコモードをノーマルモードに変えて7MHz-SSBに出ます。出力は50WにUPしました。今年になって50WのCQを出しています。いままでCQも5Wでチャレンジしていましたが、幅寄せ等で数局交信しているとすぐに使えなくなってしまいます。なによりも呼びたくなるような信号で相手に届かないと呼んでもらえないようです。この運用スタイル(50WのCQ)で今までなかなか会えなかったQRP局にも呼んでもらうことができたりして、自分なりに面白いと思えるようになりました。
コンディションがスキップ気味の時間に運用を始めることが空き周波数を見つけやすく、ピンポイントで開けているエリアとのんびり交信できるのも良いみたいです。QRPだと重なってCQ出されたりするので、運用が継続できずに終わったりしてしまいます。開けているエリアが少ない時間帯でもそれなりにコールしてもらえるのは、やはり無線人口が多いバンドということかもしれません。けっこう楽しめました。
コンディションがよくなってくるとだんだんパイルになってきます。好きになれないサフィックス呼びも増えてきます。フルコールで呼んでくれる局を探してピックアップするようにしているんですが、なかなか難しいです。拾えた部分を指定してコールサインを取ろうとすると自分が特定されたかのように混信のなかでレポートやほかの情報を送ってくるのは7MHz-SSBの特徴なのかもしれません。よく聞こえているふりをして聞き流すのがスマートなやり方かもしれませんが、それはやりたくないんですよね。JCCやQSLを提供するために運用しているんではなく、交信をするために運用しているという気持ちでいたいです。なによりもサフィックス呼びを嫌うのは、電波法運用規則に準じていないと思うところもあります。電波を発射するときは識別信号を付することになっていて、不完全な「識別信号の一部」でよいということにはなっていません。極端な言い方をすれば、交信が成立しなければ妨害電波を発射していたというようにもとれます。フルコールで呼び、お互いがコールサインを確認できたうえで交信に入るという基本的なスタイルを使っていきたいと思います。
7MHz-SSBの運用は夕方まで続きました。良いコンディションが続いていたようです。パイルになっちゃったときはそれなりに短い交信で終わりましたが、いろいろと話ができることもありました。クラブ局を使って小さい子供の運用チャレンジをしてくれた局もいて、初めてマイクを持つ子供の相手にもなりました。途中重ねてCQを出し始める局に停波をお願いしながら、OPの名前をしっかりとコピーしお返事できるところまでできた時にはホッとしました。おそらく10W機で出ているんだろうと思いますが、相手が送信中に開いていると判断して電波を発射してくる局もいます。OPの名前一つであってもコピーしきれずにうやむやで終わるわけにはいかないと強く感じました。相手にとってポジティブな経験になってくれればよいなぁと思います。
ふじみ野市は結構珍しいようです。でもその中で、同じ市内からコールがありました。CWでよく交信いただいている方でした。運用場所を聞かれたので横にある高校の名前をあげると、そこは廃校になりましたねと教えてもらいました。野球の声が聞こえていましたが、高校生の声じゃなかったんだ。ここに来るときはアンテナの設営が高校生に威圧感を与えたくないので週末以外は躊躇していましたが、こんどは平日にも来てみようかなと思いました。それにしても人口減少が進んでいるんですね。
7MHz-SSBでコールが途切れた時に周波数を離れ、エレメントを追加します。出力を5Wに戻し3.5MHzの運用を開始。その後1.9MHzにもチャレンジして、再度3.5MHz。呼びまわりの際に2つほど未交信の地域をGETできました。アワードなどに執着しているわけではないのですがNEWはうれしいです。というか成果があったと思いたいためにも、未交信や初交信などがあってほしい感じがします。
久しぶりに一日で200交信を超えました。コンテストでもないのに・・・hi 交信いただいたみなさん、ありがとうございました。
3/5 記
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