さいたま市西区移動
前日、コンテスト中ではあったものの、H40Dの激強の信号とC96RRCのカスカスの信号を聞くことができた。どちらもIOTA未交信なので交信しておきたいところではあった。さすがに弱いアフリカの信号にどう対応するべきか? ふとデルタループを展開するアイデアが浮かんで、出かけた時に最初にチャレンジすることにする。
アンテナを展開したときに方向を合わせやすいので、まずさいたま市西区に行ってみたところ休日にもかかわらず場所取りに成功し、さっそくアンテナの作成に取り掛かる。まずは14MHzクワッドループに使っていたエレメントをデルタループに変更してデータを測定し、18MHz用にエレメントを切ってデータ測定。うまくいきそうな感じだったのですが、風が出てきてトップヘビーの状態では伸縮ポールが上がらなくなってしまった。さらにビニール被覆線を仮止めしていた部分も外れてしまい、結果的に今日の展開・使用をあきらめることになってしまった。そんなわけで、展開した状態のアンテナを写真に残せませんでした。
ダイポールだけなら・・・と伸縮ポールを軽くして設営。いつものように十字に日本のダイポールを展開して風対策。

あちこちワッチを始める。18MHz-SSBで聞いたことのあるコールが飛び込んできた。沖縄移動とのこと。QRP愛好家なので5Wで呼ぶもののなかなかピックアップされない。沖縄の側ではパイルアップなんだろうなぁ。こちらではスキップしていて、交信に成功した局の信号がまるで聞こえない。待ちきれず出力を50Wに上げてしまった。その後QRPを指定してくれたものの、3回ほどQROで呼んでしまった手前、QRP指定の時だけパワーを下げるのもなんだか気がのらず、オープン戦になるのを待って50Wでなんとか交信できた。その後10MHz・7MHzで呼びまわりを進める。
一息ついたところで、どうしてもやっておきたかった洗車を始める。連休後半は天候が崩れることは承知の上だったのだが、駐車場の隣が工事で更地になっており、むき出しの土の地面から吹き上がる砂埃が気になり、きれいにしておきたかった。
洗車を終えた後にC9が入感し始める。感度の良いアンテナを持つDXerは早いうちからコールしているようで、すでにパイルアップ。ギボシのダイポールをC9の方向に張りなおして50Wで参戦開始。信号はQSBのピークで579まで上がることもあり、交信の成功に期待が高まったもののパイルアップの壁は厚く、自分の選択した送信周波数でほかの局が何度もピックアップされるのを聞いていると、読みは成功しているようだが力負けしていると痛感する。そのうち信号が弱くなってくる。DXペディションの終盤だと弱くなったときは聞こえない局が呼ぶのをやめるので交信の可能性は高くなるのだが、前半だと良いアンテナの局ばかり呼んでいるのでパイルもおさる気配が感じられない。ギブアップしてしまった。
その後はのんびりと国内の呼びまわり。10MHzではラグチューモードの局2局とも会え交信を楽しめた。「水門でアイボールしたいね」なんて打たれるとなんだかうれしくなってしまう。
7MHzで8J8VLP/8が大パイルになっていた。なんとかピックアップしてもらった時に「RST 599 5W QRP DP」と打つと短く「FB」と返ってきた。短いながらも充分満足。それにしても、呼ぶ側はロングコールやご本尊が送信している最中に送信し始める信号で、8J8VLPが応答してもわからないような状態が続いている。私も反応が無ければ2回目の送信はするが、送信したら受信の時間を作る。そうでなければご本尊の応答を聞くことができないし、他局の交信の妨害となる送信につながり、自分の順番が回ってくるのに時間がかかることになる。相手がQRP記念局ということもあるが、聞こえないなら送信すべきではない(パイルに参加すべきではない)し、2回連続でコールしてよいのは部分的に応答があったときに自分だと確信が持てるときだけで、呼び出しの時には連続コールは行わないほうがスマートだと思う。自分がパイルを受けるときには連続コールする局はできるだけ避けて、部分的に耳に残る信号に応答したいと思ってしまう。移動サービスの局や記念局をOPしたりする人は同じ考えを持つ人が多いようだ。
そろそろ終わりにしようかと思ったところで発電機がガス欠で停止した。ちょうどよいタイミングなので撤収を開始した。
5/1は暦通りに出社なのでC9の追っかけはできない。未交信で終わってしまうか?連休後半は2日の夜から4日まで8J1ITUに参加する予定です。5日6日は仕事があるので戻らなくてはなりません。まだまだ時間のあるかぎり無線を楽しみたいと思います。
5/1 記
| 固定リンク
コメント