ATNOのFPチャレンジは終了前日の17日となった。後半になってJAでも交信局が増えてきたようで、入感のバンドと時間帯も読めてきて、それに合わせて移動運用を行った。
場所は360度遮るものの無い、さいたま市西区を第一候補と考えて午後に目的地に向かった。連日の猛暑もあり、車を止めたい場所にはだれもおらず、早速アンテナの設営を開始した。メインは日没後に聞こえる可能性の高い14MHzで、3ele八木を組み立てる。下にはギボシのダイポールを10MHzに合わせFP方向に向けられるよう設置。上げ下げしないステー代わりのダイポールにW3DZZを30度ほどずらして設営した。
15時過ぎから10MHzで入感するかもしれない。それまではあちこちワッチして回る。バンド未交信の市町村を3つほど穴埋めできた。ZS0RRも18MHz-FT8で交信。QRZ.comを見てみると海の中に設置された灯台。鉄骨を介して小さな岩礁がある。すごいところからQRVしているんだなぁと感心してしまった。
15時を過ぎてから10MHzを集中的にワッチ。出始めを発見してコールするのが一番可能性が高いと考えていた。RBNでは3.5MHzにQRVし続けている。その表示が10MHzに変わったときにVFOを微妙に動かして探し始める。でも、ご本尊は聞こえてこない。信号のかけらすらキャッチできない状態で、upの周波数で呼ぶ局が出てきた。聞こえる人がいるんだなぁと感心してしまう。時折14MHzもチェックしながら10MHzに注力するが相変わらず信号のかけらさえ感じない。ダイポールではだめなんだろうか?14MHz-CWはコンテストが行われているようで、出てくるであろう周波数はいつでも誰かがCQを出している感じがする。これではTO5Mは出てこれないかもしれない。
FT8のほうに周波数を合わせてみると、運用を開始していたようだ。F/Hモードの呼ぶ周波数にたくさんのJAの信号が見えている。まずはご本尊を受信することが大事。JTDXの画面にTO5Mの信号がプリントされる。クリックして周波数を取り込み、コールを開始する。呼ぶ周波数はJAの信号が見える上限より少し上にした。混信していては拾ってもらえない。クリアな周波数で呼ぶことが最優先だと思う。
数局交信したのを確認した後、TO5Mの信号が受信できなくなった。QSBか?送信を停止したのか? F/Hモードで多くの周波数に応答しているときは、FOX側の出力が分散されるようなので、こちらで受信できないとつらいなぁという感じ。また、見えてきたのでこちらも送信開始。数回のコールでこちらに応答してくれて、周波数も下側に引っ張られる。レポートを送り「RR73」を無事受け取ることができた。実はF/Hモードですんなり交信できたのは今回が初めてで、前回まで周波数が下に引っ張られず、あわてて手打ちで周波数を書き換えたりしていた。おそらく、このボタンだろうと思ったところをONにしての不安なチャレンジだったのだが、うまく交信することができて、ほっとした。
撤収して帰宅する間に、お友達がclublogでCFMできたことを確認してくれて、さらに安心することができた。ATNOを一つ減らすことができた。
8/21 記
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