さいたま市桜区移動
週末は天気が悪くないようだ。ニュースで宝登山の蝋梅が見ごろを迎えているとの話が合った。昨年に下見がてら登ったので、今年は行ってみようと考えていた。土曜と日曜のどちらで行こうか? 日曜に行くつもりで今日は平地の運用でも良いかな? 京都コンテストのローバンドがあるので、そちらを意識してみるか? 先週コンディションの良かった14MHzをやってみようという気持ちもあり、さいたま市桜区に行ってみた。
運よく場所が確保できた。14MHzのループにステー代わりのダイポール。夕方になる前にローバンドを追加すればよいかなという気持ちで設営にかかる。すこし風があって、良いタイミングでフルアップするべく準備をしていた。近くに散歩に来た家族の車が止まったが、こちらに近づいてこないので作業を進める。伸縮ポールを2/3ほど上げたところで先ほどの家族が集まって声をかけてきた。いや、なるべく気持ちよくお話をしたいところなんですけど、ステーも張れずに一番力の必要なこのタイミングですか? 脚立の上からの受け答えがいまいち好意的じゃなかったかもしれない。出来上がった後だったらいろいろ話せたのに・・・。タイミングの悪い人たち・・・。私のほうがタイミングが悪いのかもしれない。
14時過ぎからの運用で7MHzは閑散としている。聞こえているのは国内の遠い局ばかり。呼び回りでもすぐに終わってしまう。14MHzのFT8も早すぎるのか近場のDXぐらいしか入感しないようだ。ダイポールを10MHzに変えて呼び回りで2局。その後CQを出し10局ほど呼んでもらえるが後が続かない感じがする。16時前にはローバンドのアンテナを追加する作業。ちょっと早めだが80mに出てみる。こちらは国内がよく開けていたようで、けっこう呼んでもらえることができた。1.9MHzに移って運用するもこちらは思ったほど開けていないような気がした。DSTさんが京都から呼んできてくれて、コンテスト参加のテスト運用かな?なんて思った。このときは「あとで呼びますよ」と心の中で思っていた。せっかく1.9MHzのアンテナを上げたので、1840のFT8運用の信号も聞いてみよう無線機を変えてワッチしてみるものの、ほとんど聞こえてこないようだ。北米の局がさらに遠い地域を呼んでいる信号がか細く入感するだけ。1908で呼んでいる局もなかなか交信できていないようだ。
アンテナを3.5MHzに切り替え、コンテストのスタンバイ。交信できる局は京都府内しかいないので、順番待ちがきつそうな感じ。それでもスタートと同時にワッチとコールを開始する。あまり効率が良くない。府外局はKCJの都道府県略符号とイニシャルを送らなければならない。4つの文字というのは練習になるかもしれない。でも、府内局の練習というだけで、呼ぶ側にとってはあまり関係ないようだ。順番待ちの間に強力な局が後からパイルに参加してすぐに拾ってもらえる。でもこの局、英符号を二つしか送らない。規約をしっかり読んでいないのだろうなぁ。こういうところでブレーキがかかるのはあまり気持ちの良いものではない。
1919まで上がったときに欧文ラグチューをしている信号が耳に入った。これがA1-NETか?CQを出しているのはA1クラブのボスのようだ。リモートの2エリアコールサインだったが、S-9+40dBまで振れる強力な信号だった。聞きながらコンテストのことをしばし忘れてしまった。キーヤーの速度を相手の速度に合わせる。ちょっとゆっくり過ぎるかな?全文筆記しないと最初に受信した符号を忘れてしまいそうな感じ。聞こえていた信号がファイナルを送った後にコールする。同時にもう1局呼んでいたようだが、こちらを拾ってくれた。申し訳ない。10分ぐらいの交信だったろうか?初めてA1-NETにチェックインすることができた。天気の情報がまるでそこにいるような雰囲気に聞こえたので、自分のターンになったときにBKで質問してみた。返ってきた答えは説明が丁寧で長い。まるで自分のオペレーションを聞いているかのようだ hi 夜でも好きな時間に運用できる設備を持つのはうらやましい。リモートでもこれだけ自由に扱えるというのは、回線が安定していることもあるが、素晴らしいと思う。もう一つ質問をしたいと持ったのだが、あまり引っ張っても・・・と思っていると、相手がファイナルを送ってきた。流れで交信終了。そのままVFOを回さずに聞いていたらMasaGさんのコールが聞こえる。キー局が躊躇なくキーイングスピードを上げ交信が進む。自分ももう少し早くしてコールすればよかったかな? でも早すぎて何度も聞き直すのも恥ずかしいし、初のチェックインはこんな感じで良かったのかもしれない。
日が落ちてきてからどんどん寒くなっていく。足先が痛くなりそうな感じ。コンテストに戻って呼び回りを進めていたが、コールサインがわからずに呼べない局。呼び回りも2週目になると、やっとコールサインを打ったと思ったら交信済み。府外局の京都を探すCQがあちこちで聞こえた。もうモチベーションが落ちてしまった。1.9MHzの時間が来る前に寒さに耐えられなくなって撤収を決めてしまった。心の中で「DSTさん呼べなくてごめん」と浮かんでいた。撤収する気になったら行動は早く、すべてを車の中におさめ、22時の1.9MHzの開始時間には車のエンジンがかかっていた。
コンテスト結果は10交信。寂しい結果となった。コンテストで交信してくれる全国のコンテストファンとの交流の意味でも県外局となる立場でもできるだけ参加するようにしてきたが、最近この気持ちがちょっと落ちてきたような気がする。呼ばれる立場で参加するのは楽しいのだが・・・。県内参加局の少ない県のコンテスト主催者は県内局だけでなく県外参加のことも少し考えるべきだと思う。交信相手がいないのに必要以上に長い開催時間の是正。東京都支部のように「都外局同士の交信もOK」とするなど配慮を望む。県外局が楽しめなければ県内局を呼ぶ局の参加も減り、衰退につながるのではないかと危惧する。もっとも多くの地方コンテストはすでに衰退しているのかもしれない。
2/3 記
寒くて体がこわばっていたのか、バンドチェンジの時にロープに足を引っかけてこけてしまった。おしりの右側が痛くて歩くのがぎこちない。とりあえず湿布を張って休むことにした。
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