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2020年3月22日 (日)

さいたま市桜区移動

1-sakuraku2 JA4コンテストとロシアンDXコンテストに並行して参加する。RI0Bも視野に入れて14MHzデルタループと3.5/7MHzダイポール、それにギボシのダイポールと3つのアンテナを展開。到着したときは無風で設営しやすかったのだが、ワイヤーの展開を失敗してちょっと設営にてこずった。それでもなんとか設営を完了。まずはJA4を視野に3.5MHzを聞いてみるが、信号が聞こえてこない。ちょっと設営に時間がかかりすぎたかな。7MHzQSYして呼び回る。ほんの一部ではあるがエリア対全国のコンテストにありがちな、コールサインを打たないで呼び出しを受け続ける局もいて閉口する。コンテスト時間は12時間と長いので待つことはできるのだが、呼び回りをするエリア外の局を楽しませないとコンテスト自体が廃れていく。長く待ったのに交信済みの局だったりするとがっかりしてしまう。将来的にコンテストが盛り上がるのは多くの人が参加するのが楽しいと思える記憶を残すことだと思う。過去に交信している局だとJCCハントなどの楽しみも薄れてしまうので、常置場所から運用する局ばかりのコンテストで待たされる時間が長いのはなんとも居心地が悪い。エリア内局は自分が楽しむためにはエリア外の局が楽しめるよう配慮する必要があると思う。CQ出しても呼ばれなくなりますよね。それに自局のコールサインを発しないのは電波法運用規則に抵触します。

ロシアのコンテストはロシアに限らず全世界と交信できます。JA同士もOK。聞こえる局を端から呼び回ります。久しぶりにDXコンテストに5Wで参加しています。メインの14MHzデルタループはロシア方面に向けっぱなしなんですが、思ったよりコンディションが上がらず、ちょっと物足りない感じがしています。

Kazuさんは金山に登るそうで6mのアンテナは上げていなかったので、とりあえずモービルホイップを取り付けてワッチしてみます。発見できず、周波数は?とメールしてしまいました。Kazuさんの前に強力に入感しているZakiさんを見つけ、聞いているとお隣の西区からの運用のようです。ほんとうに楽しそうに交信しています。交信が終わるのを待ってコール。ちょっとラグチューを楽しめました。

Kazuさんに周波数を送ってもらい、ワッチしてみるとうっすら信号らしきものはありますが、ほぼ聞こえません。と交信相手の信号が聞こえてきました。相手が山の上といってもモービルホイップでは役不足だったようです。急いでルーフにデルタループを上げてみると、しっかりSを振らせて信号が聞こえます。こんなに差があるんだなぁ。このところWHIPの活躍に触れていたので、わりといいかななんて思っていたのですが、今日のこの差はなんとも言えない感じです。やはりアンテナは良いものを使ったほうが良いかな。会話の中であとで430MHzにも出ると言っていたので、受信チェックするつもりだった3ele-YAGIを試したいので、運用するときに連絡してと告げました。

2-430-yagi

その後、430MHzQRVしてくれて、3eleID-51をつないでワッチ。前の局との交信を聞きながらYAGIを動かして信号の強弱を確認。交信が終わったところでコールし交信できました。ふだん使い込んでいないID-51.パワーの変更をするところに進めなくて、そのまま呼んでしまいましたが、ハムフェア・アイボール交信の設定でスーパーロー(100mW)になっていました。受信に苦労を掛けてしまったかもしれませんが、逆にアンテナの性能がまあまあ良いかなと思える交信になりました。

コンテストで新しい局はいないか?ワッチに戻ります。14MHzのループが全く聞こえなくなっています。おかしい? チェックしてみるとSWRがかなり高い。設営の時にけっこう引っ張ったことと、風が強くなった時もあって断線などの不具合が出てしまったかもしれない。下してチェックしたいところだが、デルタループをあきらめても、ダイポールさえ上げなおすのは厳しいかもしれない。危険を感じるまではこのままでいこうと決める。

時間を持て余し始めて、昨日長さを追い込んで、本番用のエレメントを付けてきた18MHzツェップのチェックをしてみる。給電点4mh・先端1mhではあるが昨日と同じようなデータとなった。SWR3.0弱と高いのだが、ディップ点はバンドに合致しておりバンド内はブロードな状態。一応測定周波数幅を3つぐらいデータ取りしておいた。

3-18mhz 4-18mhz

FT818MHzをワッチして入感していた5W1SA50Wでコールしてみる。すぐに交信できた。ウクライナも交信。意外と使えるかも。もう少し高い設営で試してみたい。

コンテストに戻る。JA43.5MHzの時間帯と思えるのだが、あまり信号は聞こえてこない。出ていればそれなりにできると思うのだが・・・。関東から距離がある分、7MHzの信号が良い状態で続いている。予想外だったのは、JA4エリアを目的としたCQが各エリアから多く出ている。4エリア局がたくさん出ていればそれほど多くの「CQ-JA4」は出てこない気がするが、やはり参加局が少ないのか? それとも自分でCQ出すのは嫌だけど呼び回りはするエリア内局が多いのだろうか? 主役のエリア内局を呼ぶCQはあまり出したいとは思っていないのだが、たまには試してみるのも良いかもしれない。

ロシアンDXは主砲のデルタループがダメなので、日没後の7MHzかなぁ。でもUAというよりはNA方向G開けている感じかもしれない。USA/カナダが強力に入感していた。

18時を過ぎたらJA4が終わるので残り3時間はロシアンDXの時間という感じではあるが、アンテナの不具合や風が強くなると嫌だなぁという気持ちもあり、少しYび回りをした後、撤収を決めた。

オールJA4コンテスト結果

Ja4rate Ja4point

Russian DX Contest結果

Russianrate Russianpoint

RI0Bは午前中呼んでいるJAの信号は見えたがご本尊は受信できなかった。今回は信号のかけらも無い。クラスターなどを使って注視していても交信できない。EUNAには成果を上げていたようだ。JAに入感しそうなタイミングでNA/EUの良いバンドに移ってしまうような気がする。設備の良い局は少ないチャンスをものにしているのかもしれない。日本も広いので、場所によっては信号が強いところもあるかもしれない。でもRI0Bチームは、ほぼJAを意識してくれていないような気がする。思いが一方通行だと交信はできないなぁと思う。

連休の3日間、無線三昧でした。交信いただいたみなさん、ありがとうございました。

ログの整理とQSL発行準備で月末までに処理しようと思います。

3/23 記

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コメント

2バンドでQSOありがとうございました。
わざわざデルタループを上げていただいてすみません。
430の3エレヤギはうまく作られましたね。
性能も良いですね。
折り畳みができると山岳移動によさそうです。

投稿: tcv/kazu | 2020年3月24日 (火) 09時46分

Kazuさん こんにちは

こちらこそありがとうございました。
モービルホイップとデルタループの比較ができたので、こちらとしても良い経験でした。

430MHzの交信でYagiのチェックができました。重ねてありがとうございます。
山から運用するときはカメラ三脚のアームに取り付けて固定&回転をしようと想定しています。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年3月24日 (火) 15時43分

2日にわたってのコールありがとうございました。
近所にいたので、立ち寄ろうかとも思ったのですが、トイレが近くて・・・。(^^;
次は飲み会などヨロシクです。

投稿: JM1EKM | 2020年3月24日 (火) 20時00分

JM1EKMさん こんにちは

交信ありがとうございました。
ほんとうに楽しそうに話しますね。声をかけたくなる感じです。
飲み会、やりたいですね。
4月は中止のようですが、少人数でやりますか。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年3月24日 (火) 21時30分

FT8でのQSOありがとうございました

投稿: JH0KSP | 2020年4月 8日 (水) 22時33分

JH0KSPさん こんにちは

こちらこそ、弱い信号を相手していただき、ありがとうございました。

FT8もマルチバンドでやっています。
あちこちで出ますので、またよろしくお願いいたします。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年4月 8日 (水) 23時28分

移動する局の免許もFT8できるようにしました。初歩的な質問で恐縮です。自局のコールサインを/Pにする方法とは、どのようにすればいいのでしょうか?
いろいろなサイトを検索しましたが、よく分からなかったのでここで質問してしまいましたがご容赦ください。

投稿: JH0KSP | 2020年9月12日 (土) 08時49分

JH0KSPさん こんにちは

ファイルの設定ページを開くと、最初のページに自局コールサインを書き込む欄があります。そこに/pをつけてOKとすればよいと思います。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年9月15日 (火) 08時52分

お話のように/Pをつけて運用すると、送信される自分のコールサインが <...> となり、/Pを外すと普通に自局のものが出るようになってました。理由がわからないのですが、さらにまた理由が分からず今度は/P付きで出るようになっています。運用できるようになりましたので結果オーライですが、いまいち納得は出来ていません(苦笑)。

投稿: JH0KSP | 2020年9月23日 (水) 01時35分

JH0KSPさん こんにちは

私もすべて把握しているわけではないので、正しく伝えられないこともあるかもしれません。

<・・・>が出るときは文字数が多すぎる場合に出てくるような気がします。
FT8は最短時間で必要な最低限の情報を送るように作られていて、コールサインは基本的に6文字以下が想定されているようです。/1や/QRPなどを付加すると複合コールサインとしてコールサイン2つ分の情報枠を費やしますので、相手とのやり取りに対して情報枠が足りなくなる場合があります。
「JH0KSP」「7K1CPT」「PM95」で3つの情報枠を消費するわけですが、/1を付加すると
「7K1CPT」「/1」というように2つ消費されてしまうようです。お互いが「/1」などの移動表示をしてしまうと、それだけで4つの枠を消費していてレポートを送る枠が無くなってしまうので、いつまでたってもレポート交換が成立しないということになります。
ところが、欧州などでは移動の際に「/P」を付加するのは、任意ではなく強制的な決まり事なので、「/P」を付加できないプログラムは受け入れられない。となり、特別な文字として「/P」はコールサイン枠の中に組み入れられるようにしたようです。(ほかにももう一つぐらいあったはずです)

それでも、「/P」を付加したコールサインは8文字コールサインとしてレギュラーの6文字を超えるコールサインとして認識されるようで、相手が「/1」を付加した2枠コールサインを使用しているとレポート送信枠が作れず、レポート交換が行われない堂々巡りの交信になってしまうようです。

これを回避するためにはお互いが移動運用の場合、「/P」を使用しあい交信することで、「6文字越えコールサイン」「6文字越えコールサイン」「レポート」という3枠で交信が成立するということになるようです。FT8を使用して交信を行いたいのであれば、移動の際は「/P」を使用することを容認するしかないようです。

「/1」などの移動表示を使用する人も少なくありません。交信の際に、枠数をオーバーしてしまうために移動局と交信できないことを容認しているのか? もともとこの仕組みを理解していないのか? ほとんどの交信を移動で行う自分のような局の場合、「/1」を付加する移動運用に対しては自分が移動表示を外す実用があり悩ましいところではあります。

移動場所の表示は、別の行で送信するようにしないといけないようです。送信の準備をして次の送信に備えてもオートシーケンスで、相手から「73」を受け取ると自動的に「CQ」に変わってしまったりして、呼ばれ続けることで、なかなか自分のQTHが送信できない悩ましさもあったりします。この辺はあきらめて開き直るしかないのかもしれません。

FT8人口の増加と、他のモードでログが進まない現状を考えると、FT8を使用することが必要になってきていることもあり、「どうしたら交信できて、何が原因で交信できないのか?」を探ることもこのソフトウェアと付き合っていく際に必要なのかなぁと思います。できれば、「/数字」を使う局にもその辺をわかってもらい、「/P」に切り替えていただけると助かります。呼びたくても呼べない局がいることを感じてほしい。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年9月23日 (水) 06時10分

長文のコメントありがとうございました。
あれだけ原因が分からず(今も分かってませんが)/P付加すると<...>、外すとJH0KSP、/0付加すると<JH0KSP/0>となっていた件ですが報告の通り、知らず知らずのうちにきちんと動き出し、現在は/Pで良好にQSOできるようになりました。
当初/0だときちんと発射されるのでやってみましたが、/1の局とやったらシーケンスが先に進まず、またなんだこりゃ? 状態になりましたがこれは仕様的にできないこともわかりました。
移動がてら分かったことですが、私の移動地(飯田市/下伊那郡/木曽郡が主)は、電線や民家のない発電機まわして電波ぶっ放しても誰にも迷惑かけない山奥ばかりです。すると受信SIGが+28dBとか+30dBとかあまり見たことない、なんじゃこりゃーな数値を出します。先方からは、このときでもごく普通の値をいただきます。自宅と違って都市雑音がないためPHONEでもSメータは振らないのにめちゃくちゃ皆さんクリアに聞こえるので耳が疲れません。おそらくこのような環境だからいい数値なんでしょうが、相手からは「この人なんていう数字送ってくるの?」と思われてるかもしれません。
先方からは「+2dB」もらってもこちらからは「+26dB」とか、「-8dB」もらってもこちらからは「+18dB」とかすごいアンバランスなレポート交換になっています。下界に戻ってくると0dB中心に普通のSIGS吐き出すので、やはりノイズのない山奥の威力と思います。
あと2ヶ月もすると長野県下伊那郡の山山にも雪が降り始めますが、移動局免許にFT8加えましたので、またQSOしてください。
アドバイスありがとうございました。

投稿: JH0KSP | 2020年9月26日 (土) 22時31分

JH0KSPさん こんにちは

コメントありがとうございました。
交信したい相手と交信でないことがいちばん悩ましいですね。/P付加によって交信がスムーズに進むことがなによりも大事かと思います。

信号は信号のフロアレベルと相手信号の差を表しているようです。ノイズの少ない場所での運用はそれだけ有利になりますね。FBだと思います。

ハイバンドでDXを主軸に運用しているときは、不都合の可能性のある/Pさえも付加せず運用していることがあります。KH0/JH0KSPとは交信が進みませんからね。(すみません。コールサインお借りしました)

また、設備共用で免許をいただいている場所でもプレーンなコールサインのみを使っていたりして、自分でも後で混乱するときがあります。hi

コメントを読んでいて、ふと開田高原から見たほんのり雪をかぶった木曽駒を思い出しました。もっとも無線を始める前だったのでもう30年も前のことですけど・・・。
飯田市は仕事で一度訪れましたが、室内作業だけだったので町の印象が薄いです。でも、その気になれば足を延ばせる距離かと思います。移動で行ってみたい場所ではありますね。

今後ともよろしくお願いいたします。/Pの局は交信できるのでなるべく呼び回りたいと思っています。

V/UHFは運用されていますか? FT8なら予想外に交信できたりします。ちょっと驚くことがありますね。2mもけっこう運用局がいます。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年9月27日 (日) 00時36分

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