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2020年10月25日 (日)

A1 CLUB STRAIGHT KEY CONTEST

 ちょっと早めに東京CWを終わらせて出発したものの、想定していた移動場所にはアンテナが立っていた。見覚えのあるアンテナなので、おそらくWW-PHONEに参加している局だろう。予想はしていたもののやはり大きなイベントがあるときは思い通りにならない場合がある。次の候補地は運動施設の使用で駐車されるとすれ違いに支障をきたすのか、コーンが立っていて駐車をさせないようになっている。次の場所は工事のため棄権と書かれた駐車禁止の表示。もしかしたらだめかな?という気持ちもありながら、次の場所に向かう。土手の上で3か所ほど運用できそうな場所があるが、他の場所で無線をされていると迷惑をかけるかもしれないと、3か所ともチェックに向かう。一か所でV/Uのモービルアンテナのついたアンテナの後部座席に運用していそうな人が確認されたが、こちらの運用するHFローバンドは問題ないだろう、それに運用を中断させても申し訳ないので、そこから300mほど離れた場所を確保して設営を開始した。Nishiku_20201029094301

Key_20201029095301  今回はコンテストで使用する2バンドだけできればよいと考えていたので、アンテナはトラップコイル入りの2バンドダイポールのみ設営を行った。一応、7MHz-CWで運用している局を呼び、飛んでるチェックを行う。それでもまだ時間がある様なので、リグを変更してFT8で国内の未交信局を中心に運用を行う。いまのところ順調な気もするが、QSBもある様な気配も感じ、コンテスト開始時間からの7MHzがどうなるか、ちょっと心配な感じ。 

 縦振り電鍵は竹材ベースの電鍵を準備した。(一応、コンテストの前後でマルチとなる電鍵名を公表したら失格となるようなので、連想できない交換情報を準備している)昨年まで、ミニチュア電鍵のCODEMITEを使用していたが、マルチとなる電鍵名を継続しないよう強く要望すると規約に書かれていたので、電鍵自体を変えることにした。というか、昨年入手したものなので、自然の流れで交換した様な形になった。 コンテスト開始直後にローエッジからCQ局を呼び出す形でスタートしたものの、呼び負け連発で、あきらめて上の方から呼ぶことにする。最初からそうしておけばよかった。

 ちょっと進み具合がいまいちな感じがするが頑張ってログを進める。ただ、交信相手の地域を振り返るとやはり近場のスキップが顕著なようだ。一度信号を確認していた旧知の局も、一度呼び負けるとなかなか出会うことができない。悩ましい感じがする。2時間と少し経った頃に7MHzに見切りをつけ3.5MHzQSYする。まだ満杯という状態ではなかったがそのうちたくさんの局が出てくるだろう。7MHzと比較してパンチのある信号が多いような気がする。でも、呼んで交信してその後に自分がCQを出すと割と反応が鈍い感じもする。QRPなので相手にとってもともとの信号強度が弱いのかもしれない。でも、CQ空振りした局を呼ぶとほとんど反応がある。ふと気がつくと500km以内の局が多く、近いところのスキップは少ないようだが逆に遠方の局がなかなか取れないようだ。地域的な得点の貴重さはないにしても、どれだけ多くの局と交信できるかという意味では遠方の局や信号の弱い局も大事にしなければならないと思う。

 1交信に時間がかかるところもあり、交信数の伸びは良くないが、最後の1時間はさらにログが伸びない感じだった。残り時間10分を切ったところで、新しい局が出てきたようだ。その局のCQになったとたん大パイルアップになるところを聞いた。なかなか一発で撮り切れないようで、2回目の受信の時にコールに参加したがやはり拾ってはもらえなかった。そんな感じでコンテスト終了時間を迎えた。

20201025a1-rate バンド別の交信数と得点は、総得点を参加者の側で計算させてくれないので省略する。

 電鍵名の創作は完全なコピーを目指す趣旨としては、趣旨は理解できる。でもほとんどの局が別の電鍵名を使用することになるので、マルチとしての意味合いはどうなんだろうなぁという感じもした。全市全郡でも、人口の多い地域では新マルチとならない交信も少なくない。それなりにマルチプライヤーとしての意味はある様に思うが、交信数にかなり近い数のマルチが取れるとなるとマルチはなくても順位に変わりは無い結果になるのかもしれない。今年の規約には赤い字で「昨年使った電鍵名を変更することを推奨する」と書いてある。コンテストでミスコピーを減らしたいのなら、例年同じ電鍵名で相手のミスコピーを減らすという手段を選ぶのが当然ともいえるが、それは推奨されないようだ。例年通り文字数の違いは得点に影響することになる。また、得点は計算しなくてよいというありがたいお言葉を毎回聞くのだが、途中経過で得点の伸びがどれくらいなのかを計算できないコンテストとなると、どうしても交信数しか見えてこなくなる。2つのバンドをどのように使うかという判断を鈍らせることにつながっている気がする。この感覚はほかの人に共通するものかどうかはわからない。この辺の交信ルールに対する考え方が、コンテストという意味合いよりはQSOパーティという位置づけで開催されるイベントとしたほうが参加しやすいのではないかなという感じがしている。

 自分のブログでは少々辛口の感想を書いたが、提出ログの感想にはあまり辛口の感想は書かないでおこうかなと思う。(この文章のUPの時点で、まだログを作製できていません。エクセルでの書類提出をメインとしているので、それに合わせてログを作製するつもりですが、コピペである程度はできるとしても、時刻表示の「:」を外したり「J」を消したりする作業を行うのにはやはり手間がかかります。Ctestwinなどで少ない負担でログが作成できるのは、すごいことだなぁと改めて思いました。)規約の文章にもあったが、いろいろな意見をいただいたが、「全て読み検討したうえで本年の規約とした。」と書いてある。ということは、検討して却下されたということなんだろう。同じことを何度かいても却下されるなら意味はないと感じた。

上位を目指して戦略を考え参加するコンテストではないかもしれないが、縦振りを使用する貴重なイベントでもあるので、時間が取れるときは引き続き参加したい気持ちではある。

10/29 記

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