« 全市全郡コンテスト | トップページ | 電信電話記念日コンテスト »

2020年10月18日 (日)

オール千葉コンテスト

先週の全市全郡コンテストが消化不良で過ぎてしまったので、1週空けてのオール千葉コンテストは乗り込みで参加したいと考えていた。前日の天気予報では千葉県のみ雨マークが出ていたのでちょっと不安にもなったが、雨の中で参加したこともあるので、まあいいか、どうにかなるだろうという気分だった。昼からのコンテストだったが、朝はちょっと早めに出発した。場所取りというより、せっかく行くのだから午前中もなんらかの形でQRVしたいという気分でもあった。目的地に到着する前にふと144/430MHzのアンテナを積み忘れていたことを思い出した。前日に完璧に準備しておかないとなにかしら忘れ物があったりする。仕方ないのでモービルホイップで少しでも交信ができればいいかと頭に浮かんだ。目的地は野田市の土手の中腹。うまく場所取りができた。ダイポールは1.9MHz28MHz50MHzはデルタループ・144/430MHzはモービルホイップを釣り竿で10mhに上げるというスタイルになった。

Noda

お天気はいまのところ快晴。雨の心配はないかなという感じだった。飛んでるチェックというわけではないが7MHz-CWで呼び回りしてみる。その後10MHzで数局呼んでからCQを出してみた。国内は近場がスキップしている感じで遠めの局と交信できる感じだった。交信の間にモービルホイップのつながった430MHzのメイン周波数にしておいたのだが、あまりにも受信できる信号が少ない。おかしいなぁと思いながら、一段落してから他のアンテナ(Band)もチェックすてみることにした。144MHzはある程度聞こえていた。送信してSWRをチェックしてみるが、不具合はなさそう。アンテナと一緒に5D-FBの同軸ケーブルも忘れていたので、車載のアンテナのなかから25m5D-2Vをつないでいた。コンテスト開始は430MHz-CWにしたのだが、4分であきらめがついた。運用中に頭に浮かんだのは「これがUHFの減衰なのか?」ということだった。正直なところ、長く伸ばせば減衰が顕著になることは本などで知識の中にあったつもりなので、開局してから30年の間430MHz15m以上の同軸ケーブルを使用したことはなかった。ある意味良い経験となったのかもしれない。144MHz-CWではこの設備の割にまあまあ交信できたような気がする。

 話をすこし戻して6mのデルタループをチェックしたときに、Hi-SWRがでて、これも同軸を疑い、伸縮ポールを下ろして同軸ケーブルを変えたり、いろいろやってみたが原因がつかめない。エレメントパイプの接触不良か?という気分になり、少しこすり回してみる。SWRが通常の低さになったので、とりあえずアンテナを上げなおしてコンテストに備える。144/430MHzの後に50MHzQRVするもののいまいち飛びが良くないような気もする。それでも、全くできないわけではないのが判断を鈍らせる。伸縮ポールのトップにヘンテナかスカイドアを設置すればよかったのかもしれない。

 HFに移り28MHzはやっとのことで4局交信。だが、少しでもマルチを上乗せするつもりで探した県内局は1局も交信できず。次の21MHzは予想外の0交信。14MHzは九州2局をログインできたが、県内局はおろかお隣の13県さえも交信できなかった。ただ、CQを出しながら144/430MHzをワッチしていて6局上乗せすることができた。聞こえない430MHzで県内局と16県が交信できた。ロケの良いところに移動してくれたのだろうか?

 そんなわけで、15時頃に7MHzまでいけるか?と思っていたが14時頃には7MHzQRVすることになった。それでも良いコンディションは遅かったのかもしれない。近場がスキップするコンディションで関西あたりでもQSBが伴い信号が落ち込まないうちにナンバー交換しなければ・・・という気分になる。それでも1時間半粘ってみたが予想よりはるかに下回る交信数。早めに3.5MHzQSYすることになった。3.5MHzは近場のコンディションが良く、遠くはなかなか聞こえてこない。7MHzと同じくらいの時間を使って1.8倍の交信数となった。日が落ちるまで粘れば3.5MHzも遠距離ができそうな気がして、粘ろうかという気持ちもあったが、マルチを増やすことを考えて、日が落ちる前に1.9MHzQSYすることにした。最後の45分を1.9MHzに使い、結果は以下の通りになった。

2020-chiba-rate 2020-chiba-point

 発電機の持ち具合は、先日にチェックしたときのことを考えて、1145分に給油満タンでスタートし、コンテスト中は給油無しで過ごせるようにエコモードで運転し、コンテストを乗り越えることができた。終了後に給油し運用を継続する。1.9MHzでコンテストを好まない局と交信するためにCWCQを出してみたが、閑散としたバンドにCWの信号は聞こえてこなかった。そんな中でFT8の信号が聞こえ、急遽セッティングをしてコールしてみた。慌ててしまい、前回使用した50Wのままで送信してしまった。もらったレポートを見ると、5Wでは厳しかったのかもしれない。ちなみに相手は県内の局だった。あらためて5Wに設定してCQを出してみたものの他の局の信号は見えてこなかった。1840もワッチしてみたものの、ハイチを呼ぶ信号はプリントされるもののご本尊が見えてこない。このアンテナでは厳しいのかなと感じ、3.5MHzQSY。国内向けにCQを出したり呼び回って少しログを進めた。DXの周波数ではCXウルグァイの信号が-13dBぐらいまで上がってきたが、50Wで呼んでも反応がなかった。ロシアの局を1局ログイン。7MHzに移り、まあまあ見えていたのだが、なかなか交信に至らず、VK51局ログインして撤収することを決めた。

 コンテストと前後の運用を合わせて260交信ぐらいログインすることができた。交信いただいたみなさん、ありがとうございました。県対全国のコンテストで参加する場合、可能であれば県内局として参加することが楽しむためのポイントかもしれない。ただ、呼び回りの時には難しさも感じる。グランドウェーブの伸びが悪かったりするとけっこう呼び負けることが続く。さらに呼ばれ続けてしまうとコールサインを打たない局もちらほら存在する。マルチだけは毎回聞かされるので、欲しいマルチだったりするとなおさらイライラが膨らんでくる。「QRZ ?」を打つよりは自分のコールサインを打つようにしたほうがランニングがスムーズになるし、パイルアップをこなしているような気分で楽しいと思うのは私だけではないと思うのだが・・・。この楽しさを知らないで、パイルアップに振り回されていることを楽しいと思っているようならもったいない気がする。

 10/19 記

|

« 全市全郡コンテスト | トップページ | 電信電話記念日コンテスト »

コメント

野田市でしたか。
お会い出来ずに残念でした。
7MHzを何度か聞きに行ったのですが、完全にスキップしていました。
乗り込まなくて正解だったかな?hi

投稿: JM1EKM | 2020年10月19日 (月) 20時48分

JM1EKMさん こんにちは

6mは成果の出る時間帯を外してしまったのかもしれません。
7MHzの良いの時間はお昼付近で終わってしまう気がします。3.5/1.9は中途半端な時間帯に終わり時間を迎えてしまうし、HFハイバンドはなかなか成果につながらない。それを考えるとV/UHFで多少でも成果の出る地域を選択してしまいます。以前、九十九里に行ったときはV/UHFは使い物にならないと感じました。

7MHzに特化したEKMさんの乗り込みだと厳しかったかもしれませんね。まあ、4/5/6/8エリアあたりは飛んでた気もしますが・・・。50W出していれば呼ばれ方も違うかもしれませんね。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年10月20日 (火) 00時59分

さすが現地乗り込みはたくさん呼ばれますね。3.5で拾っていただき、ありがとうございました。愛・地球博コンテスト以来でした。

投稿: JK1WSH | 2020年10月20日 (火) 01時21分

JK1WSHさん こんにちは

いつもありがとうございます。
激強でしたね。
行けるところはなるべく乗り込みたい感じです。
県外局の立場の時でも運用できるときは呼び回りするようにしてます。神奈川乗り込みはなかなか機会を見つけられない感じです。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年10月20日 (火) 02時31分

こんばんは。同じような景色の写真ですね。近くでしたね。
ここは、自宅から30分ぐらいなので、いつも、この辺りに移動しています。ただ、千葉の都市部からは随分と距離があるので、不利だと思っています。
お手軽なので、毎度同じ場所になってしまいます。

投稿: JK1LSE | 2020年10月20日 (火) 23時30分

JK1LSEさん こんにちは

今回も交信ありがとうございました。
渡しより少し上流のところですね。
だいぶ前に吉川から野田市の先端まで自転車で走ったことがあります。

7MHzだとグランドウェーブの伸びが気になりますね。今回も近場が電離層反射することが少ない時間帯なので、県内マルチ的にはけっこう厳しいかなという印象を受けました。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年10月21日 (水) 07時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 全市全郡コンテスト | トップページ | 電信電話記念日コンテスト »