同軸ケーブルの損失測定
オール千葉のときに気になった430MHzに5D-2Vを使った時の損失に関して、同軸ケーブルの損失測定を行ってみた。送信出力を10Wに設定して、同軸ケーブルの先にPWR計とダミーロードを接続し出力を計るだけの、意外と単純な作業であった。結果としては想像以上に25mの同軸ケーブルを通った先の電力損失が確認された。一覧表は作ってみたものの、発表する前に自分自身の考察が大事と思い、いろいろと検討してみようと思う。送信電力の減少は受信信号の感度低下にもつながることなので、見て見ぬふりはできないなぁという感じ。
測定のついでにHF帯まで測定範囲を広げ、他の同軸ケーブルも計測してみた。一番使用頻度の高い15mと20mの5D-2Vは予想外にHF帯の低い周波数まで影響が出ていた。今まで無頓着に使用していたものだが、7MHzでさえそれなりに下がっているところをみると、よくいままでこんな状態で使っていたなぁと思える。それでもある程度は交信できてしまっていたわけなので、なかなか測定する気になれなかった。使用頻度の少ない25mのもののほうが信号の減衰が低かった。これもちょっとした驚きではある。
思い返せば20年以上使っている同軸ケーブルもあり、そんなに使用していたらダメになっていて当然と思われるかもしれない。でも、それなりに交信できてしまっていたわけだから始末が悪い。何本か作り替える必要を感じている。
UHF用に揃えた5D-FBも予想以上に減衰がある。長さが長いとこんな風になるんだなぁと驚きと感心が入り混じっている。不安なく使用できるようになるまでにどれくらいかかるかな?
12/28 記
| 固定リンク
コメント