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2020年12月27日 (日)

西多摩郡檜原村移動

試したいこと、確認したいことなどもあり、高所運用を試みる。うまくいかなかったことのほうが多かったかなぁ。まあ、失敗はノウハウの蓄積のためにも必要なことではある。

設営時に発電機を置こうと思っていたところに折りたたみ椅子をだしてくつろぐ人が登場。さすがに目の前で発電機を回せない。とりあえず他の準備を進めて、残りは発電機を回す段階になったところで、ちょっと離れてリコイルスターターを回す。動き出してくれない。オイルは前日に補修しているはず。何度かトライしているうちにあきらめてしまった。ちょっともったいない感じがするが車のエンジンをかけ、車から電源を取る。こういうときに限ってバッテリーを持ってきていなかった。

アンテナは430MHzにアストラルプレーン・144MHzVDAを設置する。どちらもルーフレールに取り付けるアダプターで固定し、伸縮ポールを上げないスタイル。この形でできれば設営・撤収も楽かな?

数回行ってきたCW/FT8のデュアル運用を今度はPHONEFT8でやってみようと思った。でも144430では被りがきつくこれは無理だなぁという結論になった。さすがにアンテナが近すぎるか?PHONEのほうをSSBからFMへと変えても被りは大きくSメーターを振らせてくる。結局デュアル運用はあきらめることになった。同時にQRVするバンドの選択も大事かなぁと反省する。

FT8は運用開始が早かったせいか、あまりログに残せなかった。電波を出している局自体が少なすぎる。標高が高いところでの運用は予想外に静かということで、144/430の合計で10交信しかログに残せなかった。

430MHz-FMに移る。順調に呼ばれる。というか、けっこう重なって呼ばれると信号を復調できなくなって数文字取るのが精いっぱいという感じ。修行が足りないか?どの局も大変強力な信号で入感している。FT-817Sメーターは張り付き状態のことも少なくない。標高のよさともいえるかもしれないが、例年よりも強い気がする。何をチェックしたかというと、同軸ケーブルを8D-FB/5mにしてみた。送信電力の減衰量もあまり感じられない感じもする。単なる印象だけなのかもしれないが、この印象が大事なのだと思う。せっかく作ったので交信の実績を残しておきたいと思って使ってみたアストラルプレーンにそれほどの期待はしていなかったのだが、ロケーションのよさだけではなくこのアンテナも意外といけるのかもしれない。もう少し使う機会を作らなければならないかも・・・。

交信の内容はできるだけQSLカード交換だけで終わらないような話の引っ張り方を考えていた。技術的な話とかノウハウ的なこと、ちょっと変調の浅い局に対してはそのことを伝えてみたり・・・。会話にそれなりの内容があると、引き続きそういう話をしたい人が声をかけてくれるようで、結構話が広がってくる。初めてPHONEで交信した人と30分ぐらい話していたこともあった。

呼び出しに際してフォネティックコードを使わない局にそれとなく「やっぱりミスコピーしやすいからフォネティックコードは大事だね」というような話をしたり、パイルで1文字しかわからずラストレター〇の方コールくださいというとこちらがコールサインを確認する前にレポート・QTH・名前などを伝えてくる局には、「一文字では1局だけ指定したことにならないから、交信相手を特定できるまでコールサインのみを送ってください」と言ってみたり。過去に、交信相手を特定できる前にこういう方がいた時に、指定した内容に合致した方が複数いらっしゃって長々と送信されていることが逆に混信になることもあった。短くコールサインを言ってくれる人と情報盛りだくさんで送信してくる局と重なったときどちらを取るかといわれれば、自分は短くコールサインを伝えてくれる局を優先的に拾ってしまう。正直なところうるさいオヤジだなぁと思われていたかもしれない。

本当は16時ぐらいまででPHONEを終わらせてFT8に移りたいと思っていた。でもコールが続くとどうしても拾い続けてしまう。せっかく待っていて呼んでくれる局はありがたいしログに残したい。最後の1時間ぐらいは短い交信が続いてしまった。ラストはおなじみさんのコールがあったときに、ちょっと話を引っ張りながら、これで終わるつもりという話を織り交ぜながら交信。できれば枯れるまで交信を続けたいところなのだが、奥多摩周遊道路はゲートが閉まって出られなくなってしまうので、こればかりは仕方ない。終了宣言をした後は呼び出しも無く、後ろ髪を引かれることも無く終了することができた。

PHONEで交信している間、FT-991JTDXはずっと働かせていて、144MHzの受信状況だけは見ていた。やはりそれなりの標高があるので遠くの局の信号も受信できるし未交信の局も多くプリントされていた。被りのおかげで送信できないのが残念。ロケの良い場所でV/UHFFT8を行うことは今後の持ち越しという感じになってしまった。

結果的に積み残しも多かったような気がする。最後の予定だけは外せない。帰り道にある数馬の湯に立ち寄ること。ゲートが閉まるのが18時、温泉が閉まるのが19時ということで、間に合わないことはないのだが、お休みにぶつかったりすると結構がっかりする。さすがに日曜日は営業していてくれた。なんとなく、お湯の温度が自分に合っているような気がする。ゆっくり浸かれるので登山でなくても立ち寄ってしまう。ここだけは外したくなかったという感じだった。

今年も残り少なくなってきましたが、まだ移動に出かけることもあると思います hi

実は、バタバタしていて結局写真を撮る前に運用し始めてしまい、気がつくと当たりは暗くなっていました。写真無しでした。

 

12/28 記

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コメント

檜原村移動で、発電機まわすところに人が来るというと、●馬か●●尾根の駐車場ですかね?
何回か移動運用しましたが持参バッテリーで音立てずにやってました。
発電機を安心してまわせるのは●張峠の駐車場です。ただし日が当たらないので昼間でも寒い寒い。見晴らしが劣るので普通の人は近寄らないので発電機組にはお薦めです。
ロケのいい場所でのFMモードは強い局しかピックアップできず恐縮です。SSBも後ろに遠くの局がいると思いつつ強い局(がより明瞭に聞こえるので)ばかりピックアップしてしまいます。
CWモードは、同一周波数でバイルになると各局重なって「ピーーーーーーーーー」しか聞こえなくて取りようがないです。パイル捌く能力云々ではなくピーとなっては判別不能なのです。上でも下でもいいのでXIT機能で周波数ずらしてください、心地よいトーン周波数の局から順次ピックアップしますから(笑)。。。。。
贅沢言うとは天に唾吐きものですが、帰りたいけど帰れなくなる移動運用の醍醐味。これだからやめられませんね。
※FT8の移動運用快適に出来るようになりました、ありがとうございました

投稿: JH0KSP | 2020年12月28日 (月) 08時57分

JH0KSPさん コメントありがとうございます。

書き忘れていましたね。浅間尾根駐車場でした。V/UHFのときは●張峠の駐車場は壁が多くて飛ばないんですよね。HF運用の時はそちらを使っています。

浅間尾根駐車場看板のほうで発電機を動かすつもりだったのですが、その看板の前に車を停めてくつろいでいる人が出ました。あそこに陣取る人は初めて見た。

FMのパイルでは、少しでも文字の取れた人を拾い上げようとしていますが、全く取れないときも何度かありました。ラグチューしたくて移動したようなものなので、ちょっとずつ話が長かったから待ちくたびれた人もいたかもしれませんね。運用頻度を上げて、そんな人とも交信できるチャンスを作りたいと思います。

CWのパイルアップも多すぎるとわからなくなる時もありますね。少しでも取れれば文字指定して、送信電波の重なりを減らすようにしようと思うのですが、指定無視する方もたまにいて困ります。そういう信号ほど強いんですよね。
599BKでよいときはできる限り簡潔な交信で進めるようにします。やっぱり呼んでもらえることはうれしいので、できる限り拾い上げたい気持ちが強くなりますね。

FT8、良かったです。聞こえましたらまたお願いします。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2020年12月28日 (月) 09時21分

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