翌日から3度目の緊急事態宣言。この日が安全かといえばそんなことは無いのだか、伸縮ポールを上げたうえでやっておきたいことがあった。
空いている時間のうちに作っておいたダブルバズーカのチェック。某所に設営するかもしれないダイポールのチェック。写真を撮っておきたいことなど。設営の場所はアンテナが展開できればどこでも良い感じではあった。ALL JAの開催日ということもあり、ゆっくり出てしまうと、場所取りさえ厳しいものがあるかもしれない。とりあえず早めに出発し、最初の候補地朝霞水門にアンテナが上がっていないことを確認し、ここに設置することにした。
最初はモノバンドの7MHzダイポール。ちょっとSSB寄りではあるものの、CWのバンドエッジでも問題なさそう。バランは既製品の1KW対応のものを使って測定した。
次にチェックしたのが、28MHz用ダブルバズーカ。新作である。もっとも、発表されているデータをもとに形にしてきただけなので、確認する中心周波数がずれていれば持ち帰って手直しをするということになる。測定結果は、予想外に上の周波数にずれている。中心周波数が30MHzぐらい。強制バランが良くないのか?フロートバランに変えてみたところ、中心周波数が29.7MHzとなった。バランによってこんなにずれることも驚きだが、目的の周波数が28.5MHzだったので、やはり高すぎるという感じ。手直しは必要になる。ただ、広帯域に低SWRの範囲があるという話はなんとなくわかるような気がした。緩やかにSWR値がカーブする状態は、うまく調整できれば期待できそうな気がする。
同軸ケーブルを使用するダブルバズーカは、正直なところわざわざ同軸ケーブルを使って作る価値があるのだろうか?という気持ちはあった。長年使っていた同軸ケーブルが思いのほか減衰があることを知って、新しいものと入れ替えたのだが、排気にするつもりの同軸ケーブルの再利用の方法は無いかと考えていて、思いついたのがダブルバズーカだった。経年変化による不具合が起きるかどうかはわからない。でも本来の伝送線路として使うわけではないので、50Ωである必要も無いらしい。とりあえず作ってみて確認してみるのは悪くは無いかなと考えた。
28MHzの他に7MHz用のダブルバズーカも作っておいたので、測定する。これも中信周波数が予想以上に上のほうにずれている。これも手直しだな。
帯域幅の広いバンド出ないと、このアンテナを作る意味が無いような気がする。ほとんどのバンドでフルサイズダイポールの使用可能周波数は十分に広い。あえてダブルバズーカを作る意味があるか? 6mは一度試しても良いかな?
他に1295MHzの3ele八木も交信に使ってみたいという気持ちもあったのだが、ハンディ機のバッテリーあがり。もういろんなことがうまくいかないもんだ。発電機を動かし始めDJ-G7の充電を始めた。
この後は、やっておくべきことも無いので、7MHz-CWにQRV。コンディションはいまいちという感じではあったが、15局ほど交信していただいた。14MHzから上のバンドもチェックする。18MHzでは3交信ほどできたのだが他のバンドで信号を聞くことは無かった。
そんな風に過ごしているうちに、以前ここでお会いした方がご家族を連れて訪ねてくれた。誰か来ないかなぁという気持ちもあってfacebookにここにいることをupしてあったのだが、期待通り訪ねてきてくれた。正直、前にあったときもこの日もマスクをしていて、顔とコールサインがすぐに一致しなかった。申し訳ないなぁと思いながらも、facebookでやり取りはしているので、もう長いお付き合いという感じではある。顔を見てすぐに気が付かないのは失礼かもしれないですが、もういい年でもあるので、覚えの悪いじじいとでも思って許していただきたいと思う hi いろいろと話をしたりして楽しい時間を過ごした。そしてもう一人、こちらはたまたまここに来た方ではあったがお話しすることができた。再開局とのことだったが、開局がJR1で、7K1発給直前の無線開始だそうで、1年ぐらい先輩かな。こちらとも楽しいお話をさせていただいた。430MHzがメインとのことで、山に登ったときはQRVするので、その時はぜひお相手くださいと伝えた。HAMの名刺を板出してしまった。いつも何も持たずに失礼してしまう。自分も車にHAM名刺を入れておかなければいけないなぁ、と誰かにお逢いするたびに思うのだが、すぐに忘れてしまう。良くないなぁ。
アイボールで楽しい時間を過ごした後は、再び7MHzを聞いてみる。けっこうにぎやかになっている。午後のちょっと遅い時間のほうがコンディションが良いのかな? CQも出してみて、たくさんの方に呼んでいただいた。なんども朝霞市から出ているのですが、過去に交信があっても呼んでいただくのはwelcomeです。楽しい時間をいただきました。初交信の方も3局ほどいました。今後ともよろしくお願いしたいです。
比較的ショートQSOが多かった。試しに10MHzにバンドチェンジしてみる。2局ほど信号が聞こえた。ワッチしてみると、常置場所(設置場所)からのCQなのだが、599BKのパターンの交信のようだ。過去になんども交信していたりするので、599BKを楽しむ方をコールするのは躊躇してしまった。自分が呼ばれるのであればよいのだけれど、内容が薄すぎるのは順番待ちしてまで・・・って思ってしまった。自分でCQを出し始めて、旧知の4エリア局に呼んでもらう。CHATできる人で、いろいろとやり取りが楽しかった。5月に担当する記念局の情報を2つほどいただいた。発見できたらぜひ交信したい。記念局だからという意味ではなく、あなたのオペレートの局だからねというニュアンスで送信したのだが、うまく伝わったかな? やはり英語力が足りないと思ってしまう。でも楽しいと思う。この交信で、ある程度満足ではあったのだが、もうしばらく運用して、日が落ちる前に撤収を開始した。
自分的には盛りだくさんの移動運用となった。忘れ物などでクリアできないことや懸念材料もあったりしたが、楽しめた。この日はALL JA コンテストの日でもあり、参加したいという気持ちもあったのだが、翌日の仕事のことも考えると、ちょっと疲れを引きずってしまうことになりかねない。おとなしく退散することにした。
いつものように、食材の買い出しなど雑用をしながら帰宅。帰宅後の片付けも早々に就寝となった。
4/26 記
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