土曜日
コロナウィルス感染拡大防止のための、緊急事態宣言が、延長になる様だ。また自宅にこもり気に利なる日が伸びてしまう。もう限界に近い感じがしている。そんな中で、ベランダに仮設置したアンテナを少し変更しようと試みた。
430MHzの3段コーリニアを下ろし、50MHzのデルタループを上げる。アンテナを伸ばしているときにTVのアンテナに引っかかり、外そうとして上側のワイヤー部分が切れてしまった。いつもなら、すぐに修復して上げなおすところなのだが、なんだかやる気が起きてこない。7MHzより上しかチューニングが取れていないLWをなんとかしようと考え、釣り竿でベランダから少し話した状態で5mほどコの字型に伸ばしてエレメント長を稼いでみた。それでもチューニングは取れず、1.5Lペットボトルに巻いた延長コイルを取り付けてみる。エンドローディングになる場所とセンターローディングになる場所に挿入してみたものの、どちらもチューニングがとり切れない。結局エンドローディングの位置で、コイルの中間地点からショートさせることによって3.5MHzのチューニングが取れ、SWRを落とすことができた。SWRが落ちたからといって輻射効率が良くなるわけでもないことはわかっているのだか、SWRを下げることは、最初のゲートを越えるということだと思う。T-1というQRPチューナーではあるが、相手の受信能力によっては、交信することができるかもしれない。
3.5MHzのSWRは下げることができたものの、7MHzが高SWRになってしまい、電波を出すこともできなさそう。こちらは、挿入した延長コイルを短絡することで、コイル無しの状態と同等にしてチューニングを取ることができた。一応、50MHzまでのバンドすべてで低SWRの状態にすることができた。
「アンテナなんて言うものは、ちゃんと調整して電波が効率よく輻射できるようにすることが大切なんだ。アンテナチューナでSWRを下げても、輻射効率はどれだけ落ちているかわかったもんじゃない」と言った時に、「でも、全く電波が出せない人が電波が出せるようになるというのは、大きなことであり外付けATUの大きな価値なんだ」と言ったのは、CG-3000の輸入代理店をやっているJA8CCL木下さんだった。その言葉に、妙に納得してしまったことがある。0%が20%になるだけでも、その人にとっては大きな変化だと思える。今の自分がそうなのかもしれない。
とりあえず、延長された20日ぐらいまでには撤収となると思う。移動運用できるようになれば、自宅での無線運用への対応は必要以上にこだわらなくなるだろう。
アンテナが落ち着いたところでWPXコンテストでQRVしている局をコールしてみる。ローバンドには早い時間だったので、21MHzで2局・28MHzで3局交信した。移動していればガツガツ行きたいところではあるが、飛んでるチェックだけで終わってしまった。翌日が終日仕事の予定なので、コンテストはあまり力が入っていない。
破損した6mのデルタループは後日修復しようと思う。ほかに作成中のものも追い込みたいものが3つ程あるので、まとめて進めてしまいたい。
5/31 記
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