最後に移動したのはいつだったろうか? あまりにも自粛が長かったような気がして気がめいっていた。新型コロナウィルスに対するワクチンも2回目の接種が終わり2週間弱。そろそろ免疫力が付いてくる頃だろうか? 東京の新規感染者も500人台となり、緊急事態宣言は解除になっていないものの、移動することに決めた。もちろん濃厚接触の可能性がかなり低い無線運用だから思い切って出かけることにしたというところもある。
移動場所はどこでも良かった。とりあえずXPOコンテストに参加すればそれなりに交信はできるような気がした。フルサイズのダイポールを張って運用するのはかなり久しぶり。他に、外出自粛の間に作った430MHzの8段コーリニアアンテナの測定もしてみたいと思った。
アンテナを上げてから430MHzのコーリニアをAA-1400で測定する。SWRがちょっと高い様だ。目的周波数で2.0くらい。中心周波数も少し上にシフトしている。フラットにディップ点が見えるような感じでもなく、ちょっと変な感じがしている。釣り竿に沿わせた状態が良くないのだろうか? とりあえず。設置した状態でXPOコンテストに参加してみる。7MHzのCWで運用した後に、ふと430MHzのバンドスコープに出ている局がちらほら見える。想定していなかったのだが、とりあえず出てみよう。なんとなく反応が良いような気がする。10交信を8分でログインするような感じ。でも後が続かない。やっぱりそんなもんだよなぁ。出力設定が5W/QRPだからというわけではなく、430MHz-CWをワッチしている局が少ないということなのだろうと思う。
HFに戻って交信を重ねていると、千葉支部大会で歌を聞いた「わたまいさん」が移動運用をしている情報が入る。どこからQRVしているのか? 430MHz-FM 当該周波数は無音状態・・・と思ったら強力に信号が聞こえてきた。呼んでいる局も複数いるようで、これは時間がかかるかなぁという気持ちになったがコールするとあっさりと交信できてしまった。このアンテナ意外といけるかも? 移動場所は日光市と言っていた。あえてそれ以上詳しく伝えないのは、直接訪ねてこられると運用を中断しなければならないからかもしれない。こんな時はあえて聞かないことがマナーかな?なんて思った。「たくさんの方とお話がしたい」というようなことを言っていたので、59-QSLではなく、「千葉支部大会の会場で歌を聞いたよ」というようなことを伝えてみた。もちろん待っている人もいるので、話題を広げすぎないように早めに交信を終わらせるように努めた。マネージャーさんと交代で7MHzにも出ているそうで、7MHzの当該周波数を聞いてみる。よく通る声で話はしっかり聞こえるものの、Sが低い感じ。スキップ気味なのかもしれない。交信するためにコールする局の信号がS-9プラス40dBまで振れている。それでもピックアップしづらい感じもしていて、受信に苦労されている様子。どんなアンテナでQRVしているのか聞いてみたい。でもこれは競合しても時間ばかりかかって順番が回ってこない気がした。しばらくXPOコンテストに戻ってログを進めてみたが、そのうちバンドを交代するということだったので、430MHzで待ち構えてマネージャーさんがCQを出したときにすかさずコール。でもPTTを離したときに複数聞こえる競合局の声。これはダメかな?と持ったが思いがけずフルコールで自分を拾い上げてくれた。FMの混信のなかで拾ってもらえるとは・・・。もしかしたらこのコーリニアは本当に輻射効率が良いのかもしれないと思い始めた。
その後はHFハイバンドで少し交信できて7MHzに戻る。たまに430MHz-CWを運用して今度は3.5MHzにもQRV。フルサイズのダイポールはそれなりにレスポンスも良く、住居からのフラストレーションが広がる運用から解放されたような気分だった。18時のコンテスト終了時間まで運用を行い159交信。7時間遅刻で半分以下の参加時間だったが満足感が感じられ、一応撤収の前にFT8も見てみたものの、交信をしないで撤収となった。
大変良い気分で帰宅することができたものの、予想外の罠が仕掛けられていた。ログを作製しようとしてそのことに気がつく。ログの作成を中断してしまった。明日、ログを提出した後に、この話の続きを書きます。(がっくりです) 思わせぶりですみません。今しばらくお待ちください。
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