お年玉電鍵コンテスト さいたま市西区移動
A1クラブ主催のお年玉電鍵コンテストがあり、参加するために移動に出発した。当初はさいたま市桜区で運用するつもりだったが、到着してみると、土手上のサイクリングロードが半分くらい工事で使えなくなっている様子。車は止められそうだが、道幅が狭くなっていて、なにか不都合があったらいやだなぁと思い、西区のほうに移動してみた。
周りにアンテナが見えなかったので設営を始めたのだが、300mほど先に黒い釣り竿のように見えるものが立っているようだった。しまった。と思いながらも設営を中断して様子を見に行ってみる。やはりアマチュア無線のアンテナだった。ご挨拶して運用バンドを聞いてみると、釣り竿は7MHz用だそうだが、もう運用を18MHzに切り替えているそうで、7MHzのうんようをしてもいいよという話になった。お礼を言ってくる舞い戻り設営を再開する。車内はまだ作成途中なので、完成したら椅子になる部分に板を置いて机代わりにする。発電機は修理出ししているので、バッテリーのみの運用となり、リグは省エネも考えてK2を準備した。電鍵は10年前に頒布された絆キーを使用することにした。今年で2回目となる干支のミニチュア電鍵は入手していない。干支電鍵を使用するほうが相手に与える得点も多く呼ばれやすいと思えるが、ミニチュアの電鍵を使うよりも通常の電鍵できれいに打てるようになりたいという思いで手を出さなかった。PCも準備して、なんとかコンテスト開始に間に合った。
イベントが無ければ使うことのない縦振り電鍵なので打ち始めは何ともぎこちない。けっこうにぎやかだったので、推奨周波数のぎりぎり外側でCQを出し始めたが、コンテスト周波数と思われていないのかいまいち呼ばれない感じがする。呼び回りも行ってログを伸ばすようにした。規約を読んでいて、縦振りに限定しているわけではないのかなと思っていたが、やはりパドルを使っている局も少なく無い。お年玉電鍵が主役で、コンテストの趣旨的には比較的ゆっくりしたキーイングになるだろうと思っていたが、パドルの局はけっこう早い速度で運用している人もいるようだ。相手に合わせるよりは自分がミスタッチしない速度で運用するほうが良いと思っているが、このコンテストに爆速キーイングは似合わないような気がする。
あっという間に第1部の2時間が過ぎる。間に4時間の空きを作って第2部が始まる。それまでの間休憩を作るように考えられているようだが、待ち時間がありすぎるのもモチベーションが持続できない気もする。とりあえずパドルに変えて移動局を呼び回りしてみた。その後、430MHzの3段コーリニアを立ててIC-705でFMの運用をしてみる。周囲に障害物のない場所なので、けっこう応答がある。のんびり話しながら運用を続ける。バッテリーの持ち具合のチェックと思い、バッテリーの残量を見ながら運用を続けた。5W出力で大容量バッテリーは2時間ほど使える。付属のミドルクラスのものは1時間と少し。リュックに入れて山歩きのお供にするときでも、この2本のバッテリーがあれば充分なのではないかと思った。不安ならパワーを下げれば持ち時間は長くなるはず。2W程度で使用する場合やSSBでの運用時など、いろいろなパターンでバッテリーの持ち具合を確認していきたい。
16時から第2部がスタートしたがログの進み具合は思わしくない。2部にしか出てこない局もいるだろうと思っていたが交信済みの局が多い。それでも交信相手を探し回り運用を続けたが、残り時間30分になって、ログが伸びる可能性がほとんどないような気がして早めに終了することにした。参加していることはわかったが交信できていない局がいることも感じていたが、うまく出会えなかったのは仕方ないとあきらめることにする。
自分のキーイングはもう少しうまくなりたいというところはあったが、相手からの送信で理解しにくい送り方というのも幾つか感じられた。確実にコピーしてほしいという気持ちなのだろうけど、連続でナンバーを繰り返すのは混乱の原因になるのだなぁ。符号の間が無く文字が連続していることに当人は気が付いていないのだろう。3桁の数字のはずなのに4桁送ってくる局がいてナンバーを聞き返すと最後にBKを付けていた。さっきは「・・・6K」だったぞ? ナンバーは1回のみ送信したら何も打たないのが一番わかりやすいと感じる。余計な符号は確認が必要になるので余計に時間がかかる。どちらも強い信号で聞き取るには不安が無いはずの信号なのに迷わせる。他にもこまごましたことはあったが、自分はそれをやらないようにするという意味では勉強になったともいえる。いくつものコンテストでお会いしている局は余計なことを打たない。伝えたいところを簡潔に送信してくる。この辺がコンテスターと呼ばれることなのだろう。
設営していたアンテナが3.5/7MHzの2バンドダイポールだったので、少しだけ3.5MHzも覗いてみた。CQを出している局を少し呼び回り、撤収を開始した。
1/30 記
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