電信電話記念日コンテスト
スタートは7MHzとした。できるだけコンディションが落ちる前に交信しておきたい。でもスタート直後から6エリアや8エリアとも交信できてしまうと、内側の局とのコンディションが早めに終わってしまうかもしれない気がした。バンド内は信号であふれかえっているものの、反応が鈍い相手もいる。空き周波数も楽に見つけられたので、CQも出してみたもののそれほど多くは呼ばれなかったかもしれない。横目でIC-705のバンドスコープで状況を見てみるものの、運用している信号が1局しか見えてこない。逃すともう交信できないかもしれない気配を感じて、パドルを差し替えワッチしてみると、群馬の無線仲間の一人だった。その局と交信した後に設備を戻し7MHzで交信を重ねる。その間にIC-705のアンテナを144MHzに差し替える。こういう形で運用するのだったら、設備構築をちょっと考えた方が良い気がしてきた。でも、パドルの切り替えBOXは直前で不具合を感じて外してしまったので、パドルのケーブルをいちいち差し替えなければならないのがちょっと面倒だった。
7MHzがバンド内全体でノイズが出始める。バンドスコープのノイズレベルが一気に上がり、運用している局の信号は強い局だけ頭が出ているぐらいの感じになる。どこで呼んでも反応が無いので、早々にあきらめて3.5MHzにQSY。こちらはまだ運用局が少なかったようで、呼び回りも早く進み空き周波数でCQも出し始める。まあまあのペースで呼んでもらったような感じがする。横目で見ている144MHzの状況はまあまあ良いみたいだった。3.5MHzのCQ空振りがあったときに、いったん144MHzにQSYする。出ている局を一通り予備、自分もCQ。早めに頭打ちになる。運用可能な局も出てくるタイミングがずれているようで、このバンドで多くの交信をしたいのならシングルバンドで張り付く形になってしまうのだろう。
3.5MHzに戻ると先ほどより局数が増えている気がする。CQを出している局も未交信が多かった。空き周波数はだいぶ上の周波数になってしまった。でもメジャーなコンテストではないのか空き周波数の確保に苦労はなかった。少しずつ交信を重ねながら、IC-705でバンドスコープワッチを続けた。頃合いを見て144/430MHzに様子を見に行き3.5MHzに戻る。7MHzは国内スキップになってきているようで、閑散とした中で近場のDX信号が強く入感していた。
3.5MHzもそろそろ頭打ちかなと感じて、1.8MHzにQSYする。ここだけは外に出てアンテナの接続を切り替えなければならないので、タイミングを見計らっていた。QSYすると、こちらもジーというノイズがバンド内を覆い交信に支障をきたしそうな感じ。強い局を呼び回り、CQも出すという感じでログを進める。あまり効率が良くない感じで、144/430へのQSYも何度か行った。時間が経つにつれて少しだけノイズレベルが下がってきたときは多少ログが進むようになった。
後半に風が強くなってきた。車を揺らすほどの風もあり、雨も降ってきているようだ。たまにドアを開けて外の様子をうかがう。たまたま風の弱いときだったか?アンテナも無事なようだ。車両が軽に変わったせいで揺れが強く感じるようになったのか?それとも風自体が弱かったのか?どちらにしても、気をつけることに越したことはないかもしれない。土手の形状のせいかもしれないが、伸縮ポールを下げられないほどの強風を食らったこともある場所なので、不安を感じるほどなら安全なうちに撤収ということも考えなければいけない。
雨はそれほど強くなく断続的に降るような感じだった。風も強さを感じたり無風になったりで、なかなか判断しにくい。残り1時間のときにどうしようか考え始め、残り30分となったところで、ほぼ風がやんだことを確認して、撤収を決めた。ログの進み具合も鈍くなっているし、それなりに満足な気もしてきた。
普段の撤収は同軸やエレメント・ロープなどが絡まないように順序よく撤収するのだが、また強風になってくると不安なので、伸縮ポールを下げるところからスタートした。安全に下げられた後は、絡んだロープや同軸ケーブルをほぐしながら撤収を行う。すべての設備を車に収めたら、時計は0時2分。ちょうどコンテストも終了という感じになった。帰路では場所によって雨が強くなるところもあったり路面が乾いているところもあったりで、ピンポイントで天候が悪くなるような感じだったのかもしれない。
そういえば、設営の後は設備のチェックなどをすぐに始めてしまって、写真を撮るのを忘れていた。帰宅後はすぐに睡魔が襲ってきたので、爆睡となった。後処理は後日ということで、ブログの記事も遅くなりがちで失礼しました。
10/25 記
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