入間郡越生町 関八州見晴台
かなり前になるが、8J1VLPの行われた最初の年と2回目のときに関八州見晴台からの運用があって参加させていただいた。その時に、この山頂も踏んだのだが、奥武蔵グリーンラインからすぐに到着できる頂上はそれほど魅力を感じていなかった。でも一度ぐらいは自分の足で下の駅から登ってみようと考え、実行することができた。
西武秩父線の西吾野駅から一般的なハイキングルートで登り始める。ガイドブックに出ているルートだが、別の道も多くあり、リピーターにとって良い場所なのだろうか?登山道に入り、急登と思えるところを過ぎると、少しだけ楽に感じる上り坂の連続となる。紅葉の季節ではあるが杉林の中を歩き続ける。駅から先行していた2人連れが靴紐を直している間に追い越したが、しばらくして自分の後ろについたので足を止めて先行してもらった。この二人にはその後出合うことが無かった。やはり装備をしっかりとしてきている人は健脚なのかもしれない。
ほどなく下からの合流にぶつかったところで初老の二人を追い越す。そろそろ高山不動についてほしいなぁと思いながら歩くと、関八州見晴台と高山不動が道を分けるところにつく。せっかくなので高山不動を経由して登ろうと考え前に進んだ。もう一度同じような道を分けるところについたが、奥に建物が見えることでそちらの方に向かって登る(関八州方面)。到着したところは、高山不動尊の上の方のお堂だったようだ。横にトイレもある。いったん休憩を取ることにした。ここまで1時間20分ほど休憩無しで上がってきた。だんだん距離が伸びてきているような気がする。たまたま良い登り道だったのかもしれない。
休憩の後に関八州見晴台へ向かう道を進む。だが奥武蔵グリーンラインまで舗装道路の登りとなった。土の上を歩くよりちょっと辛いかな。奥武蔵グリーンラインにつくと正面の右側にその先の登山道が続いている。そのまま登り続ける。すでに下山している人もちらほら。いったん舗装道路に出て、また登山道に進む。この先はそれほど長くない道で関八州見晴台に到着した。高山不動から30分ぐらいだったろうか。ちょっと驚いたのは、下道からの分岐で追い越した2人組はその場所で休憩絵しようと言っていたのだが、すでに山頂で昼食をとっていた。近道があるのかもしれない。
休憩した後は、邪魔にならないところを探して無線の準備を始める。山頂の皆さんはベンチを利用しているが、ベンチを使わず、無線をやることにした。144MHzの3ele八木で運用を開始する。40分ほどで6局と交信することができた。アンテナを取り換え、おにぎりをほおばった後に430MHzにQSY。433.04という呼び出し周波数に近いところを確保して運用を始めたのだが、時折被ってくる信号。交信してくれた相手の話によると、トラッカーが近距離で連絡を取り合っているようだ。かかわっても面倒なので、聞こえないふりして運用を続ける方が良いよなどとアドバイスをくれた。実際ほとんど復調できないぐらいの信号だったので、なるべくそちらの方にアンテナを剥けないようにして運用を続けた。
14時に終わろうと思っていたが、最後に続けて呼ばれて15分ほどオーバーしてしまった。山頂にはまだ人影があるが、車で来ている人は戻りやすいものの、駅まで2時間ちょっとを考えているので、そろそろ終わらなければ下につくまでに暗くなってしまうかもしれない。終了すると宣言してリグのスイッチを切った。430MHzは12交信をログに残すことができた。
奥武蔵グリーンラインを越えるとまた舗装道路の下り。これがけっこう足に響く。下りのほうがきついかもしれないと思った。ハイキングコースどおりに吾野駅に向かうルートを進むが、予想していなかったのだが、これが結果的に駅に着くまで全部舗装道路だった。土の上を行くルートもあるのかもしれないが、いまから調べるという余裕もなく下り続ける。平坦になってからもずっと山の間を進んでいるような感じで、太陽が陰る前に山を抜けたいという感じがあった。やっと町中に入り、駅への道を進む。吾野駅到着は16時20分。山のほうはこれからどんどん暗くなっていく時間だった。帰りの電車の車窓からは夜の山並みが見えてくる。やはり余裕をもって行動しないといけない。
11/10 記
| 固定リンク
コメント