茨城県石岡市移動
所用が済んで帰宅したいところだけど、土浦北ICに入る前にすでに渋滞が始まっていることを知り、渋滞回避には移動しようと考え、筑波山のほうにハンドルを切った。登山口の温泉ホテルまでにはいくつか運用できる場所があるが、先日行った石岡市の子授け地蔵の駐車場に行ってみることにした。さすがに平日の夕方に移動している人もいない。というか誰もいなかった。早速車に8段コーリニアを付けて433-FMを聞いてみる。そこそこ聞こえているかな。IC-705を持ってきてよかったのだが、他にも荷物が多かったので、アンテナ等は自宅に置いてきてしまった。時間稼ぎにはそれほど狙いをもって運用するバンドも無かった。
ソーラーパネルのインバーターノイズだろうか?ジーという音が弱く聞こえる。これぐらいならそれなりの強さの局からコールされればかき消されるだろうと思っていた。だが交信を重ねていくうちにS-6以下の信号はこのノイズによって混変調を受けるようで、復調された音が思いのほか解読しにくい。Sメーターがそれなりに振れているのに聞き取りにくい信号も複数あった。久しぶりに33とか43といったレポートを送ることになった。そういう時は相手から51と言われることが多いのだが、「完全に了解できるけど信号の存在は確認できるほど弱い信号」ってどんなんだろうという気がする。自分が入門したころに読んだ入門書には、「Sの表現は難しいので、自分で判断できるようになるまでは、Sメーターの振れを読んでレポートしていい」というような記述があり、明確にそれを覚えていた。つまり自分で判断できるようになったらSメーターの振れの数値ではいけないということだと思う。RSTの解説表を読むと、弱い信号で3、S-2は大変弱い信号、S-1は辛うじて受信できる、とある。大変弱い信号では普通に会話するのは困難、辛うじて受信できる信号はさらに解読困難というように理解しているが、どうもこの感覚は一般的ではないようだ。
RS(T)レポートは、自分の受信状態を数字2つ(もしくは3つ)で的確に相手に伝えるためのものだと思う。S-3の時は聞き取れずに再送を要求される可能性を覚悟する。S-2をもらったら、肝心な部分を複数回繰り返して、相手が理解するよう送信したい。S-1となると、どうしても交信したいからコールサインだけでもコピーしてもらおうと取れていないところを繰り返すような形になると思う。このような状況の中で、「了解度-5」と一緒に使うものでは無いような気がするのは私だけだろうか? まあ、交信の際にそれを相手に伝えても、根本的に理解できていないのだろうから説明しても時間を浪費するだけになってしまうかもしれない。無線歴ン十年のOMさんも平気でRS-51って言ってくる。
RSレポートって、交信成立の条件とかカードに記入する必須事項というものではないんだろうと思う。レポート交換しなくても交信はできる。実際にやっている人も少なく無い。でも交信を開始するにあたってレポート交換を行っていれば、相手がどのような状況で受信できているかを的確に伝えてくれるはずなんだが・・・。
こんなことをなぜ書いたかというと、自分が33や43というレポートを送るべき相手がいたこと。交信をあきらめざる負えない呼び出しに対して21や11をおくりそうになったこともあったから。ノイズも無くクリアに届いているのなら、RS-51じゃなくてRS-53だと思いませんか? ノイズ交じりでもなんとか内容がわかるなら43~33なんだと思う。「かろうじて受信できる」ってどんな信号なんだろう。Sメーターが1しか振れない?それって充分「弱い信号」と表現してよい信号だよね。と言いたい。そうなるとS-3だとおもうんだけど・・・。
そんなことを思いながら、気が付くとあたりは真っ暗になっている。20時半を過ぎて、いつ終わっても良いかなという感じだったが、何気なく交信が続いた。終わったのは21時20分ごろだったろうか? すぐに撤収してインターチェンジに向かう。高速は最後まで順調に進み、快適な走行となった。それほど飛ばしたつもりもないが、予想より早く練馬に入ったので、ちょっと買い出しをしてからの帰宅となった。
1/16 記
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