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2023年2月20日 (月)

ARRL International DX Contest CW

DXのメジャーコンテストは48時間でおこなわれるものも多い。月曜日にかかることもあり、フル参加したことは今までなかったと思う。今回はスケジュールも良く、寝泊りできる場所でフル参加することにしてみた。

午前9時の開始前にあちこちで信号が聞こえる。周波数確保というよりは飛び具合のチェックもかねてCQを出しているのかもしれない。こちらも数局コールし交信した。レポートに加えてPWR/5Wと打つと、REAL RST 549 FBと打ってくれる局もいた。飛び具合のチェックとしてはありがたい感じがする。スタート時間直前になって見つけたKP2はコンテスト中に交信できない地域だったがパイルを抜けずコンテストスタートとなってしまった。

コンテストはそのまま28MHzで呼び回りを開始する。1時間ほど運用して21MHzQSY。初日は様子を見るためにあちこち聞いておきたいことと、拾い北米のどのあたりが開けるのか知りたいところもあった。21MHz45分ほどで終えて14MHzに移るがあまり成果が伸びない。もう少し後だろうか?再び28MHzから下がっていく。13時頃から交信できる局が増えてきたが、それでも15時ぐらいには伸び悩みになってしまった。21/28はほとんど信号が聞こえてこない。7MHzの時間まで休憩となる。

ワールドワイドのコンテストだとどこかが開けているので休む暇もないという感じもするが、交信できる相手が北米だけ(一部を除く)なので運用しても成果0という時間帯もあり、充分な休憩をとれる。

17時半から1時間ほど7MHzで交信相手を探し回る。思ったほど交信相手が聞こえなかった。JAの国内交信もまだできる時間帯なので、バンドスコープで電波がだくさん見える割にはいまいちといった感じ。その後は3.5MHzを聞きに行くが相手がいない。1.8MHzも当然いない。あきらめて休むことにした。

日曜の朝は6時半から28MHzの運用を行う。コンディションがだいぶ良い様だ。QRPでもログが進むので楽しくなる。落ち着いた後に21MHzに移ってみるが、28MHzほどの爆発力は感じなかった。14MHzも同じような感じ。休憩時間を挟んで7MHz、そして3.5MHz。今日は3.5MHzでも少しだけ交信することができた。1.8MHzは相変わらず閑散としている。

月曜の朝はさらに早く起きて5時ぐらいからワッチしてみる。ログの伸びていない14MHzはどうだろうか? けっこう信号がいるのだがコールしても「?」が返ってくるだけで交信できない。やはり5Wでは非力だろうか? あとで思い返すと東海岸ばかりだったような気がする。Wが交信している相手もEUが多く感じられた。こちらと交信できるタイミングではないのかもしれない。(後で聞いた話だがLPで入感していたかもしれない。)ログの進み具合がいまいちだった21MHzを使って少しログを伸ばす。でもそれほど爆発的とは思えない感じだった。(これも後で聞いた話だが、21MHzのほうが交信数が伸びている局もいるようだ。パワーの差なのかもしれない)

21MHzに見切りをつけ、28MHzQSY。自らCQを出し、呼びまわりの局に見つけてもらう作戦に出た。コンディションも良いようなので、どうなるかと思ってたいがこれが当たった。今までになかったようなログの進み具合になり、複数重ねて呼んでくれる時もありうれしい悲鳴が続いた。こちらがQRPであるせいか、相手の信号は聞きやすい強さの場合が多く、パイルアップをこなす練習にもなる。相手のコールサインは、必ずAKNWV5つのどれかから始まる。良い練習だと思える。交信が進まなくなったら21MHzで終了時間を迎えようかと思っていたが、最後まで28MHzに居座ることになった。最後の20分ほどで緊張感が切れてしまったのか、集中力が切れてしまって2局が呼んでくるときに聞き分けられないことがあった。鍛えなければ・・・。

Arrl-cw-rate_20230221085901 Arrl-cw-point_20230221085901

(Rateは一番多かった28MHzの成果です)

成果としては充分満足な感じではあったが、課題も残ったような気がする。ハイパワーで運用したらどんなことになるのだろうか?聞き取れない弱さの局を相手にするのは大変な集中力が必要になるかもしれない。(自分でQRPをやっていてそれは無いだろうともいえる)

運用中に気になったこと。JAQRP局が「5995」と打っていた。他にも50W局が59950と打っているのも聞こえた。コンテストナンバーは、RST+出力概算値を数字3桁で送るというルールではなかっただろうか? 1000W局は4桁になるが「1KW」としても良いということも読んだような気がするが、「599K」と略すJA局も少なく無いように感じた。自分としては「599005」もしくは「599TT5」を使い続けた。それでも通じないときは「599TT5 QRP」とQRPを付け足すとほとんどの局が理解してくれる。

相変わらずゼロをオーで打つJA局は多く感じられる。そのたびにNRを聞き返している状況を聞くと何とも恥ずかしくなってしまう。ゼロをオーと打つのはJAの方言のようなものなので国際通信の場では通用しないことを理解できていないのだろうなぁと思う。中にはJAはゼロをオーと打つことに慣れてしまって聞き返さない局も増えてはいる。時代によって言葉は変化するものではあるかもしれないが、「略体の数字」は法令で示されているのだから、それに合わせるべきだと思える。数字の5Eと略す局もいるが、国によってはそれが認められているところもある様で、これは何とも言えない気がする。自分が送るべきナンバーを「ENNTTE」と打ったら間違いなく聞き返されるだろう。

コンテストは数限りなく参加しているが、参加するたびに発見や反省が生まれる。自分の運用技術の進歩に貢献しているだろうか。還暦を過ぎるとこれから老化という敵と戦い続けることになるのかもしれない。

 

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コメント

お疲れ様でした。
素晴らしい成果ですね。
特に10mで268QSOは素晴らしいです。
今回は10mも15mも結構よいコンディションでしたね。
5Wでも楽しめました。

投稿: TCV/Kazu | 2023年2月22日 (水) 14時58分

Kazuさん こんにちは

ハイバンドのコンディションは良かったですね。私のところでは21MHzが思ったよりも伸び悩んだなぁという印象でした。
ラスト1時間を切ったところで400交信超えてからはあまり覚えていなかったりします hi
そうそう、トータルで3交信のDUPEがありました。一つは自分から呼んでしまったのですが、相手がナンバーを送り始めて気が付いたので、そのままログに残しました。残り2つは呼ばれた交信でした。

多くの経験と今後の課題を感じたコンテストでした。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2023年2月22日 (水) 17時43分

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