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2023年11月 6日 (月)

改悪

2週間ほど前に突然発表されたようのだが、自作機などの部品交換などによるアマチュア無線の軽微な変更は書類の提出だけで済んでいたものが、変更のたびに保障認定を受けなければならなくなってしまったようだ。これに伴い、部分変更による500W/1KW局のエキサイター交換や増幅器の交換も書類の提出だけではなく立ち入り検査が必要となってしまったようだ。大切に使っていても電気機器や電子部品は壊れるときは壊れる。新しいものが出されれば使ってみたくなるという気持ちは当然のことと思える。そのたびに立ち入り検査をするなどということは、個人のやる気をそぐことにつながる。改悪そのものだと思える。

国としてはIOT人材の育成を唱えている。これからアマチュア無線の世界に足を踏み入れようとする人にとっては免許手続きの簡素化など、ある程度の利点は作られたようだが、初めてみていろいろな分野に探求心を持ち始めると変更の手続きなどに余計な労力を強いられ、進歩のスピードにブレーキをかけることになるのではないかと思う。QRP機であっても、それを組み上げ使うことによってたくさんの「気づき」が生まれる。そこにはここをこう変えたらよくなるかもしれないという種がたくさん含まれている。行政手続きの改悪によってその種を積んでしまっても良いのだろうか? デジタルに大きく舵を取り始めている現代、デジタル機器のオペレーションができる人材だけを増やしても、肝心のデジタル機器を発想し作り上げる人材がいなければ、進歩は考えられない。QROのシステムにしても、基礎知識を理解し上級資格を取得したものにその設備構築を許しながらも実際に設備構築を始めたり改良を試みるときに、煩雑な書類審査と立ち入り検査による足かせを作ることに、どのような意味があるというのだろうか?

QRO局の変更審査に伴う立ち入り検査は本来総務省のほうから人材を派遣し審査するという形になっているが、人材不足で、スケジュールを抑えるにはかなりの日数がかかるらしい。総務省のHPでも、外部の審査を行える機関に有償で代行してもらうことで審査終了までの日数が短くなるようなことが書かれていた。結局、外部の機関にお金を落とさせることが目的なのではないかと勘繰ってしまう。その利益は誰の手に渡るのか? そんなことまで頭に浮かんでしまう。

改正前の状態でどんな問題点があったのだろうか? 少なくとも私の中では思いつかない。合法的な形をとっている人を締めつけるより、違法な運用・目的外通信などを減らすことに労力を使ってほしいと思える。

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コメント

「利益のためでなく・・・」から始まる
アマチュア無線に、利益のための組織の要求を国が認めた感じがします。

私は、自作機が完成して、いつまでに保証を受けるのか、いつまでに変更申請するのか、規定がないので、自分有利にやっています。

例えば、保証をもらい、変更申請しなければならないな、と思いつつ運用していて、そのうちに計画変更で分解してしまった、とか。

投稿: JA1BVA 齊藤 | 2023年11月11日 (土) 21時09分

齋藤さん こんにちは

コメントをありがとうございました。
アマチュア無線の本質と面白さは自ら何かを作り上げ、交信に結びつけることだと思います。足かせばかりを作り上げようとする今回の変更は日本の将来に足かせを付けるようなものになるのではないかと感じています。
新スプリアス規定が世界規定となったときに、過去にさかのぼって厳しくしたのは日本だけだったと思います。そこには、この大義名分を持ってお金の動く世界があると認識した人の行動ではないかと感じています。

投稿: 7K1CPT/Yama | 2023年11月16日 (木) 10時37分

はい、同感です。
こんなやり方を続けていると、アマチュア局の更なる減少につながると思います。
ある保証会社が、商売にならないとの悲鳴の文書を公開していますが、
どうも自分が蒔いた種が芽を出したのではないか、と思っています。

投稿: JA1BVA 齊藤 | 2023年11月18日 (土) 16時41分

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