さいたま市桜区
毎年の恒例ではあるが大型連休中に行われる生業があり、帰宅の翌日の朝はちょっと寝坊してしまった。5月5日の午後はQRP Sprintコンテストがあるので、その目的で移動することにした。前半は14~50MHz、後半は7~1.8MHzということで、1.8MHzのアンテナまで張れる場所の選定となる。比較的空いている可能性の高いさいたま市桜区に向かうと空いていたので迷わず設営を開始した。
14-21-28MHzの3バンドダイポールと50MHzのデルタループを設営する。3バンドダイポールにしたのはバンドチェンジのためにアンテナを下げる必要が無く、リグのバンド変更でQRVすることができる。50MHzに関しては別の同軸ケーブルとなるのでリグの方で差し替えを行う。すべて手元でできる体制ということになる。
設営を完了して不具合が無いかチェックし、午前中に開催されているオール三重33コンテストに動作確認も含めて呼び回りを行う。と言いながら14MHzと28MHzは入感が無く、21MHzでかろうじて2局と交信できた程度になった。この時点で7MHzのアンテナを張っていないのは交信数を望めないという感じではある。
いったん50MHzにしてSSBで交信できそうな局を探す。JA1RLが運用していたのでコールして交信した。そういえば、こどもの日の運用で南極の8J1RLと交信イベントがあるのかな。ここ数日デリンジャー減少でHFのコンディションが悪い時間帯もあるようなので、うまく成功できればいいなぁと思った。
VFOを回していると、「ハムって」という言葉が聞こえてくる。そうか、ハムって交信パーティは今日から開始だったか。イベントに便乗して交信の機会を増やすことができる。たしかコンテスト周波数を使うんじゃなかったかなぁという気がしてスマホで検索してみたら、今年の冬からコンテスト周波数に限定する規約は無くなったようだった。確認出来たところで、空き周波数でCQを開始する。
コールしていただいた局とは比較的ゆっくりした感じで話ができた。コンテストの簡素化した交信とは対極のような感じではあるが、こんな交信も楽しいと思う。お隣の区から呼んでいただいた方が、開局50年も経つのに初交信の方がまだまだいらっしゃいますと言われた。好きなバンドではあるけれど、やはり機会が合致しないと会えていない方もいるわけで、そういう意味ではまだまだ出会いに期待できるかもしれない。
30分前ぐらいにSSBを終わらせて三重の方をチェックしようと思っていたが、予想外に交信が進んだので、コンテスト直前のHFのコンディションチェックもしないまま、QRPスプリントに突入することになる。
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