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2024年6月 1日 (土)

天覧山 県立奥武蔵自然公園

梅雨入りはしていないけど雨の心配の多い日が続いていた。天気予報でも晴れということで、久しぶりに天覧山に行くことにした。普段は通り過ぎてしまう山頂下の広場で運用したらどうかということを考えて、HF-FT8を使って運用を行ってみた。木々に囲まれている場所なので、どうかなというところもあったが、まあまあコールしてもらえたかもしれない。7MHzの後は10MHz、その上は入感の具合を見て期待できそうになく、50MHzまで飛んで、運用を行うと、こちらもまあまあ呼んでもらえたような気がする。

01-tenranzan

運用の最中に、登山のグループから離れてきた登山女子の方が声をかけてきた。無線の免許を持っているそうだ。リグのIC-705にパドルもつながっていることに興味を示したようだ。話を聞くと普段は144/430程度しか運用していないらしい。住居環境もあって制約が多いことは多くの無線家の悩みでもあると思う。共通の趣味を持つ人と話をするのは楽しいので続けたかったこともあるが、パーティの人から出発の号令がかかって山頂に向かっていった。

途中、友人が桧枝岐村で運用しているとSNS情報にあったので、7MHz-CWで交信することができた。交信することができたと言っても、もらったレポートは339であり、相手にとってはきびしいものだったかもしれない。なんども交信していることでコールサインは頭に残っているから応答してくれたのかもしれない。もう1局、コンテストなどでよく交信する局の運用もあったのだが、そちらの方はタイミングが合わず交信に至らなかった。一度、移動局を呼ぶときに競合したことがあり、579程度の強い信号だった。CQを出してくれていれば交信できた気がするが、タイミングが悪いとこんなもんかもしれない。

02-tenranzan

44交信をログインしてPCのバッテリーがそろそろかなというところになった。設備を撤収して山頂に向かう。向かうと言っても、徒歩5分の場所である。山頂にはたくさんのハイカーがいたが、多峯主山に向かう通過点という感じで長く滞在する人はほとんどいなかった。空いたベンチのところで1200MHzの運用を開始する。DJ-G73ele、ロケーションの良いところでなければあまり出番のないセットではある。標高195mとはいってもそこそこ良いロケーションでもあるので、交信が楽しみという感じだった。ログはPCが終わっているので手書きログで行う。最近はこのパターンが定着している。無線機のバッテリーは余裕があるがPCのほうはなかなか考えがまとまらない。

1200MHzでの最初の交信は足利市のCQ局が強かったのでコールして交信。大岩山と言っていたので山岳移動かなと思ったのだが、場所の説明を聞くと登山口の前のテラスからだという。駐車場のあるテラスなんだなと認識した。以前交信した、というか天空のテラスでアイボールした局だった。自分もCQを出し始める。良いテンポで3局ほど呼んでもらえた。そして4局目。なんとJA1RLと言っている。呼ばれる側の局がわざわざ呼んでくれるなんて。OPが友人だったのかなと思ったが、1200MHzハンディでCQを出している局が珍しいと思ったそうだ。山に登れば珍しくないとは思うのだが、1Wで移動している局にはあまりお会いしていないのだろうか? その後、呼ばれなくなり430MHzの準備を行う。さあ、運用を始めようと思った時に、使っていたボールペンのインクがでなくなる。断続的に切れるやつかなと思ったが、いくらこすっても出てこない。予備を出そうとしたが、なんと予備のボールペンも入っていなかった。どうしようか困ったのだが、スマホのメールのソフトに最低限のログを残して後で書き直そうとした。いざ、運用が始まってみると、予想外に打ちにくく、話が進まない。レポートを送るにも気持ちが散乱してうまく話が進められない。こんな感じでは楽しく無いし、ワッチしている人も呼びたいとは思わないだろう。続ける気持ちが萎えて、430MHz5交信で終わりにしてしまった。予定よりあまりにも早い時間。残念な気持ちを持ちながら駅へと向かう。

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