Vertical Dipole
手前の少し左に傾いて見えるのが前のスレッドに書いたバーチカルダイポールアンテナです。写真の撮り方によってちょっと曲がって見えますね。
24MHz用の通常のダイポールアンテナの長さ(プラス両側2cmずつ延長)でビニール線を準備し、10m長の釣竿の先端にビニール線を固定。まっすぐ引き下ろしてバランをビニールテープで巻きつけ、さらに下側にビニール線を這わせる。バランの部分にステーロープをしばりステーロープに同軸ケーブルを合わせてみました。同軸のコネクターに張力の負担がかからないようにしています。
バーチカルダイポールの構想はずいぶん前からあったのですが、頭の中にはアルミパイプを使った構造しか思いついていませんでした。ロータリー(ギボシ)ダイポールを作った時に5mの釣竿に這わせてエレメントを伸ばしたことで、バーチカルにもこのやり方を応用してみようと思いついて実行してみました。
MFJ-259Bで測定してみると、予想とは反対に中心周波数は25.3MHzとなりました。短すぎました。設置の仕方によっては中心周波数はずれるかもしれないと予想はしていましたが、想定とは反対方向にずれてくるとは思いませんでした。
CWでの運用を中心に持っていきたいところです。下側のバンドエッジ24.890付近ではSWR-2.1と出ました。追い込みたいところですが、これでも充分許容範囲ですね。
SWR-2.0が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとダイポールアンテナのインピーダンスは73Ωあります。完璧なダイポールアンテナになったとしてもSWRは1.5までしか落ちないことになります。(逆Vのように頂角が180度より少なくなっていくとインピーダンスは少し下がり、角度によってはSWR-1.0に接近するようになります)SWR1.5から0.3ほど離れた中心周波数ではかなり良い結果になるのではないかと思います。中心周波数をCWバンドのほうに持っていけるよう、次回の設営までにエレメントを足しておこうと思います。
24MHzのバーチカルダイポールで交信できた局は、XV2RZ、KH7XS、A31A、ZL1BYZ、まあまあうまく動作ているようです。
こちらは撤収前にチェックした18MHz用エレメント。中心周波数がバンドの上限に近いところ。こちらも少し長めに想定していたのですが、もう少し下に下げたいところです。
下限周波数付近での状態。これでもSWR-1.9で許容範囲がほぼバンドの全域でOKでした。こちらは撤収前にチェックしたので、運用実績がありません。でも、けっこういけそうな感じがします。
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