2009年11月26日 (木)

Vertical Dipole

Vert_dp  手前の少し左に傾いて見えるのが前のスレッドに書いたバーチカルダイポールアンテナです。写真の撮り方によってちょっと曲がって見えますね。

 24MHz用の通常のダイポールアンテナの長さ(プラス両側2cmずつ延長)でビニール線を準備し、10m長の釣竿の先端にビニール線を固定。まっすぐ引き下ろしてバランをビニールテープで巻きつけ、さらに下側にビニール線を這わせる。バランの部分にステーロープをしばりステーロープに同軸ケーブルを合わせてみました。同軸のコネクターに張力の負担がかからないようにしています。

 バーチカルダイポールの構想はずいぶん前からあったのですが、頭の中にはアルミパイプを使った構造しか思いついていませんでした。ロータリー(ギボシ)ダイポールを作った時に5mの釣竿に這わせてエレメントを伸ばしたことで、バーチカルにもこのやり方を応用してみようと思いついて実行してみました。

03_24_center  MFJ-259Bで測定してみると、予想とは反対に中心周波数は25.3MHzとなりました。短すぎました。設置の仕方によっては中心周波数はずれるかもしれないと予想はしていましたが、想定とは反対方向にずれてくるとは思いませんでした。

 04_24_bandedge

 CWでの運用を中心に持っていきたいところです。下側のバンドエッジ24.890付近ではSWR-2.1と出ました。追い込みたいところですが、これでも充分許容範囲ですね。

 SWR-2.0が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとダイポールアンテナのインピーダンスは73Ωあります。完璧なダイポールアンテナになったとしてもSWRは1.5までしか落ちないことになります。(逆Vのように頂角が180度より少なくなっていくとインピーダンスは少し下がり、角度によってはSWR-1.0に接近するようになります)SWR1.5から0.3ほど離れた中心周波数ではかなり良い結果になるのではないかと思います。中心周波数をCWバンドのほうに持っていけるよう、次回の設営までにエレメントを足しておこうと思います。

 24MHzのバーチカルダイポールで交信できた局は、XV2RZ、KH7XS、A31A、ZL1BYZ、まあまあうまく動作ているようです。

05_18_center  こちらは撤収前にチェックした18MHz用エレメント。中心周波数がバンドの上限に近いところ。こちらも少し長めに想定していたのですが、もう少し下に下げたいところです。

06_18_center  下限周波数付近での状態。これでもSWR-1.9で許容範囲がほぼバンドの全域でOKでした。こちらは撤収前にチェックしたので、運用実績がありません。でも、けっこういけそうな感じがします。

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2009年8月 6日 (木)

1ele LOOP

Asaka  昨日の運用で7P8をつかむことができたのだが、7Q7と3DA0の信号を聞いてしまって、なんとかWKDしたいなぁと思ってしまった。ロープで広げる1ele LOOPでしたが、つりざおを使った構造で回転できるように考えていたものを、最後の部品を準備して初運用となった。

 アフリカのコンディションは期待とはうらはらに落ちてしまったようでした。でもLOOPの印象は良い感じです。

 回転させると受信信号に変化があらわれる受信状態です。日没に近い時間に設営を完了したので、写真がちょっと見にくいですね。

 さて今日のコンディションはいま一歩という感じだったでしょうか?UA3、LY、などとなんとか交信できました。EUまでは飛んでくれてはいますね。

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2009年6月 4日 (木)

3.5MHz 7MHz Mobile Vertical

 午前中の空き時間に、準備しておいた3.5MHz用コイルと7MHz用コイルを使って目的周波数に合わせるための調整に出かけました。いずれもモノバンドアンテナにするつもりですので調整は合わせやすいです。

 3.5MHzはチップスターの短い紙筒に巻けるだけ巻いたものを使いました。最初に上側のエレメントを1.5mとして同調している周波数を確認すると3.24MHz。うまく合わせられそうですが、コイル部分がちょっと重たく、釣竿の強度も考えて20cmほど下げてみました。そこでは3.13MHzに同調。ここからコイルを3Tほどほどいて3.5MHzに同調させることができました。

 7MHzのほうはペットボトルに密巻したものを用意しました。上部のエレメントを1.5mにしたのは同じですが直径はすこし小さくなっています。53Tのコイルで予想以上に下の周波数に同調しています。(ある程度は予想していましたが・・・)周波数は4.27MHz。もうすこし巻ければ3.5MHzでもいけるかもしれませんね。最初に10ターンほどきます。さらに10T、7T、周波数がだいぶ近づいたので2Tほどき、さらに1T。そして4/6Tほどいたところで7.00MHzに同調してくれました。

 今日のデータをもとにして、運用できる形に仕上げます。その前に各コイルのQを測定しておきたいですね。10MHz用は今日ほどいた7MHz用のコイルをさらにほどいてデータ取りを行った後に作り上げるつもりです。

 そういえばカメラを持ってきていませんでした・・・

 7MHz用の仮アンテナを使ってバンドをワッチしてみるとコンディションがスキップ気味なのか静かな感じです。アンテナの性能を疑ってしまうような静けさでしたが、和文の交信をしている信号が1局だけ強力に聞こえました。リグのアンテナチューナーを使って各バンドのコンディションを確認していきました。

 たまたま50MHzでDXと交信しているらしいJAの信号(たぶん近い?)をキャッチし、相手局のコールサインを聞いてびっくり!DUです。あわててデルタループを立ち上げリグにつなぎます。信号は弱いながらも聞こえたのですが、フェードアウトしてしまったか?それとも送信をストップしてしまったか? 聞こえなくなってしまいました。Eスポのコンディションは相手の信号を急に浮かび上がらせてくれると気があります。期待しながらバンドをワッチしてまわりましたが、さすがに平日で信号が聞こえません。

 しばらくして、先ほどとはちょっとずれた周波数で、DUの信号をキャッチしました。コールしたことは言うまでもありません。相手に信号が届き、交信開始。6mのEスポでDX交信なのに相手局は丁寧に名前を送り、グリッドロケーターを送ってきました。このような交信スタイルだったから、たまたま7MHzのアンテナエレメントでJAの信号がかすかに入感しキャッチすることができたのかもしれません。相手の送信内容に合わせて名前とロケーターを送信し、その勢いで出力5Wであることを伝えると、しっかりコピーしてくれて反応がありました。6mではDUと初交信でした。仮設のつもりで上げたデルタループはいつもの半分の高さ、5mhでした。

 せっかくのEスポなので、すこしCQを出してみましたが、コールしてくれたのは1エリア1局だけ。ダイヤルを回して発見した信号は沖縄県。合計3局をログインして撤収することにしました。今日は長く運用するつもりはなかったので、昼食の準備もしていません。昼食は帰宅してからということで、早めの撤収になりました。調整もうまくいき、DXもGETでき、FBでした。

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2008年12月13日 (土)

homeのアンテナ

 今週は、なにかと忙しかったような気がする。

 釣り竿ロングワイヤーにアンテナチューナーを接続できたので、同軸ケーブルを引きこんでリグにつないでいますが、あまり良く聞こえてこないのはコンディションのせいか? もっとも毎晩帰りがおそくて、電波が良く聞こえてくる時間帯には聞けるチャンスがなかったこともあるが・・・

 ローバンドを主軸に考えペットボトルに巻いたコイルを途中に挿入してあるせいか、14MHzまではチューニングが取れるが、18MHz~28MHzはチューニングが取れない。

 24時を過ぎて帰宅した日は、寝る前にリグのスイッチを入れ、3.5MHzなどを聞いてみると、LZやYOの信号などもS-3程度で聞こえてきたので、そこそこコンディションは良いように思えるが、交信できるほどの良い状況というわけではなかった。

 たまたまHLがS-3程度で聞こえたときにコールしてみたが、気配は届いていたかもしれないがコールが返ってくることはなかった。偶然、顔見知りのコールがHL局から聞こえたので、今のHL局の信号はどれくらいで入感していたか情報を聞いてみると、S-9ちょうどだったという。Sメーター読みで7つ違うとなると、単純に考えても15dB以上の差がある。そうすると100倍ぐらいの電力差を感じてしまう。アンテナの違いがこれほど出るというのでは、設置はしたものの交信に至ることのできないアンテナになってしまうかもしれない。コイルを挿入したことでローバンドのチューニングは合いやすいかもしれないが、電流腹がコイルの下に集中しているようだと、建物の影になっているので電波の飛びはかなり悪いのだろうと思われる。

 土曜日に休みになったが、仕事疲れか朝早く起きられなかったので、homeで無線機のスイッチを入れている。A1CのOAMを7MHzでワッチしてみると(今日は3エリアだったかな?)キー局の信号はほとんど聞こえず、これも難しそう。移動サービス局が入感していれば弱い信号でも交信できるかと7010前後をワッチしているが、お昼前にやっと3エリア局と交信できた。ベランダから釣竿を振りだして仮設したアンテナとあまり変わらないような状況。 日没前後の3.5MHzあたりなら交信できるだろうか?

 ローバンドをあきらめてアンテナチューナーを屋根上にあげるような変更を行ったほうが良い結果が得られるかもしれない。

 ちなみに144/430MHzのモービルホイップは、引き込んだ同軸ケーブルにまだコネクタをつけられていない状態。(今日、取り付けられるかも。)

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2008年12月 4日 (木)

釣竿設営

Ant homeで運用するための釣竿を設営した。5.4mの釣竿をいっぱいに伸ばしてビニール線を這わせ、根本でペットボトルに巻いたコイルを取り付ける。写真では写っていないがこの下に3mほどビニール線を伸ばし、アンテナチューナーに接続する。

 今日は屋根に上がって釣竿部分を設営しただけで終了。ビニール線はベランダに引き込んであるがまだチューナーには接続できていない。このあとの工事はまた後日。

 屋根に上がったついでに144/430のモービルホイップも取り付けてきた。同軸をベランダまで持ってきたが、こちらもコネクタをつけていないので、リグには接続できていない。

 はたしてうまく飛んでくれるだろうか?

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2008年11月20日 (木)

切れたエレメントの修復

1  昨夜ローバンドの運用時に切断したエレメントはこんな感じで仮修復して使いました。早めに修理しておかないとこのまま使うのも気分が悪いので・・・

2_2 被服を剥いた分だけ同じエレメントを追加してハンダ付け。もちろん圧着端子も使いまわしです hi 圧着端子は圧着しないでハンダで接続しておくと変形しない限り再利用できます。エレメントどうしの接続は線材をお互いに絡ませるようにしてハンダ付けします。このやり方で途中が断線したことはいまのところありません。

3 修復されたエレメント。収縮チューブが黒なのでわかりにくいですが、赤色のターミナルの右側が修復されたエレメントです。

ハンダが温まれば、あっという間に出来てしまいます。写真を撮ってWEBに書き込むより早いぐらいです。これでいつでも移動ができます。

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2008年11月11日 (火)

homeから電波を出すプロジェクト

01  homeから電波を出すためにロンクワイヤーを検討しているが、欲張りにもマルチバンドで電波を出そうとしてオートアンテナチューナーを持ちだした。(実は借り物)

02  ベランダの手すりに固定するためにあて木に穴をあけ青く塗装してみた。用意したボルトがちょっと長すぎたかもしれない。

03  ベランダにセットした様子。つながっているワイヤーはエレメント接続のために短いIV線の先端にギボシ端子を取り付けたもの。アース用にも準備した。

 屋根の上には5.4m釣り竿に這わせたエレメントと延長コイルを上げる予定ではあるが、Uボルトは一つ足りないので、購入待ちになっている。屋根の上に上がるのは一苦労なので、部品の準備が完璧になったら一気に仕上げてしまいたいと思っている。

 もっとも、部屋の中がリグを置くスペースを確保していないので、そちらの方も準備が大変かもしれない。

 ベランダから釣竿だけで伸ばしてもあまり良い成果は得られなかったが、屋根の上にエレメントが少しでも上がれば多少は楽しむことができるだろうか?

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2008年10月23日 (木)

ロングワイヤー

 2階のベランダから8mぐらいの釣竿を使ってロングワイヤーを展開してみた。アンテナチューナーを使用した。マルチバンド向けのよくばりアンテナ。エレメント自体で使用周波数に同調させていないものなので、飛びに期待はなかったのだが、思いのほか反応が悪く、ちょっとがっかりしてしまった。3.5MHzまでの各バンドでチューニングはとれるものの、S-5程度で入感していたT33(24MHz-CW)も反応がなく、CQを出し続ける。18MHzのP29も交信できず。

 7MHzでかろうじて4エリアの2局から反応があったものの、S-7程度に振れている局にもふられる始末。3.5MHzではS-9の強力なCQにも応答してもらえなかった。

 実は、屋根上に5.4m釣竿を使ってLWを上げる計画の予行演習みたいな感じもあったのだが、ちょっと不安な感じもしてきた。上から5mエレメント+1.5Lペットボトルに巻いたコイル+4m程度のエレメント+アンテナチューナー+グランドエレメント。屋根上に上がるのはコイルから上の予定なのだが、うまくいくだろうか?

 週末は出張となり、アンテナの設営どころか、QRPpコンテストやA1C・WWPHなどにも参加できず残念。来週の予定はどうなるか?

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2008年10月 5日 (日)

3.5MHz Mobile Vertical

3  モービルバーチカルの3.5MHzの調整のために朝霞市に出かけた。つりざおが風でしなっていて写真ではだいぶ曲がってしまっているような写真になってしまった。

3  こちらは延長コイルの調整前。テープで仮止めして、中心周波数を探り使用周波数に追い込む。

 最初から少し下の周波数に同調するようにしてあり、実際の使用環境に近い状態でコイルをほどいていく。最初は予想以上に下になってしまい3.0MHz付近が中心周波数らしい、1/8ずつ切り詰めていくつもりだったが、あまりにも離れているので、一気に1ターン以上切り進めていった。思いっきりが良すぎて切り過ぎてしまい、中心周波数は3.550MHzになってしまった。

 とりあえずコイルの巻き数を付け足すことにして今日は作業を終了。まだ、時間があるので、ダイポールに張りかえて聞こえる局を呼んでみた。国内交信を中心に7局ほどログイン。雨も降ってきて、思ったよりも成果が上がらなかった。コンディションはいまいちという感じだったような気がする。

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2008年9月14日 (日)

Mobile Vertical その後

Coil 前回のチェックでコイルの巻き数を確認した。その巻き数で防水加工をして再度確認のために駐車場でセットしてみる。

 思いがけず周波数が外れてしまっていた。

Data SWRのディップ点となる周波数は7.31MHzとなり、エレメントを延長する必要が出てしまった。原因は、コイルを切断せず、タップで確認したことで、あまりの部分が影響して周波数を低くしていたのかと思う。

 ワイヤー部分は釣り竿の長さが決まっているので、伸ばせない。となると、コイルの巻き数を多くしなければいけない。防水加工は勇み足だったようだ。とりあえず、切断したコイルのあまりで、1~2ターン多い巻き数のコイルを作ってやり直しをしてみようと思う。

 せっかく立てたので、K1を接続して7MHzを聞いてみる。K1はチューナーユニットを入れたので、一応チューニングを取って、聞こえてきた599BKのCQをコールしてみると、コールバックがあった。周りに建物が障害となる駐車場で2局と交信することができた。見晴らしの良い場所でコンディションが良い時に運用すれば、けっこう成果を期待できるのではないかと感じた。作りなおして中心周波数をぴたりと合わせたアンテナにするのが楽しみになってきた。

 3.5MHz用はまだコイルを切っていないので、少し多めにしておいて、カットしながらベストな状態に持っていくことにしよう。こちらのコイルは切り過ぎるとコイルの作成自体からやり直さなければならなくなる。7MHz用を先にチェックしてよかったかもしれない。

 今日は、午後から仕事なので、これで作業終了。新しいコイル作りは後日となる。

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