2015年3月24日 (火)

ショートQSO時のCWオペレーション

 国内向けに移動運用をしているときは積極的にCQを出しています。同じように移動されている方も少なくないと思います。呼びに回っているときはよく感じることなんですが、コールサインを打たずにパイルアップを受け続けている局がいて、呼ぶに呼べない状況に遭遇することが多いと感じます。沢山呼ばれているときはあせってしまうこともあるのでしょうが、CQを出している局が自分のコールサインを打たずに各局からのコールを待つというスタイルは、エンドレスコールを助長しているようで、結果的に1交信に時間がかかり、ワッチしてその周波数を見つけた局にとっては、フラストレーションを与える原因にもなります。(電波法に準じない運用という話は、この際置いておきます)そんな状況を思いながら、どうしたらスマートに交信を重ねられるかを実践していったことで、なんとなくまとまってきたように思います。そのスタイルを文章で伝えることが出来るか?チャレンジしてみます。

 CQは、移動地を含んだスタイルで「コールサイン+移動地」をメッセージメモリーに打ち込んでおきます。呼ばれたらすぐに反応します。まあそれは普通のことですね。599BKのショートQSOスタイルでは、先ほど呼ばれたときに信号が1局だけだと持ったらTUと打ち終わった後に、メモリーのスイッチを押してCQを送信します。もし、交信した相手が最初にコールしてくれたときに信号の裏で他の信号を認知していたら、メモリースイッチを押さずに「de 7K1CPT K」と打ち、コールを待ちます。聞いていて待っていてくれた相手を最優先でピックアップすることが出来ます。

具体的な違いを書くと、他の信号を認知していないときは
「TU  DE  7K1CPT/1  JCC○○○○  K」となり、
他の信号を認知しているときは
「TU  DE 7K1CPT/1  K」となります。

 聞いていてくれる局が、当該周波数でVFOを止め、コールを待機してくれている局が増えると、この交信終了後の呼び出しが複数になって、時にはパイルアップと呼ばれる状態になります。そんなときでも上に書いた2番目のタイミングで必ずコールサインを打ち出します。せっかちな方は「TU」の直後にコールをする場合も少なくないようですが、こちらは1交信1ID送出を守るために、必ず上のどちらかを送信します。そうなるとせっかちな方の送信はこちらの送信にかぶってしまうので、こちらとしてはどんなことがあってもコピーできないという状態になります。でもこちらの送信を聞いている人は、こちらの「K」の直後に送信してきますから、コピーできるということにあります。つまり、聞いていないで送信する方はいつまでたってもピックアップできない。順番が回ってこないということになります。

 こういった運用が認知されてくると、しっかりと聞いてコールしてくれる方が増えてきます。もちろん信号が重なれば、コピーしにくくなることはありますが、沢山の信号の中から自分の耳(とリグの性能・操作)で特定の信号を拾い上げることは、パイルアップをこなす醍醐味といえるかもしれません。

 一発でフルコールコピーできない場合でも、拾った符号だけでも、特定して反応することは大切です。「XYZ ?」みたいな感じです。まったく取れなくても、再送を待つよりは「AGN  ?」で、再送を促すようにしています。それは複数回送信やエンドレスコールを抑えることにつながります。

 何度も交信していただいている相手には「TU」を送りあいたいという気持は出てきます。具体的に言うと、
自分 「R  73  TU E  E」
相手 「TU  E  E」
自分 「TU  DE ・・・」
という感じですが、待っている局が多いとこちらが「TU  E  E」と打った次点で、他からのコールが重なってくるので、結局交信相手からの「TU  E  E」もむなしくかき消されてしまいます。
パイルアップになっているときは、遠慮なく、レポートを受け取った後には「R  TU  DE 7K1CPT/1 K」と打って次の交信への待機に移ります。このスタイルは、冷たい運用という感じを受ける人もいるかもしれませんが、相手に対して失礼だというようには思われないという一般的な考えです。どうしても、「TU」を送りあいたいと思う場合は、「TU  BK」(もしくは TU  KN)というようにBKでつなぎ、交信が継続しているという形にして、他からの呼び出しを抑制するようにすると良いと思います。

 このスタイルでは、1交信・1ID送出を守っています。そして、待っている局が信号を送信するタイミングを「K」の後ですよと明示しています。これによって、ID送出をしない運用局に対して起こるようなピックアップされるまで送信をやめないエンドレスコールを抑えることができます。結果的に1交信にかかる時間が短縮されることになるので、ログに残せる交信もふやせることになります。なによりも、待っている人にストレスを残さないということにつながると思います。人によっては、「コールサインは3交信~5交信に一度は出しているよ」と言う方もいらっしゃいます。でも、コールサインを送出しないタイミングがある以上、エンドレスコールを抑制する力はありません。結果的にパイルが大きいほど、特定の局をピックアップしてレポートを送ってもエンドレスコールがそれをマスクしてしまって、ピックアップした相手がそれを認識できなかったり、コールサインのミスコピーを不安に思い、自分のコールサインを再送信することになり、1交信にかかる時間が長くなります。そんな状況を耳にすることはありませんか?私はワッチしている最中にはよく聞くような気がします(というか順番待ちしていることが多いので、良く聞きます) 受信やキーイングが上手な局でも、交信数が伸びない方もいるような気がします。それは運用の進め方が、どこかリズム感を作れないオペレーションといえるのかもしれません。私が呼びまわりしているときは、リズム感のある交信を重ねている局はいくらでも待てるような気がします。逆にID送出をしないで、パイルアップに振り回されている周波数には長くとどまる気がしません。みなさんはいかがでしょう?

 このスタイルを使うようになって、「?」を打たれることはなくなりました。「?」とかぶせてくる信号に限って強いんですよね。特定のこの信号を拾おうと意識がいっているときにそコピーを妨げる「コールサインを付さない送信」は妨害と同じという意識があります。それがなくなるということは、自分のオペレーションがしやすくなるということにつながります。

 上のほうで書いたように、呼んでくれている信号が認識できているときには、QTHの情報は付していません。パイルアップが続くときには10分以上QTHを送信していないときもあります。(でもコールサインは打っていますよ) そんなときに出てくるのは「QTH?」を打ってくる信号です。これも、他の信号の受信を妨げる妨害と認識しています。だからこの送信に対しては反応しません。まず、最初にコールサインを送出すべきと思います。そして自分のターンになったら(ピックアップされたら)、レポートの後に「QTH ?」を付加すべきです。そういうオペレーションに対しては、相手がコピーしたと返事が来るまで、QTHの情報を送信します。送りっぱなしではなく、相手から「R」が返ってくるまでその局との交信を終わりにしません。確実に情報を送受信するということは、相手の打ったことをオウム返しにすることではなく、こういうことだろうと認識しています。

 「QTH ?」を打ってくる局は、ある程度できる人なんだろうと思います。こちらが受信になっているときに送信してきますから・・・。でもそれが受信の妨害につながるんですよね。せめて、「QTH  ?  DE JA○○○○」とか打ってくれたら、その信号が妨害とは認識せず、反応しますけどね。(誰なんでしょうね? 知っている人がいたらこっそり教えてください hi)

 1交信・1ID送出は運用のスキルアップにつながり、交信を重ねることを楽しくさせてくれます。IDを送信するタイミングの前に呼ばれてしまうんだよと言う方は、呼んでくる信号に気を取られず、送信を開始してしまいましょう。そのうち自分の受信タイミングに合わせて送信してくれるようになってきます。(タイミングが合わないと交信できませんからね)

 えらそうなことを書いていますが、ID送信の無い(少ない)局とはまったく交信しないかといえばそうともいえません。やはり交信したいと思う相手はいますからね。でも良くワッチします。相手のコールサインは確認したうえで呼び始めるようにしています。また、相手がピックアップする信号の状況を認識します。パイルの後ろにこぼれた符号しか拾えない相手に対してはディレイで呼ぶこともありますし、パイルの中では信号がピックアップできず静かになったときに呼んだ局だけが交信できる場合には静かになったときにここぞと言うタイミングでコールサインを打つこともあります。これはエンドレスコールで呼ぶわけではありませんね。そのタイミングでしか交信できる可能性が低いと判断したから送信するわけで、フルブレークインで、相手が送信を開始したと思えたときにはすぐに送信をストップします。他局が交信を開始したときには不要な送信を行なわず、クリアな状態で交信を終わらせることに協力することが自分の順番を早めるために有効な手段と言うことになります。けっして「拾われるまでコールサインを送出す続ける」ということが、交信につながるということにはならないのです。

 受信周波数をRITを使ってずらし、明瞭度の高くなる信号をRITで探る運用も増えてきているようです。ピックアップされた信号の周波数を聞き分け、XIT機能を使って、送信周波数をずらすコールも有効な場合があります。短い交信の中にもいろいろと感じ、考えてコールすることが楽しいと感じます。

 ちょっと長文になりました。

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2015年1月 3日 (土)

NewYear Party-2

 1月2日は、私にとってはVHF-dayとなりました。NYPの2日目としてはやはりUHF-dayでしょうか。無線の運用場所で良く聞く黒山展望台を探して奥武蔵グリーンラインを走りました。ちょっと迷ってしまいました。知っている人にとっては「一本道なのになぜ迷う?」といわれそうですが、どこか見落としたところがあったのかと思って引き返してしまったのです。見つからなかったら飯盛峠にでも行ってみようと車を進めていたら黒山展望台を見つけることが出来ました。

1 駐車スペースから展望台に上がる階段。2 上に上がるとこんな感じでした。3 右上の柵みたいに見えるところが展望台です。なるほど、見てみると徹夜で車中泊の無線運用をやってるのがわかるような気がします。写真の奥は南側が開けています。

4_ogose 道の反対側にもスペースがあったので、そちらでアンテナの設営を行ないました。こちら側は東側になりますが、北側にも電波が飛んでいきそうでした。

 1200MHzで運用を始めます。途切れなく呼んでいただき、楽しめました。Kazuさんが金山に登る予定を聞いていたので430MHzを探しましたが、Kazuさんの声を聞いて待っていると呼んで交信していたようで、こちらから呼べませんでした。その後もダイヤルを回していましたが見つからず、自分でCQを出すことにしました。けっこう良く飛んでくれているようです。しばらく時間がたって、金山からコールがありました。Sメーター振り切れの強さなのに1Wという話に耳を疑いました。携帯メールを送ろうとしても圏外となってしまい、たまにアンテナが立つときに送信できるよう、内容を書いて待ったりしていました。でも、あちらでも携帯メールは難しかったようでした。そんな中でよく見つけてくれました。

 430MHzが一段落して、再度1200MHzにQRV。携帯のアンテナが立ったときに運用周波数を送信しておいたら、そのうちコールがありました。0.1Wの信号がこちらのSメーターを3つほど振らせて入感します。しかも下山して自宅の2階からだそうです。お互いに驚きが隠せない交信となりました。

 その後も運用を続け18時頃に終了しました。430MHz-33交信・1200MHz-60交信。実は「2014年の振り返り」のところに貼り付けた表を後で見直していて驚いたことがあります。430MHzで71交信、こんなに少なかったんだ・・・。もっとアクティビティを上げなくては・・・と思いました。ところが、今日の運用ですでに半分近くの交信数になっています。1200MHzにいたっては、今日一日で昨年1年分の倍の交信数です。自分でも驚きました。交信いただいた皆さん、ありがとうございました。










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2015年1月 2日 (金)

New Year Party

 今年もNYPに無事参加することが出来ました。昨年2周目を完了したので、重荷はありませんでしたがせっかく出るのなら沢山交信できるところに行きたいと思い、秩父郡東秩父村に行きました。先日のロケハンで走り回ったなかで、最後に二本木峠からQRVしましたが、今回は粥荷田峠の東側にある見晴らしの良いところを選びました。

Higashichichibu 写真の奥のほうには筑波山の山並み(だと思います)が見えます。6mAMからスタートしましたが、まるで交信できません。思った以上に苦戦しような気がしてきて、SSBから始めることにしました。

 
 実は昨年リグのチェックをしていて、動かなくなってしまったハンディ機が2台出てきてしまいました。使わずにしまっておくと良くないということもあり、今回はFT-690mkⅡとFT-290mkⅡを持ち出しました。久しぶりに使うリグですが、チェックもかねての運用です。出力2.5Wと非力ながら見晴らしと標高があればなんとかなるだろうと思っていましたがスタート時は思ったより苦戦しました。みんな出てこないのか?そしてこの場所も東京方面に飛んでくれません。でも、埼玉・茨城方面は見たとおり開けているので、交信相手の信号も協力でした。2mと6mでそれぞれ20交信をログインしたところで、ひと息つけました。

 自分的に満足した後は、リグをK3に変えて、6mAMに再挑戦しますが、CQを出している局を見つけやっと1交信。それが、それまでまったく聞こえてこなかった東京都でした。あちらのアンテナは南向きとのことでした、どこかにぶつかって反射しているのだろうか?その後自分でもCQを出したもののコールは無く、AMでは1交信市かログに残せませんでした。

 6mSSBはその後だんだん信号が聞こえてくるようになりました。みなさん出てきた感じかな?そしてダイヤルを回していると豊島区も入感します。時間とともに聞こえてくるもんなのだろうか? 不思議な感じがします。ここまできたらあとは局数を気にせず、のんびり交信を重ねます。かすみがうらシャックのオーナーも自宅からコールしてくれました。意外と珍局かも? hi 6mのアンテナを撤収して、出発しやすい状態にしてから2mにも移って交信を重ねました。NYPは久しぶりの方や初交信のかたに出会えます。いままで交信したことのない方もけっこう出てきますね。19年ぶりの交信という方も出てきました。

 日が落ちるまで、運用を続けようと考えていました。実際には日が落ちてからも18時まで運用を続けました。VHFの2バンドで70局ほどログに残すことが出来ました。交信いただいたみなさん、ありがとうございました。

 さて、今年は年越し仕事の後はゆっくり出来ます。明日も無線に時間を使うことが出来ますが気持が盛り上がれば移動しようかなと思います。寝過ごしたら、それまでかも? hi

 交信いただいた皆さん、ありがとうございました。

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2014年10月23日 (木)

電信電話記念日コンテスト

 平日ですがお休みとなりました。お天気が悪く雨模様でしたが、天気予報では15時頃には雨も上がる予報だったので、移動に出かけました。和光市の場所は水溜りが多く、目的地についた頃には車は水浸しです。

 到着したときには雨も上がっていたのですが設営中に小雨になり、144/430MHzのアンテナをあきらめてしまいました。ダイポールは1.9MHzまで出られるようにしましたが、設営中に切れてしまい、応急処置をして完了。まずは6mを聞いてみると、なんとV73NSが聞こえています。あわててパドルを接続しコールできる体制にしているうちに信号がどんどん弱くなってしまいます。打てると思ったときにはかなり弱くなってしまったので、QRPにこだわらず50Wでコール。一発でフルコピーとはなりませんでしたが、バンドNEWを得ることが出来ました。幸先が良いかも?16時ぐらいでした。

Wako

 その後DU3LAのRTTYも6mで聞こえ、こちらはQRP/5Wで交信できてしまいました。コンディションが上がっているとすごい感じです。でも、スポット的に聞こえることが多くて、呼んでるJAの信号があっても相手が聞こえないときは多々あります。でも、このところ6mのDXがにぎやかですね。

 コンテストは18時スタートです。それまでの間ハイバンドを中心にワッチしていて、VK9XSPと2バンドで交信できました。やっと初日が出ました。クリスマス島は7MHzと10MHzが欲しいところではありますが、なかなか聞こえているときに交信できるチャンスがない感じです。

 さて本番の電信電話記念日コンテストです。コンディションが落ちる前に7MHzで局数を伸ばしたいところですが、スタート時点ですでにスキップが始まっているようで、なかなかログが伸びません。近いところほど信号が弱い感じです。空き周波数を見つけてCQからスタートしましたが、近場の呼びまわりからやればよかったかもしれません。後でできるだろうと思っていた都内の局の信号も、CQをあきらめて呼びまわりした時には信号ががくんと落ちていて、やっと拾ってもらえたような感じでした。この辺は戦略失敗と言うところかもしれません。

 せっかく上げたデルタループなので、HFのバンドチェンジのときにQSYしてみます。あまり出ている局は多くないようで、ひととおり呼び回りして、CQを出してもあまり交信できません。時間を取らずに3.5MHzにQSYしました。

 3.5MHzは、まあまあの感じでログが伸びていきます。1.9MHzは、予想していたのですが、ローカルノイズが高く使い物になりません。呼ばれても聞き取れないであろう感じがして、あきらめてしまいました。せっかくアンテナを張りましたが残念です。3.5MHzでログが伸び悩んでくるとどうしようかと考えてしまいました。144/430MHzはアンテナの設営に時間をかけず、車に取り付けてあるモービルホイップで出ることにしました。これが思いのほかQRVしている局が聞こえました。どちらのバンドも2桁行かないかも?と思っていたのに、予想外です。

 HFハイバンドは完全に捨ててしまいました。最後まで走りきって結果はこんな感じです。

2014_ntt_graph2014_ntt_point

 最後の30分が失速気味ですね。間が持てなかったらPHONEも使おうかとも思ったのですが、中途半端なタイミングでそれを思ったので、結局電信のみの参加となりました。QRPの部門はありませんが、5Wでの参加としてはまあまあなのかな?

 交信いただいた皆さん、ありがとうございました。 このところ週末が仕事になることが多く、平日の休みでちょうどコンテスト開催なので、フルに楽しませていただきました。

10/25 記





 

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2014年6月22日 (日)

ALL ASIAN DX Contest CW

 気合が足りず出発がかなり遅くなってしまいました。日曜日も休みになる可能性が高いとは思っていたので、夜の運用を重視する気持はありましたが、日曜日の天候が崩れる予報もありました。雨なら平気なのですが、雷となると命にかかわります。やはり無理は出来ないだろうなぁ。そんなことを考えているとどんどん時間が過ぎてしまいます。14時過ぎに家を出て、和光市に向かうと、6mのアンテナが立っています。HFなら大丈夫かなとも思ったのですが、釣りの車もあってアンテナを設営できる環境ではなさそうなので、場所を変えました。声をかけるタイミングがつかめず、運用されている人にはご挨拶抜きで和光市を後にしました。

 見晴らしの良いところを考えると桜区かなぁなんて思いながらいつもの場所に到着。DXコンテストでもあり、八木を上げたいところではありましたが、風も少し吹いていて、天候が悪化したときにすばやく撤収できるようにダイポールとしました。でも、土手に沿ってダイポールを上げるとEU方向には面が向きません。ダイポールを2本使って土手と直角にも張りました。4方向に引っ張っておけば安定しますので、不安感も少なくなります。

Sakura 運用開始は16時を過ぎてしまいました。天候が悪化して途中棄権があるとフラストレーションが高くなりそうです。QRPにこだわりログが進まないよりは、今回は50Wで運用することにしました。八木を上げていればQRPで頑張っていたかもしれません。まあ、いろんなスタイルでやればよいかな?。運用開始は28MHz。でもあまり開けていないようで3交信であきらめました。21MHzに移ってCQを出し続けますが非力さゆえかあまりコールがありません。こうなると呼びまわりのほうが効率が良くなり、QRPで運用しているときと変わらない感じになってしまいます。

 日のあるうちは21MHzと28MHzを主軸にします。日没が近づいてくると14MHzを含めたり、7MHzや3.5MHzにも幅を広げます。7MHzではコンテストの交信を進めていたときにW1AW/KL7がUP指定でパイルをこなしていたので、そこに参加。すぐにとはいきませんでしたがパイルアップの中でもまあまあ早いうちに交信することが出来ました。交信達成の秘訣は、相手の送受信のタイミングをきっちり把握することと、部分指定されたときにはぴたっと送信をやめて待機することだと思います。行儀の悪い局が部分指定しているにもかかわらずコールサインの送信をやめないので、コピーしづらいようでスムーズに運用が進まないこともしばしばありました。WのOPはほとんどが指定無視を無視します。交信できるチャンスは正当なタイミングでコールするしかありません。よく聞いて欲しいと思います。もし相手の送信内容がわからないようならば、わかるまで受信練習して欲しい。上達の秘訣は、ある程度実践だと思っていますが、相手の意思を無視して交信できれば良いと思っているのは本人にとっても良いことではないだろうと思います。それに、自分のコールサインを送信しているわけですから、「指定を無視して呼んでいるのは私ですよ」と言っているようなもので、恥ずかしいと思います。みなさん意外と聞いていますよ。

 

 0時前後に14MHzが良くなったような気がします。両方のアンテナを14MHzに合わせ、コールされる方向を選択して聞きやすくします。そう、EUとNAが同じタイミングで聞こえてくるのです。なかなか難しい感じですね。その後、アンテナのバンドをそのままにして18MHzを聞くと、なんだか開けているようです。アンテナを18MHzに合わせ、EF6(プリフィックスだけのコールサイン!)、AM(スペインのスペシャルコール)、LZのARDF記念局などと交信しました。イタリアの局をコールすると、コールサインがフルコピーできていないのに情報を送る交信を仕掛けてきます。名前を打ち、設備を打ち、WXなどの情報を打ち、相手に返すたびにこちらのコールサインを複数回打ってコピーしてもらおうと努力します。交信の後半でなんとかこちらのコールサインをわかってもらえました。QRZ.COMを見ているようで、こちらの送ったハンドルとは違う名前のほうを打ってきました。やはり厳しいのだろうなぁ、でも京はQRPじゃないです。50W出していますからこれ以上は出せません hi

 そのイタリアの局と交信を終えると、DLからこちらを呼んできました。Iの局がCQを出し始めてしまったので、コールサインがわかりません。タイミングを見て、「QRZ? QSY up-1 de 7K1CPT」と打ってQSYします。こういうときにP3は空き周波数を見つけるのにありがたい存在です。相手もQSYしてくれて、無事交信を終えることが出来ました。相手も100Wにダイポールという設備で、コンディションが良かったので、のんびり交信できたかなぁと思います。そんなことをしているうちに1時間ほどコンテストをお休みしてしまいました。でも、ナンバー交換だけのコンテストに時間をかけていると、こんな交信が気持を楽にしてくれます。

 コンテストに戻ってからしばらくたち、2時ごろになって、とうとう雨が落ちてきました。雨だけなら運用はやめたくありませんが、急変して雷になってしまうと困ります。すぐに撤収を決めました。幸い激しくなる前に撤収を完了することが出来、無事帰宅することが出来ました。雨が強くなると、土手下まで展開したロープとペグを回収するために草の上を歩くことになり、滑って転んだりします。今回は足元が不安になる前に撤収完了となりました。

 コンテストの交信は203交信となりました。バンドNEWとなったのは28MHzのD3AAくらいかな。ほかにTZ6BBやUA2FL、ZS6JPなども交信できましたが、DXCC的にはCFM済みのところではありました。5W1SAが3.5MHzで交信できました。もっとも50Wでは過去に交信できています。信号が抜群に強ければ、ぜひQRPで交信したいところではありますが、50W出力でやっと届いたというところではありました。

 遠い国からこちらを呼んでくれるということは嬉しくもありありがたくもあります。CQを出して呼ばれる運用の練習と言う意味もあり50Wでスタートしましたが、ちょっと非力だった用です。せめて八木を使っていればそれなりにコールが続いただろうか? 一度に複数重なって呼ばれるわけではないので取りやすいといえば取りやすかったかもしれません。霞ヶ浦でCQを出すと、重なって呼ばれて制御できないエンドレスコールがあったりしますので、それなりのスキルを求められます。そして、高出力のCQには、ノイズレベルのあたりを上下する弱い信号も呼んできます。こういう信号をうまく拾い上げることが、自分がQRPで呼ぶときにどうすればよいかのヒントになることもあります。QRPとQROをうまく使って楽しんでいきたいと思います。

 このページを書いている時点で、まだ外は小雨が続いています。雷が落ちそうな感じではありませんが、たぶんこのままでは出かけないだろうし、コンテストもこれで終了かな・・・。


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2012年7月16日 (月)

ハムランド・サマーコンテスト

Toda  前日に勘違いしていたハムランドサマーコンテストに参加しました。仕事の集合が遅いこともありゆっくり気分ではありましたが、開催時間が午前9時。時間に余裕を持って出発しましたが戸田市の土手まで来ると和光市の運用場所には車が止まっているようです。最近撤退気味だった釣り目的の車が復活してきました。先まで行ってアンテナを設営できるスペースが無いのも時間の無駄なので、戸田市の側で設営することにしました。この季節は土手下から吹き上げる風が強くなることもあり心配だったので伸縮ポールはいつもより低く設置しました。デルタループは8mh、HFダイポールは6mhです。

 ログを立ち上げ、メッセージメモリーキーヤーに「CQ SMR」を打ちこみ、準備完了したところでHF各バンドを回ってみますが、あまりコンディションは良くないようで閑散としたバンドが多かった感じです。コンテスト開始10分前ぐらいに6mバンドを聞き始め、すでに周波数確保でCQを出しているJQ1KRTさんを呼び交信。ときがわ町まで遠征のようです。目の前に見える山並みの何処かにいるのだろうなぁ。堂平山だとどこになるのだろうか?カシミールを再インストールして調べてみたい感じです。見通しなので、根こそぎ交信出来るのではないかという気がします。やはり高所移動がいですね。

 開始直後にP3をみていると続々とQRVする信号が見えてきます。強力な信号のスカートが広がっているのも見えてしまっているので、その影響を受けない場所に陣取りCQ開始。1交信出来た後は後が続かない。頑張る局のほとんどがCQに回っているかもしれない。作戦変更して空いているところから予備回りを開始。上から下がる方法を選びましたが、コンテスト周波数の50.080よりも上でQをだしている局もいて、この局は呼べませんでした。異様につよい局がもう1局ありJN1KWR/MACさんでした。呼びまわりを1周してから再度CQを開始。なるべく他の局の影響を受けないようにバンドスコープでよさそうな周波数を見つけてCQ。呼びまわり局も一段落したようで、私の信号にもコールをいただけるようになりました。

 2時間のスプリントは時間の使い方が重要なポイントになります。CWが一段落した後SSBに移り、S&P開始。バンドスコープのおかげで、呼びまわりも時間が少なくて済みます。これ以上はいないだろうと思ったところで、下限に近いところでCQ開始。一応自分なりに順調にログを進めました。3局ほど固まって呼ばれたところでつよい局をこなして、一番信号の弱い局に向かって「ストロークなんとか?2かな?いらっしゃいますか?」と返したところ、なんと京都府でした。コンテストナンバーを聞き間違え千葉県と思って「/1ですか?」と言ったらコンテストナンバーの最初は「22・・・」でした。Eスポか?それとも富士山回析かな? どちらにしても関東ローカルのコンテストで関西から呼ばれるなんて思ってもみませんでした。かなり感動しました。こういう交信には少しばかり余計に時間がかかっても惜しくは無く、むしろうれしい気分でした。

 頃合いを見てをデルタループを90度回して再度CWに移ります。そして、SSBに戻って最後まで走りぬきました。個人的な目標としていた60交信(平均2分に1交信)のペースを超えることが出来ました。マルチとなるプリフィックスはJA1・JE1~JS1が埋めることが出来、そのほかもちらほら。7から始まるコールサインがあまり埋まらないのは仕方ないかもしれませんね。7K1にも出会えなかったので、オンリーワンのマルチ供給ステーションになってしまいました。

 ハムランドサマーは9時~11時の開催でした。1時間重なって10時~12時でエスカルゴCWコンテストもありましたが、どちらも中途半端になりそうな気がして、エスカルゴのほうは不参加でした。縦振りを持ってこなかったのですが、ちらっと聞いてみると両方に参加されている方も少なくないようでした。

 コンテストが終わってHFのコンディションが上がらないかなとバンドを徘徊していると見慣れた車が横に止まります。MACさんはこの先の和光市で出ていたそうです。強いわけですね。なんと5時からの横浜コンテストにも参加とのこと。気合が違いますね。メインはエスカルゴだったそうで、早めに交信しておいてよかった感じでした。コンテスト時間が重ならなければ両方とも参加しても良かったかもしれません。

 HFのコンデションも上がってこないので、お昼過ぎに撤収しました。仕事に出かけるまでの間にブログを書こうと思っていましたが、PCの処理速度が遅く書ききれずに時間切れとなってしまいました。そんなわけで後日書き込みです。どうも古いPCでは処理しきれないような画像や動画ファイルがあちこちにあるようで、そろそろ買い替えの時期なのかもしれないと思います。HDの中もだいぶ埋まっていて、適当に思いデータは外付けに移してはいるものの、追いつかない感じになってきました。使わないソフトも消すようにしているのですが、時代の流れのほうが早い感じです。

7/17 記

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2012年7月10日 (火)

戸田市移動

 今日は梅雨の中休みだそうです。お天気は良いですが明日からまた雨の可能性が高くなるとのこと。仕事のスタートが遅いので、少し無線を楽しみたいと、近場に出かけてきました。アンテナを設営してCWで各バンドを回ってみましたが閑散としている感じがします。設営完了が遅かったこともありDXのコンディションは落ちてしまった時間でしょうね。

 PCの不具合もあり、一つ一つ設定を確認・入力などしつつ完全復旧を試みていますが、長い時間に蓄積したソフトやデータは簡単には進みません。とりあえずK3を使ってRTTYとPSK31が送信出来るように確認しました。マクロなどはこれから入力していこうと思います。

 せっかくアンテナを上げたので、すこしはログを進めたい。SSBではのんびりと交信できそうな感じなので21MHzで運用してみました。九州・四国・中国地方がコンディションが良いようです。もっとも向こうから見ればもっと広範囲でオープンしているのかもしれませんね。交信は比較的のんびり進めました。その人ごとにいろいろと話題があったりします。落ち着いた後は18MHzにQSY。こちらは逆に東北・北海道方面ばかり交信できます。コンディションというのは不思議なものですね。

 手作りアンテナを使う方が多かったですね。いろいろとお話をしていて楽しい時間が過ごせました。30分以上お相手いただいた方は4名もいらっしゃいました。CWではよく交信していただいているのにSSBは初めてという方もいて、なかなか楽しいQSOでした。今日もDXの入感時間を待たず撤収となり、集合の遅い仕事をこなしてきます。平日の運用でも交信可能範囲が広いHFハイバンドだと結構楽しめます。戸田市は比較的珍しいよなんて言われると、また出てこようかなぁという気にさせてくれますね。次は24MHz-SSBにでも出てみようかな hi  交信いただいた皆さんありがとうございました。

Toda

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2012年7月 1日 (日)

さいたま市緑区移動

 今年も半分が過ぎ、7月に入りました。当初の予定では週末は仕事の予定でしたが、前日に変更があり、お休みになってしまいました。せっかくの日曜日運用しないわけにはいきません。天気予報は雨になると出ていましたが、雨ぐらいで運用しないのももったいない。とりあえず出かけることにしました。しばらく行っていなかったさいたま市緑区に決めました。

Midoriku  6mのコンディションが良くなる気もするのでデルタループとHFダイポールを上げました。PCはまだ本調子になっておらず、立ち上げにてこずりました。何度か再起動してとりあえず問題なく立ち上がったところで場所の緯度経度をグリッドロケーターに変換して運用を開始。ハイバンドはオープンしていないようです。先週のようにはいかないようです。最初の運用は10MHzで呼びまわり。CQを出してもあまり呼ばれず、7MHzに降りて呼びまわりをしますが、なかなかコールサインがわからないCQ局が多く、結局自分でCQを出すことになりました。お昼前後でコンディションがいまいちという感じではありましたが、QRP/5WのCQでもまあまあ呼んでいただき楽しめました。発交信の局も数局いらっしゃいました。10MHzに移ってCQを出すと8エリアからコール21MHz-UPのリクエストをいただきQSYしてみましたが、どうしても届かず。相手の信号も断片的に聞こえるぐらいでこちらが50WにQROして呼んでみても届いていないようです。あきらめて10MHzに戻りました。高寸することが出来ず残念でした。

 10MHzでのCQもあまり呼ばれませんが、HLからコールがありました。国内はスキップ気味のようです。呼びまわりを始めると、/JD1のCQが聞こえます。なんとIWO-JIMAと打っています。IOTAマラソンではNEWになります。ラッキーという感じです。硫黄島は以前1局だけ交信出来ていますが、この局で2局目となりました。

 ハイバンドは閑散としていますがコンディションは開けることもあります。あちこち巡回を続けます。14MHzでアメリカンサモアのKH8PPGが弱い信号で聞こえていました。QRPにこだわらず50Wで交信。その後来た大東島移動局を4バンドで交信することが出来、IOTAマラソンにポイントを上乗せ出来ました。

 この日のトピックスは24MHzと28MHzで交信出来た水俣市移動局です。QRP-CW縛りでチャレンジしているWACAまで残り6つでしたが、その残りの内の一つをGETすることが出来ました。ここまで来るとなかなか進みません。一つ進むのも1年に一つあるかないか。1交信が大きな一歩となります。いつになったらWACAは完成するのでしょう?早くて5年後になるのかな? hi WAGAのほうは残り一つで王手がかかってからずいぶんたっています。

 雨はポツリポツリと感じたときもありましたが、続くような感じになってきて発電機を止めました。バッテリー運用に切り替え運用を継続しましたが7MHzでKH8PPGがパイルになっているときにちょうど雨がやんだので発電機を再始動し50Wでパイルに参加しましたが、QRXと打って引っ込んでしまったところで、また雨が降り出し、撤収を決めました。2バンド目が取れなかったことは残念でしたが、まあ次のチャンスを待ちましょう。

 本日の成果は72交信。国内のバンドNEWもいくつか取れました。交信いただいた皆さんありがとうございました。

 良いことばかりではなく、ちょっとしたトラブルもありました。撤収後に車のバッテリーがあがっていました。無線に使っていたわけではないのですが、ドアを開けっ放しにしていてフットランプがバッテリーの消耗を進めていたのでしょう。出発するときにエンジンのかかり具合が気になったのですが、まあ持つだろうという気持ちはありました。まさかセルスターターが回らないとは思いませんでした。発電機を下ろし、再始動してバッテリーチャ―ジャーを車のバッテリーに接続してしばらく待ちます。無事エンジンをスタートさせることが出来て帰宅することが出来ました。発電機とチャージャーを載せていたので不安感はありませんでしたが、発電機を購入して1ヶ月半。こんな役に立ち方をするとは思ってもみませんでした。1か月前に点検に出したときはバッテリーがそろそろ交換時期だと言われましたが、次回の点検でも大丈夫と言われましたがこんなに早くバッテリー上がりが来るとは思わなかった。整備は大切ですね。このところ長い間使っていた電気製品などが次々と不具合を起こしています。冷蔵庫が壊れたり洗濯機が壊れたり・・・なんだか集中的にきているような気がします。テレビもPCも買い替えを検討する時期が来ているので、なにかとお金がかかりそうな気配です。

 

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2012年5月27日 (日)

WPX-CW

 WPX-CW、土曜日は仕事で参加出来ず。日曜のみの参加となりましたが、帰宅時間が遅かったこともあり、出発が遅めになってしまいました。とりあえず戸田市/和光市に行ってみましたが天気の良い日曜ということもあって駐車スペースも少ない感じでアンテナを立てる場所も埋まっていました。さいたま市西区まで足を延ばして運用場所を確保アンテナを設営しました。

Nishiku  トップにロータリーダイポール、下にはギボシ接続ダイポールをクロスで2本上げ、電波の到達方向に合わせて切り替えるスタイルです。ギボシの接続は変更する際にどちらも同じアンテナにするところがポイントです。4方向にステーを張っているような感じで強度も増します。発電機のガソリンを満タンにして運用開始したのは10時半近くになってしまいました。

 28MHzで聞こえている局を呼びまわります。KazuさんのCQも聞こえ、まずはマルチ狙いで交信です。

 早いうちに21MHzに移って様子を見ますが、いまいち信号が強くならない。交信する際にふとリグを見るとSWRが高い。おかしいなぁと思って思い返してみると。ロータリーダイポールの長さを21MHzにセットするのを忘れてUPしていました。こんなタイミングでアンテナを下ろして設定し直さなければなりません。なんだか気落ちしてしまいますが、それでもやらなければいけません。設営し直した後はいつものように低SWRとなりバンドもにぎやかに聞こえるようになりました。気を取り直してスタートです。

 QRPでの参加ですからほとんどが呼びまわりになります。午後は早めからEUも聞こえてきますが、特に目新しいところも無く、28MHz-21MHz-14MHzでログを伸ばしていきました。ダイヤモンドDXCCでのNEWは少し捕まえられたような気もします。比較的「珍」なところは必要以上にパイルアップが大きくなります。HK1NAはパイルアップを抜けず。2回ギブアップして3回目にダイヤルを合わせたときにやっと交信することが出来ました。珍局しか交信しない局がどんどんピックアップされてくるとコンテスト参加に迷いを感じてきます。シリアルナンバーの001とか002を聞くのがその局に執着するのを迷わせてくれます。こういう曲が国内向けにも交信してくれればJA参加者もマルチが伸びて世界の結果に近づいてくれるのではないかと思います。でも、こういう局にとっては国内交信は何の意味もないのでしょうね。

 PJ4Yは呼ぶ側がエンドレスコールになってしまったようで(私も反応を聞きながら呼んでいましたが・・・)、信号が消えてしまいました。自分としてはオールバンドNEWになるところでもあり交信したい気持ちが大きかった。VFO-Bに周波数を設定して、比較的近くの局を呼びまわりながらP3でPJ4の周波数を監視します。その周波数に信号が見えたときにすかさずQSYして信号を確認しコール。再開後すぐのパイルアップの少ない時に見事ピックアップされました。やったーという瞬間でした。その後KP2Mもパイルアップの落ち着いてきたときに交信できましたが、こちらもバンドNEWでうれしい交信でした。

 発電機の満タン継続使用時間を確認したいと思いましたが、9時間を過ぎてまだ連続使用出来ています。日が落ちると給油口が見えにくくなり、給油時に溢れさせてしまう可能性もあるので、とりあえず給油することにしました。エコモードでの連続使用は12時間と書かれていたと思いますが実際の使用時間はそれより下回るか?という確認をしたいと思っていましたが、もう少し早く運用を開始した時に再度確認してみたいと思います。

 給油を済ませてからは車内にライトもつけて運用しますが、ライトに誘われてケーブル引きこみの隙間から虫が入ってくるので、どうも落ち着いて運用しにくくなります。22時半に運用を終了することにしました。スタートから約12時間のコンテスト参加となりました。結果は241交信、665ポイントx186マルチで123690ポイントとなりました。フル参加するとどれくらい伸びるだろう? やってみたい気もしますが週末は仕事が重なることが多く、なかなか体調を整えて48時間のコンテストに参加することは難しい感じがします。まあ、日曜に参加出来ただけでも良かったのかもしれません。

5/28 記

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2012年5月 1日 (火)

戸田市移動

Toda  暦のうえでは平日ですが、大型連休でお休みの人も多い感じです。午前中に雑用を済ませ、注文したものを取りに行くついでに移動しました。(実際は移動のついでに荷物を取りに行ったような感じです hi)

 本当はさいたま市見沼区あたりまで行くつもりでしたがちょっと出発が遅れたこともあり、近場の戸田市にしてしまいました。お昼すぎに到着しアンテナの設営を行います。最上部に6mデルタループ、下にギボシのダイポールアンテナにしました。写真では青空も見えますが、設営時には通り雨もあり、ちょっと濡れてしまいました。

 A1クラブQSOパーティも始まり、企画・集計を担当するものとしては出ないわけにはいきません。10MHzでは、「CQ A1 PTY」に応答していただいた局もあり、反応を見て情報送信なども含めて交信しました。なるべく599-BKで終わらないようにしたつもりではありますが、その辺は相手によります。QRUかなと思える相手には早めに終わり、付き合っていただけそうな方にはパラパラと情報を送信したりしました。

 大型連休ということもあり、遠出して移動サービスをしている局も少なくありません。一段落すると追っかけ交信も重ねていました。町村ではまだまだWKD出来ていないところも多々ありますが、残一桁となる市や郡はなかなか新しいところか聞こえてきませんね。でも今日は違いました。ログを打ちこんで気合が入りました。残り7つとなった市の一つ伊佐市と出ました。呼んだのは言うまでもありません。無事交信出来て、オールバンド/CW/QRPの残が6つになりました。NEWをGETできたのは2年ぶりぐらいかもしれません。残り6つはどこで出会えるか?いいまから楽しみではあります。ちなみに郡ではあとひとつを野きしています。

 夕方が近づいてきてハイバンドも良い感じです。未CFMのHC2が21MHzで聞こえました。まだ回数出来ていないのですが今日の相手は2バンドでCFM出来ています。エクアドルのバンドnewをGETすることが出来ました。

 ループを上げているので、何度か50.110を聞きに行きました。そんな中でV63の信号が強力に入感。信号が落ちないことを祈りながらコールを開始。なんとか取ってもらえました。6mのBANDニューは貴重です。

Loop  ループアンテナ、がbbなってくれました。5WのQRP信号をミクロネシアまで届けてくれたのですから、作った甲斐がありました。ちなみにこのアンテナで9M0Lスプラトリーも交信できました。(多田氏スプラトリーは50W出してしまいました)

V63 交信出来たことに感動して写真を撮ってみました。でもタイミングがよくありませんでした。ピークではV63の信号がS-9まで振れているときもありました。 交信が終わってほっと一息のときでしたが、ほどなくパイルアップの大きさが急激に変化しました。クラスターにUPされたようです。まだ、他にも呼んでいる人がいましたが、チャンスを奪い取るようなパイルアップです。なんとか間に合ってよかったですが、余計なお世話をする人がいるなぁと思いました。

 DX・国内ともあちこちのバンドで信号が聞こえ、CQを出しても呼ばれませんが、呼びまわりだとログが進みます。IOTAマラソンにカウントできる交信も多く、楽しめました。石垣は3バンド目の交信です。そして、礼文島は未交信の18MHzを埋められました。20時ごろまで運用を楽しみ撤収に入りました。天気予報は18時ごろから雨の予報でしたが何とか持ちこたえてくれました。

5/2 記

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